レイジーなガキ

小説、コミカルミステリー?下品なので要注意。カミサン伝説研究中。真面目に読んでも考えてもまして怒ってはいけません。

サクラナ外伝フォー「中立反対」

2016-06-02 05:26:45 | 小説

サクラナ外伝フォー「中立反対」


 が、ウメナは
サクラナがいたときにはあおむが言ったように中立だということについては
頷いたにもかかわらず、
 すぐに首を横に振ってから、
 「鉄板」
とだけ言った。
 「本音は中立じゃないんだすか?
 だば、鉄板とはどういうことだすかなあ?」
 あおむはいつもと違いウメナのその言葉と表情を見ても
彼女が何を考えているのかわからないかのように
真顔で言って今度はウメナの目を見ると、
 ウメナはあおむの部屋にかかっているカレンダーのそばまで早足で歩いていくと、
その日から3日分に該当する部分だけ
を右手の人差し指で叩くようにして示してから、
少し飛ばして、あおむたちが寿司屋の大将たちと約束している日の部分
を同じように右手の人差し指で叩いたのだった。
 「おー、そういうことだすか!
 うーん...」
 あおむはウメナの今の仕草でようやく彼女の意図を理解したのか、
ぼそっと呟いてから両腕を組んだのだった。

(続く)



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