レイジーなガキ

小説、コミカルミステリー?下品なので要注意。カミサン伝説研究中。真面目に読んでも考えてもまして怒ってはいけません。

カミサン伝説17「復活の像編6」

2009-04-22 22:06:11 | 小説
カミサン伝説17「復活の像編6」

 ノンタは家のトイレの中から、
風呂場、タンスの中まで探すが
結局タケノは見つからなかった。
 「消えたのか、いや、この家のどこかにいる探すんだ」

 一方、老人の家の扉を叩く音がした。
 「どなたじゃ」
 「こんばんわ、助けてください」
 「うん、もしや」
 老人が扉を開けると、タケノがいた。
 「おぬし、生き返ったのか?ノンタが心配してるぞ」
 「とにかく、中に入れてください」
 「さあ、おぬし裸足ではないじゃないか。
血だらけで、とにかく入れ」
 「ありがとうございます。足の痛みな
 んて頭の痛みに比べればどうってこと
 ありません」
 老人はタケノ玄関に座らせると足を拭き、
 「ちょっとしみるぞ」と言って
 消毒液をかけると、自分の靴下を2枚づつ履かせた。
 「何か事情があるのだな、さあ、奥へ」

 タケノは座布団の上に腰掛けると、
老人が出してくれたお茶を飲んだ。
 「ふー、おいしいです」
 「で、どうしたのじゃ」
 「それが...」
(続く) 


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