レイジーなガキ

小説、コミカルミステリー?下品なので要注意。カミサン伝説研究中。真面目に読んでも考えてもまして怒ってはいけません。

ループ「トイレ女を捕まえろ」1 約1700字

2011-01-19 12:51:34 | 小説
ループ「トイレ女を捕まえろ」1

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「トイレ女むかつくだすな」
「実在すればなあ」
「それが実在するって」
元キモ男3人衆、
あおむ、
木太郎、
いつきの3人が、
今巷を騒がすトイレ女の話をしている。
「実はさ、
俺のダチの兄貴のオヤジのダチが精神科医でさ」
「それって、
オタクとはほぼ無関係じゃないか」
木太郎が鼻をほじりながら、
あたりまえのことを言う。
「まあ、
細かいこと言うなって!
で、その医者の話では、
今、
トイレ女にやられて
精神がいかれた患者が急増してるんだってさ。
大体25前後の不細工な男に多いらしいんだ」
「ちょうど僕たちみたいだすなあ」
あおむのもっともな意見に、
木太郎は思わず頷いた。
が、
「もっともらしく言うから
頷いてしまったじゃないか、
俺はオタクらとは違うぞ」
と言って、
木太郎があおむの鼻に自分の指を突っ込む。
「汚いだすなあ? その指は」
「どっちも汚ねえよ!
遊んでないで、
話しを最後まで聞け。
それで、
その医者が患者の統計をとって、
トイレ女の出没する場所をほぼ特定したんだ」
「ふーん」
「そうだすかあ?」
「バカにしてるな!
信じてないな!
でも驚くなよ!
絶対だぞ!
いいか!
それが俺たちのすぐ近くなんだ。
そう、山手線の○○駅なんだよ」
「すぐって3つ目じゃないかよ!」
「僕んちからは4つ目だすよ!」
「電車に乗ったらどっちも10分かからねえだろう!」
「家からは、20分以上かかるぞ!」
「僕んとこも同じくらいだすな」
「もう、
ごちゃごちゃ言わずにどうせ暇なんだから、
最後まで聞けよ。
で、
被害者には、
例外もあるけど、
さらに特徴があってな。
その多くが、
背が低くて、
デブで、
気が弱そうで、
田舎モノみたいな奴がほとんどなんだってよ」
いつきがそう言うと、
あおむと木太郎は、
互いに相手を上から下に見て、
「オタクだす」
「こいつだ」
と、
ほぼ同時に言った。
「そう、
二人とも被害者になりうる可能性はあるんだ。
そういう大事なことだけ、これからしゃべれよな。
話しを戻すぞ。
で、
俺だけは背が高いし痩せてるから大丈夫なんだ」
「あのだすな。
何で背の低いデブが狙われるだすか?」
「さあな。
とにかく、チビでデブの方が被害者が多いらしいんだ」
「デブの方が、
アレがいっぱいでるからじゃないだすかな」
「いや、デブは便秘が多いから、
それは違うだろう。
それに背が低いのが狙われる理由はどう説明するんだ?」
「くだらないことを話すなって言っただろうが!
問題はだな!」
と偉そうに言って、
いつきはあおむと木太郎を睨んだ。
(続く)





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