レイジーなガキ

小説、コミカルミステリー?下品なので要注意。カミサン伝説研究中。真面目に読んでも考えてもまして怒ってはいけません。

「そして3人しかいなくなった?」519

2014-05-24 19:40:32 | 小説

「そして3人しかいなくなった?」519


 「もしかすると...
 俺、ちょっと気づいたことがあるんで聴いてきます。
 多分、ケンシロウくんが逃げても、
さっきの感じだと俺の方が足早いんで追いつけますから」
と言ったとたん、
 信長は他のメンバーの同意を得ることなく、
 ケンシロウがいる方向に走っていった。
 信長の予想どおり、
 ケンシロウはまた逃げたが、
 足の速い信長にあっさりとつかまって、
信長に何か言われると、
逃げるのをやめて彼と何か話し始めたのだった。


 「どういうことかしら?」
 マルナが首を傾げながら言うと、
 「ケンシロウくんが来て、
目眩を感じたのはどうやらリカさんと虎之助くんだけですよね。
 それに、気づいたケンシロウくんが何故か逃げたんですよね。
 もしかすると、
 人が消えることと関係あるのかもしれませんねえ」
と、
 タケは何かに気づいたのかそんな曖昧な言い方をすると、
 「飛ばされる人間と残される人間。
 で、彼は飛ばされた人間...
 そう言えば私はどうだったのかしら?」
と、
 リカが言い出すと、
 「なんとなく、わかりかけましたが、それも変ですよねえ」
と、
 虎之助も何かに気づいたのかそれだけ言ったが、
 マルナは
もちろん、他のエミ、ジョン、マイケル、秀吉、タケル、ジョリーは首を傾げたままだった。


(続く)

 

 



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