レイジーなガキ

小説、コミカルミステリー?下品なので要注意。カミサン伝説研究中。真面目に読んでも考えてもまして怒ってはいけません。

真END「この部屋」

2009-03-29 21:50:40 | 小説
真END「この部屋」

 「ここはタヨウの部屋だろう」
 「そうなんだす。
この中の4人の部屋じゃないんだす」
 「でも、ここに永久が来た」
 「タヨウは死んでいる。
それに仮に死体がダミーだとしても、
永久が友と言うには歳が離れすぎている」
 「何故、先生の部屋に集まるようになったか
覚えてるだすか」
 「たしか、殺された人間の部屋だから
盗聴される可能性は少ないということかなあ」と
エイタが言う。
 「そうだす。ここで何度か話しあっただす。
それに、あのとき永久さんはダミーを木太郎と呼んだだす」
 「ダミー、オタクはここに来たのは何回目だ」
 「それは」
 ダミーは口ごもる。
 「まあ、いいだすよ。いずれわかるだすよ、
永久さんが何故この部屋がわかったかは、
いいだすか。
今生きているのは僕を含めた4人とフォフォフォ、そして真の黒幕」
 「フォフォフォ=黒幕かもしれないじゃないか」
 「いや、この中に黒幕がいるかもしれないじゃないか」
 「そうだすな。結局、5人は生きてるだす。
そして、生きている可能性があるのは、
木太郎さんとアスカちゃんだす。
もし、木太郎さんと永久さんが何らかの形で通じていたら、
この部屋は永久さんにもわかるだすよ」
 「木太郎が永久の友か」 
 「そこまでは言ってないだす。
多分、友はここにいるだす」
 「うーん、よくわからないな」
 「もう一度、永久さんの遺書をもとに整理するだすよ」
(続く)


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