第?弾「もとめに話しかけるサヤとのんきなあおむ」
いざ一人になると寂しくてしょうがなかったので、
最初は不気味に思えたが、
サヤはもとめの部屋に行き、
生きているか死んでいるかわからない
もとめに話しかけることで少し気を紛らわした。
ほとんど愚痴ばかりだが、
そのうち、もとめが笑ったように
感じたりするようになってきた。
あおむはもとえが授業をしている間に
生徒達が書いた答案を採点するというより
楽しそうに読んでいた。
そして、答案を読むことで
生徒の本当の能力や性格がわかるようになってきて、
嬉しくなっていた。
この日のもとえの授業はかなりハイレベルで、
かつ、すごくわかりやすいものだった。
正直、生徒がもとえの授業を受けるのは初めてだった。
いつも、変な商品を売りつけて
ばかりで授業はしたことなかったのだ。
生徒の中には、
もし、今日から地下室送りになったら、
とても最後の日の試験で
勝てる訳がないと感じ始めているものが何人かいた。
また、もとえの合宿に
何か裏があると思っていた生徒も
今日の授業でそれは思い過ごしかもしれないと、
思うようになっていた。
(続く)
いざ一人になると寂しくてしょうがなかったので、
最初は不気味に思えたが、
サヤはもとめの部屋に行き、
生きているか死んでいるかわからない
もとめに話しかけることで少し気を紛らわした。
ほとんど愚痴ばかりだが、
そのうち、もとめが笑ったように
感じたりするようになってきた。
あおむはもとえが授業をしている間に
生徒達が書いた答案を採点するというより
楽しそうに読んでいた。
そして、答案を読むことで
生徒の本当の能力や性格がわかるようになってきて、
嬉しくなっていた。
この日のもとえの授業はかなりハイレベルで、
かつ、すごくわかりやすいものだった。
正直、生徒がもとえの授業を受けるのは初めてだった。
いつも、変な商品を売りつけて
ばかりで授業はしたことなかったのだ。
生徒の中には、
もし、今日から地下室送りになったら、
とても最後の日の試験で
勝てる訳がないと感じ始めているものが何人かいた。
また、もとえの合宿に
何か裏があると思っていた生徒も
今日の授業でそれは思い過ごしかもしれないと、
思うようになっていた。
(続く)