真END「この部屋」
「ここはタヨウの部屋だろう」
「そうなんだす。
この中の4人の部屋じゃないんだす」
「でも、ここに永久が来た」
「タヨウは死んでいる。
それに仮に死体がダミーだとしても、
永久が友と言うには歳が離れすぎている」
「何故、先生の部屋に集まるようになったか
覚えてるだすか」
「たしか、殺された人間の部屋だから
盗聴される可能性は少ないということかなあ」と
エイタが言う。
「そうだす。ここで何度か話しあっただす。
それに、あのとき永久さんはダミーを木太郎と呼んだだす」
「ダミー、オタクはここに来たのは何回目だ」
「それは」
ダミーは口ごもる。
「まあ、いいだすよ。いずれわかるだすよ、
永久さんが何故この部屋がわかったかは、
いいだすか。
今生きているのは僕を含めた4人とフォフォフォ、そして真の黒幕」
「フォフォフォ=黒幕かもしれないじゃないか」
「いや、この中に黒幕がいるかもしれないじゃないか」
「そうだすな。結局、5人は生きてるだす。
そして、生きている可能性があるのは、
木太郎さんとアスカちゃんだす。
もし、木太郎さんと永久さんが何らかの形で通じていたら、
この部屋は永久さんにもわかるだすよ」
「木太郎が永久の友か」
「そこまでは言ってないだす。
多分、友はここにいるだす」
「うーん、よくわからないな」
「もう一度、永久さんの遺書をもとに整理するだすよ」
(続く)
「ここはタヨウの部屋だろう」
「そうなんだす。
この中の4人の部屋じゃないんだす」
「でも、ここに永久が来た」
「タヨウは死んでいる。
それに仮に死体がダミーだとしても、
永久が友と言うには歳が離れすぎている」
「何故、先生の部屋に集まるようになったか
覚えてるだすか」
「たしか、殺された人間の部屋だから
盗聴される可能性は少ないということかなあ」と
エイタが言う。
「そうだす。ここで何度か話しあっただす。
それに、あのとき永久さんはダミーを木太郎と呼んだだす」
「ダミー、オタクはここに来たのは何回目だ」
「それは」
ダミーは口ごもる。
「まあ、いいだすよ。いずれわかるだすよ、
永久さんが何故この部屋がわかったかは、
いいだすか。
今生きているのは僕を含めた4人とフォフォフォ、そして真の黒幕」
「フォフォフォ=黒幕かもしれないじゃないか」
「いや、この中に黒幕がいるかもしれないじゃないか」
「そうだすな。結局、5人は生きてるだす。
そして、生きている可能性があるのは、
木太郎さんとアスカちゃんだす。
もし、木太郎さんと永久さんが何らかの形で通じていたら、
この部屋は永久さんにもわかるだすよ」
「木太郎が永久の友か」
「そこまでは言ってないだす。
多分、友はここにいるだす」
「うーん、よくわからないな」
「もう一度、永久さんの遺書をもとに整理するだすよ」
(続く)