レイジーなガキ

小説、コミカルミステリー?下品なので要注意。カミサン伝説研究中。真面目に読んでも考えてもまして怒ってはいけません。

カミサン伝説「あほーあほーあほー編9」

2009-03-19 18:30:00 | 小説
カミサン伝説「あほーあほーあほー編9」

 「まあ、最後まで聞いてください。えーと」
 「病院に行くのを
あほーな少年が拒んだところからじゃろう。」
 「そうでした。
その少年は変なおじさんに声をかけられたところから
すべてを保健室の女に正直に話しました。
すると、女は大笑すると
もしかして変なオヤジってこういう顔じゃないと
似顔絵を描きました。
すると、少年はその似顔絵が
変なオヤジにあまりにもそっくりなのでびっくりしました。
ああ、やっぱり、あのオヤジかと女は笑うと、
私がやっつけてあげるから大丈夫よ、
これから行きましょう、
それから、病院代もお小遣いも
ふんだくってあげからねと
少年の手を引っ張って、
オンシラーズ高校に行ったのでした。
少年はあほーなので、
ふんだくってあげるの意味がよくわかりませんでしたが、
その女が自信ありげだったので
ついて行くことにしました。」
 「やっと、オンシラーズがでてきたかあ」
 「続けます。
その女は、オンシラーズ高校に行くと、
校長いる、
と受付のおじいさんに偉そうに言いました。
受付のおじいさんはその女の顔を見ると、
驚いて二人を校長室の隣の応接室に連れて行きました。
 応接室に慌てて入ってきた校長は、
その女の顔を見ると深く頭を下げると共に、
隣にいる少年の顔を見てびっくりして
また、深く頭を下げました。
そして、ちょっとお待ちくださいと言うと
誰に向かっているのかよくわかりませんでしたが、
お茶とジュースを早くお出しなさいと
大声を出すと応接室を慌ててでていきました。
 そのときです。
少年には、
あほー、あほー、あほー、
カミサン、カミサン、カミサンという
集団で叫んでいる声が聞こえて来たのです。
 ジュースなんてこの状態じゃ飲めないわよねと
その女は少年に話しかけましたが、
少年にはその声が不気味で恐ろしく感じられ、
ただ、頷くのが精一杯でした。
 しかし、その集団的な変なかけ声は
すぐ止まりました。
 そして、
校長が似顔絵にそっくりな
変な顔のオヤジを連れてきたのです。」
(続く)



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