真END「いつきの告白」
「じゃあ、すべて話すよ。
話せばもう脅迫されないで済む。
それに信じてももらえる。
実は太郎の母ちゃんが殺されたときのアリバイは嘘だ。
木太郎と木太郎の家の家政婦さんと口裏を合わせていたんだ。
しかし、脅迫者は信じていないし、
嘘をついたのが殺した証拠で
世間の人は信用しないと脅かしてきたが、
本当に俺は殺していない。
多分、木太郎も。
でも、脅迫者によればそれだけで犯罪になるというんだ。
だから、俺は脅迫者に従って、
あの日、ホウセイが神社の境内から落ちて死んだと思いこんだ日、
脅迫者に呼び出されて神社に行った。
このことは永久にも話しはしていない。
最初から時間は決まっていたんだ。
その後、別に俺と永久にほぼ同じメールが届いたんだ。
そしたら、永久が現れて神社の階段を降りたら
ホウセイが死んでいたので、
といっても実際は生きていたんだが、
抱きかかえたら、
また、メールが来て脅かされて、
結局、永久と二人で、永久の家の執事の車を使って、
ホウセイを埋めたんだ。」
「2重に脅かされていただすなあ」
「そう、それだけじゃなく、
俺はアユメちゃんに脅迫者の指示に従って、
合宿にメールで誘い金を運んだんだ。」
「いつきさんが実行犯だっただすか。
でも、チウメちゃんはアスカちゃんに頼まれたということだすが?」
「それは俺はまったく関係ない」
「お金はどうしただすか」
「脅迫者から指示された場所に置いてあった。
俺はメールしてアユメちゃんをお金でつり、
ポストの中にお金をいれただけだ」
「じゃあ、アスカちゃんとはまったく別行動だすな」
「そうだよ。
でも、脅迫されたのは、それだけじゃないんだ。
例の地下室に入ったのは脅迫者の命令なんだ。
まだ、合宿へ行く前にメールが来たんだ。
合宿で屋敷へ行ったら、
チャンスを見て屋敷の裏で音をたてる。
もし、一人だけで行動できるのなら、
その方向へ行けと。それだけの指示だ。
そして、そのとおりになって、階段があり、
とりつかれたように地下に行くと豪華な部屋があり、
そこで飲み物を飲んだら、意識がなくなって、
気づいたら、棺部屋に寝かされていた。
そのとき俺は確かに見たんだ。
棺の中で寝ている美少年を。
どこかで見た顔だが思い出せない。
あれは夢じゃない。
それから棺の中の永久も。
間違いなく永久だった。
そして、棺の美少年に何かしていたミカエルも。
また、変な声も聞いたんだ。
「キミハオオキスギル」ってさ、
他にもついてないねとか、
まるで、フォフォフォ野郎のような変な声でさ。
何か、それで混乱しているところへ
エイタたちが助けに来てくれた」
いつきはここで一度話しを終える。
(続く)
「じゃあ、すべて話すよ。
話せばもう脅迫されないで済む。
それに信じてももらえる。
実は太郎の母ちゃんが殺されたときのアリバイは嘘だ。
木太郎と木太郎の家の家政婦さんと口裏を合わせていたんだ。
しかし、脅迫者は信じていないし、
嘘をついたのが殺した証拠で
世間の人は信用しないと脅かしてきたが、
本当に俺は殺していない。
多分、木太郎も。
でも、脅迫者によればそれだけで犯罪になるというんだ。
だから、俺は脅迫者に従って、
あの日、ホウセイが神社の境内から落ちて死んだと思いこんだ日、
脅迫者に呼び出されて神社に行った。
このことは永久にも話しはしていない。
最初から時間は決まっていたんだ。
その後、別に俺と永久にほぼ同じメールが届いたんだ。
そしたら、永久が現れて神社の階段を降りたら
ホウセイが死んでいたので、
といっても実際は生きていたんだが、
抱きかかえたら、
また、メールが来て脅かされて、
結局、永久と二人で、永久の家の執事の車を使って、
ホウセイを埋めたんだ。」
「2重に脅かされていただすなあ」
「そう、それだけじゃなく、
俺はアユメちゃんに脅迫者の指示に従って、
合宿にメールで誘い金を運んだんだ。」
「いつきさんが実行犯だっただすか。
でも、チウメちゃんはアスカちゃんに頼まれたということだすが?」
「それは俺はまったく関係ない」
「お金はどうしただすか」
「脅迫者から指示された場所に置いてあった。
俺はメールしてアユメちゃんをお金でつり、
ポストの中にお金をいれただけだ」
「じゃあ、アスカちゃんとはまったく別行動だすな」
「そうだよ。
でも、脅迫されたのは、それだけじゃないんだ。
例の地下室に入ったのは脅迫者の命令なんだ。
まだ、合宿へ行く前にメールが来たんだ。
合宿で屋敷へ行ったら、
チャンスを見て屋敷の裏で音をたてる。
もし、一人だけで行動できるのなら、
その方向へ行けと。それだけの指示だ。
そして、そのとおりになって、階段があり、
とりつかれたように地下に行くと豪華な部屋があり、
そこで飲み物を飲んだら、意識がなくなって、
気づいたら、棺部屋に寝かされていた。
そのとき俺は確かに見たんだ。
棺の中で寝ている美少年を。
どこかで見た顔だが思い出せない。
あれは夢じゃない。
それから棺の中の永久も。
間違いなく永久だった。
そして、棺の美少年に何かしていたミカエルも。
また、変な声も聞いたんだ。
「キミハオオキスギル」ってさ、
他にもついてないねとか、
まるで、フォフォフォ野郎のような変な声でさ。
何か、それで混乱しているところへ
エイタたちが助けに来てくれた」
いつきはここで一度話しを終える。
(続く)