レイジーなガキ

小説、コミカルミステリー?下品なので要注意。カミサン伝説研究中。真面目に読んでも考えてもまして怒ってはいけません。

新第?弾もとこもとめ伝説「呑気なあおむとイライラもとえ」

2011-01-27 22:51:48 | 小説

新第?弾もとこもとめ伝説「呑気なあおむとイライラもとえ」

「このビールうまいだすなあ」
「ビールだって、
大事な食料のうちなんだから、
1日1本よ」
「子供は飲めないだすから、
1日2本までいいじゃないだすか」
「ダメ!
いざとなったらガキにも飲ませるから」
「教師がそんなことしていいだすか」
「うるせえ」
と、
もとめがキレたので、
あおむは黙り込んだ。
「本当、正反対だよな。
あの二人。
足して2で割ればいいのに」
と、
ソウセキが言うと、
「へへへ」
と、
龍之介が不気味な笑い声をあげる。
「何か変な想像してるだろう」
「わかる。
すごくおもしろい顔になるよ。
へへへ」
「あー、
ここにもノー天気がいる。
直哉がいればなあ。
脅かさなければよかったなあ、
それに食料にするなら、
龍之介が一番うまそうだよな」
と、
ソウセキ一人が不気味なこと
を平気でぶつぶつ言う。
「あんたたち、ぼけっとしてないで、
どうやったら脱出できるか、
ない知恵を絞って考えなさい」
と、
イライラしたもとえが怒鳴り気味に言う。
「あー、怖」
と、
龍之介は口ではそう言うが、
全然、怖れているようには見えない。
ソウセキは考えた。


この中で、
一番頭がいいのはあおむだ。
どうにか、
その気にさえさせれば、
名案を思いつくのではないか、
と。


その時、
ソウセキの頭に一つの妙案が浮かんだのだった。
(続く)



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