第三弾「真カミサン伝説?ニタロウ編の解釈」
「まずさあ、結局カミサンってだれなのさあ」と
ふうたが訊く。
「少女だろう」
「そうだよ、それしかない」
「サンタだろう」
「サンタが少女だったんだよ」
「どっちもおかしいわね」
「だって、少女が英語を話したことで
町では評判だったんでしょう。そうし
たら、親にも知れるわよ」
「うーん、そうか」
「だから、少女なんだよ。母親はカミ
サンにその記憶を消されただけなんだ
よ」
「老人じゃないか」
「でも、老人は否定したんじゃなかっ
たけ?」
「カミサンですかと訊かれて正直に答
えるかよ」
「そうだ、ケンタ話せよ」と
たまおが言うと、
「先生、まず、話してください」と
もとめの方を見た。
(続く)
「まずさあ、結局カミサンってだれなのさあ」と
ふうたが訊く。
「少女だろう」
「そうだよ、それしかない」
「サンタだろう」
「サンタが少女だったんだよ」
「どっちもおかしいわね」
「だって、少女が英語を話したことで
町では評判だったんでしょう。そうし
たら、親にも知れるわよ」
「うーん、そうか」
「だから、少女なんだよ。母親はカミ
サンにその記憶を消されただけなんだ
よ」
「老人じゃないか」
「でも、老人は否定したんじゃなかっ
たけ?」
「カミサンですかと訊かれて正直に答
えるかよ」
「そうだ、ケンタ話せよ」と
たまおが言うと、
「先生、まず、話してください」と
もとめの方を見た。
(続く)