レイジーなガキ

小説、コミカルミステリー?下品なので要注意。カミサン伝説研究中。真面目に読んでも考えてもまして怒ってはいけません。

新カミサン伝説?ホラの像編改41

2011-01-17 17:51:51 | 小説
新カミサン伝説?ホラの像編改41

「教授が直々に祈られたら、
どうですか?」
太郎が
どうしうようか考え込んでいる教授に意見を言う。
すると、
フケタも
「お願いします」

その奇妙な顔で頭を下げる。
「うーん。それはなー。
私はこれが成功したら、
カミサン伝説の権威として
さらに有名になってしまうからなあ。
それが、
邪心とカミサンに判断されないか
今考えていたところなんだよ」

自分の考えていることを話した。
「たしかに、
そうですねえ。
なら、
私しかもういませんよね?
このままじゃ、
フケタがかわいそうですから、
フケタを変な顔にしてください、
と祈ってみましょうか?」

さっきまで消極的だった太郎が、
フケタを気の毒に思ったのか、
自ら志願した。
「邪心はないのか?」
ジュンが訊くと、
「かわいそうだと思っただけですから。
それに、
変な顔の反対は、
普通の顔ですから、
別に、
そのくらいなら、
自分は嫉妬しませんし、
くどいですが、
このままじゃ、
フケタがあまりにもかわいそうですから」
と、
太郎が言うと、
「ありがとう!
太郎、そうしてくれるか?」
「そうだな。それがいい」
「ですね」
と、
フケタ、
教授、
ジュンがそれぞれ賛成したので、
太郎は、
早速、
教授から像を受けとると、
「カミサン、カミサン、カミサン、
フケタを変な顔にしてください」

祈ったのだった。
(続く)
にほんブログ村 小説ブログへ
にほんブログ村


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。