レイジーなガキ

小説、コミカルミステリー?下品なので要注意。カミサン伝説研究中。真面目に読んでも考えてもまして怒ってはいけません。

カミサン伝説?「謎の像328」

2016-03-11 01:50:52 | 小説

カミサン伝説?「謎の像328」


 そして、あおむが妻もとえに電話してから数十分後、
もとえより先にマジメが戻って来たのであった。
 「おー、かなり早かっただすなあ」
 あおむが自分が予想していた以上に
マジメの戻りが早かったので思ったことを口にすると、
 「あのお嬢さん、アパートといっても結構、いい所に住んでいたんですよ。 
 多分、地下鉄ならもっと早かったと思いますよ。
 それから、何か話しかけられたらどうしようか正直不安だったんですが、
あおむ先生が話さないように注意されていたせいか、
まったく口を開かなかったんで安心しました。
 で、かおむさんも、あの先生方に変わりはないんですよね」
と、
 マジメが例の赤河という女子大生のことを話した後、
あおむと直哉の態度を見て、そう話すと、
 「かおむはこのとおりだすよ。
 あっちの先生たちの方は、
今さっき直哉に確認させて変わりがないことも確認済みだすよ。
 それから、もとえもここに呼んだだすからな。
 ノートパソコンとルーターも持ってくるだすよ」
と、
 あおむが
胸ポケットの中で相変わらず意識が戻っていない、かおむを指差しながら
笑顔で話すと、
 「さすが、あおむ先生ですね。
 で、私、帰りの車の中で思いついたことがあるんですが」
と、
 マジメが話し始めたところで、会議室の扉をノックする音がしたのだった。

(続く)



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