レイジーなガキ

小説、コミカルミステリー?下品なので要注意。カミサン伝説研究中。真面目に読んでも考えてもまして怒ってはいけません。

続エスカレーター改「レッドホットチキンでケチガキを葬れ?」

2012-07-12 00:10:30 | 小説

続エスカレーター改「レッドホットチキンでケチガキを葬れ?」

 
 遅いな! チョビ髭店長!
 「遅いわね!
 本当、この店どうなってんのかしら」
 「おばさーん、
 意地悪女やトロいワンコを、
 雇うぐらいだから、しょうがないよ」
 ケチガキ! 生意気に!
 タベちゃんはゴスロリの女神だ!
 「お待たせいたしました。
 ふーーーーーーん。
 夏のニオイがしますよ!
 はい!
 飲み物だけでは失礼かと思いまして、
 今大人気のレッドホットチキンを揚げたてで、
 いかがですか?
 暑いときにホットがいいんですよ!
 それにボーノですよ」
 さすが、タベちゃん!
 極辛でケチガキを葬る作戦に来たか!
 トロさが欠点かと思ったら、
 意外にずる賢いじゃないか!
 俺、
 辛いの好きだが、
 チョイ高だから、
 見送ってたけど、
 これ一度、
 食ってみたかったんだよなあ。
 だが、ボーノって、
 どういう意味だ?
 「ワンコ!
 ゴスロリ、ふりふり姿で、
 もっとおいしそうな、
 顔芸でおもてなし、
 しなさい!
 おぼっちゃま、
 奥様、
 そちらさん、
 大評判の新レッドホットチキン!
 私自身が、
 おぼっちゃまでも大丈夫なように、
 白胡椒をうまく使って、
 適度な辛さで、
 揚げましたので、
 間違いはないと思いますので、
 お好きな部位を、
 お好きなだけご賞味ください」
 チョビ髭!
 適度辛さでレッドホットかよ!
 極辛で、
 ケチガキをヒーヒー言わせないと!
 それに、
 俺だけ、そちらさんだとはな?
 まあ、
 12ピースも、
 持ってきたから許すか。
 「あらっ? 真っ赤な鳥の唐揚げ?
 ひとついただこうかしら」
 ババア、入れ歯みたいだけど、
 大丈夫か? 
 「もし、足りなければ、
 いくらでもお揚げいたしますので」
 12ピースもあるんだから、
 そんなに食えるはずないだろ!
 「僕、今度はサイにしようかな?」
 ケチガキ!
 いきなりデカいので、きたな!
 俺はやっぱりドラム?
 いや、
 最初は小さいウイングにしてやるか!
 「ふーーーーーん、
 なんか、
 ケンタ通のニオイがします。
 この顔どうですか?
 お客さま!」
 タベちゃん、ブスカワ、フリフリ?
 可愛い!
 「さすが! サイからとは、 
 おぼっちゃまはお目が高い!」
 チョビ髭! 何おだててるんだよ。
 あっ、ババアも真似したな。
 「そちらの奥様もさすがですねえ」
 「それに、
 そちらさんもそれなりですねえ」
 何が、ババアにさすがで、
 俺はそれなり!
 人によって態度の違うチョビ髭だな!
 「うん。
 さっきのより、
 香ばしくうまく揚がってんね。
 辛さも適度だね。
 僕、激辛でも大丈夫だけどさ」
 ケチガキめ。
 チョビ髭が辛さおとすから、
 こうなるんだ。
 でも、
 俺も。
 いくか。
 どれどれ。
 おー。 やや辛だがいける!
 チョビ髭、
 生やしてるだけのことはあるな!
 「あら、結構おいしいじゃない」
 「ありがとうございまーす。
 さあ、揚げたてのうちに、
 アツアツでどうぞどうぞ!」
 ここだ! 
 ケチガキが上機嫌なうちに、
 サツコ様を守らないとな。
 「これだけしてもらうと、
 もうすべて水に流してもいいかもなあ」
 どうだ!
 「にいちゃーん、
 水はトイレの後で流すんだよ。
 相変わらず頭が悪いねえ」
 違う意味だ!
 頭が悪いのは、ケチガキだろ!
 それとも、わざとか! 食事中に!
 「ふーーーーーーん。
 なんか、
 おトイレのニオイはしませんよ。
 テヘッ!
 プー、どうですかあ」
 タベちゃん、その顔芸と言葉。
 はずしたなあ。
 よし! 俺ががんばるか!


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