レイジーなガキ

小説、コミカルミステリー?下品なので要注意。カミサン伝説研究中。真面目に読んでも考えてもまして怒ってはいけません。

「そして3人しかいなくなった?」237及び238

2013-05-30 08:05:28 | 小説

「そして3人しかいなくなった?」237及び238



 たけるが玄関の前まで走ってゆき、
 ふと前方を見ると、
 そこには想像もしない光景があり、
 それを見て驚いた、
 たけるは、
 その場で座り込んでしまったのだった。


 そんなことを知らないリカは、
 タケたちにまったく関係ない話しをして、
 たけるはビルの移動時間までに無事戻るのを待っていた。
 たけるが見たのは、
 逆さになって、
 首だけ地面に埋まったような大きな手が1本だけ出ている胴体が一体に、
 その周りに、
 たけるの顔の十倍以上はある大きな顔がついた細長い円柱形が地面にささるようにして、
そびえ立っている化け物のような3体だった。
 そのうちの一体は、たけるの顔そっくりの顔で、
 もう一体は、リカそっくりの顔で、
 もう一体は、人間の顔のようだが、
 頬がややたるんで、目が大きく、鼻や口は普通のやや年寄りじみた顔だった。
 たけるがそれを見て、腰を抜かして、かろうじて、
両手で後ろを支えて、座っていると、
 リカの顔をした首と細長い円柱形状のものが、
 何か言っているようだが、
 扉で声は聞こえなく、
 ピョコン、ピョコンと跳ねるようにして、
 玄関に向かって来たのだった。

(続く)
 
 






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