レイジーなガキ

小説、コミカルミステリー?下品なので要注意。カミサン伝説研究中。真面目に読んでも考えてもまして怒ってはいけません。

続エスカレーター改「サツコたちを救え!再度、破産でチャラ作戦開始!オツムを使わせろ!」

2012-09-25 00:13:36 | 小説

続エスカレーター改「サツコたちを救え!再度、破産でチャラ作戦開始!オツムを使わせろ!」


 「とにかく、早く行こう!」
 そうだ!
 ガキどもが書かせたのは、
 示談書じゃなくて、
 借用書だったのだ!
 なら、
 破産でチャラ作戦いけるかも!
 「そうだすな」
 「うん、行こうか」
 よし! 後は誰にオツムを使わせて、
 ガキどもとうまく値切り交渉させるかだな。
 

 「お早いですねえ」
 チョビ髭店長!
 ずうずうしく!
 持ち逃げしてなかったんだな。
 「どうぞ! 店ではアレなので、
 また、事務室へ。
 さあ、こちらです」
 タベちゃん以外、泣いてる店員ばかりで、
客いなくてガラガラじゃないか。
 「私の示談金はこれでどうにか!」
 チョビ髭店長!
 紙袋を前に土下座かよ!
 「昨日はどうしたんだすかな?
 だいぶ待たされただすからな」
 「タマちゃんの言うとおりだよ。
 その袋じゃ、500万もないねえ」
 ガキども!
 相変わらず強欲だな!
 「はい。
 こいつのカードの分と
 私の両親から借りた金含めて、
 全部で300万だけです。
 実は昨日カードを使って買い物しようとしたら、
 何故か、
 直人の歳とだいぶ離れてましたので怪しまれてしまいまして、
 それで、
 こいつの電話に何度も電話したんですが、
 電源が入ってなくて、
 手間取ってしまいました。
 申し訳ありません。
 直人おまえも謝れ!」
 「す、すいません。
 店では携帯電話の電源を切ってるものですから」
 チョビ髭もアホだな!
 他の店員に電話すればいいのに!
 この男もこういう状況なんだから、
 携帯の電源くらいいれとけよ!
 どっちもマヌケだな。
 「店長さんは300万だけだすか?」
 充分だって!
 「タマちゃーん、数えてみてよ!」
 「わかっただす。
 ネコババはもう許さないだすからな」
 そこまでアホじゃないだろう。
 チョビ髭店長も。
 それにしても数えるのハヤー!
 「ふーーーーーん、
 なんとなく、
 ペテン師ではないニオイがします」
 店長はペテン師じゃないだろ?
 ペテン師は、
 ガキどもだ!
 タベちゃん...
 それにしても、楽しそうだな。
 「たしかに300万だすな。
 キリがいいので、
 100万づつ分けるだすかな」
 「そうだね」
 一応貰うか?
 それにしても数えるのハヤー!
 「ここに100万づつあるだすよ」
 「ありがとう! タマちゃん!
 はい、これ、にいちゃんの分だよ」
 礼を言うなら、チョビ髭にだろ!
 まあ、そんなことはどうでもいい。
 さて、これからだ!
 破産でチャラ作戦開始だ!
 サツコ様の道連れ保証人のうち、
 誰にオツムを使わせるか?
 うーーーーん?



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