レイジーなガキ

小説、コミカルミステリー?下品なので要注意。カミサン伝説研究中。真面目に読んでも考えてもまして怒ってはいけません。

新本編「キモ男3人衆、イケメン屋敷の謎」「青虫偶然の活躍?」

2014-04-09 00:29:14 | 小説

新本編「キモ男3人衆、イケメン屋敷の謎」「青虫偶然の活躍?」



 一方、
 青虫は、
 「DANNBO-RUBAKOPASUTA」
と、
  紙にアルファベットで汚い字で書く。
 逆さからローマ字を読んで、
 「アツサポカプロブ....?
 違うだすなあ」
 「DANBOURUBAKOPASUTA」
 「アツサポカプロブ....?
 これも違うだすよ」
などと、
 いろいろやったあげく
 「そうだす」
と言って、
 ダンボール箱の中のパスタの袋の数を数える。
 「22? うーん」
 青虫は腹を掻きながら隠し扉を見る。
 「こんなとこに窪みとプレートが?」
と呟くと、
 隠し扉を閉めてプレートに22を押す。
 「あれ、
 おかしいだすな?
 そうだす!」
と呟くと、
 プレートに22を押した後、
 ♯を押す。
 カチッというような音がした瞬間、
 「やっただすー」
と大きな声を出してから見つけた窪みに右手を入れて
そこでさらに見つけた取っ手らしきものををつかみ思い切り引いたのだった。
 なんと、その瞬間、隠し扉が開いたのだった。
 「おー、やったじゃないか?」
 オチタが喜ぶ。
 「あおむがやりましたよ」
と、
 タヨウがヒトミたちを呼びに行く。
 「あおむが、
 隠し扉の暗証番号を解いたんです」
と、
 オチタがヒトミたちに説明する。
 「でも、
 先に木太郎が解いたんでしょう」
と、
 ヒトミが言うと、
 「ですから、
 あおむは木太郎と同等ということですよ。
 あおむならヒラメさんを助けられるかもしれませんよ」
と、
 タヨウが言うと、
 「そうですね。
 木太郎さんにできたんですから、
 きっと、あおむさんにもできますよ」と、
 チウメも言う。
 「わかっただすよ」
と、
 青虫は、
 鼻をひくひくさせてそう言うと、
 木太郎が隠し扉を開けた時の状況をみんなから聞いた。
 「なるほど、そういうことだすな。
 暗証番号以外に仕掛けがあって、
 鍵束をおばさんから奪ってまた戻ってきたということは、
 その仕掛けを、
 ここ、
 屋敷の中で解いたということだすな」と、
 青虫は腹を掻きながら考え込もうとすると、
 「おばさん?
 あーた、
 調子にのるんじゃないわよ。」

 ヒトミが怒鳴ると、
 青虫は、
 「すまんだすよ。
 お名前を知らなかったもんですから」
と小声で弁解する。
 「このお方は、
 御夏ヒトミさんとおっしゃて、
 ヒラメさんとカレイさんのお母様だ。
 これからはお母様とお呼びなさい」
と、
 タヨウが間に入って青虫に言う。
 「おかあさんだすか?」
と、
 青虫が言うと、
 「バカ、お母様だよ」
と、
 オチタが青虫の頭をたたく。
 「まあ、いいわ。
 それより、早くヒラメを助けなさい」
 ヒトミがそう言うと、
 青虫は屋敷の中を見回し始めた。

(続く)




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