レイジーなガキ

小説、コミカルミステリー?下品なので要注意。カミサン伝説研究中。真面目に読んでも考えてもまして怒ってはいけません。

カミサン伝説17三部作改「復活の像編6」

2014-05-24 01:34:53 | 小説

カミサン伝説17三部作改「復活の像編6」



 ノンタは家のトイレの中から風呂場、
タンスの中まで探すが結局タケノは見つからなかった。
 「消えたのか、
 いや、この家のどこかにいるはずだ。探すんだ」
 ノンタはまた家の中を探し回った。


 一方、
 老人の家の扉を叩く音がした。
 「どなたじゃ」
 「こんばんわ、助けてください」
 「うん、もしや」
 老人が扉を開けると、タケノがいた。
 「あんた、もしやノンタの奥さんか?
 何故、ここがわかった。
 ノンタが凄く心配してるぞ」
 「とにかく、中に入れてください」
 「あんた、裸足ではないか。
 血だらけじゃが、とにかく入れ」
 「ありがとうございます。
 足の痛みなんて頭の痛みに比べれば
どうってことありません」
 老人はタケノを玄関に座らせると、
足を拭き、
 「ちょっとしみるぞ」
と言って
 消毒液をかけ足の裏を消毒した後
自分の靴下を2枚づつ履かせた。
 「何か事情があるのだな。
 さあ、奥へ」


 タケノは座布団の上に腰掛けると、
 老人が出してくれたお茶を飲んだ。
 「ふー、おいしいです」
 「で、どうしたのじゃ」
 「それが……」

(続く) 




最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。