レイジーなガキ

小説、コミカルミステリー?下品なので要注意。カミサン伝説研究中。真面目に読んでも考えてもまして怒ってはいけません。

第?弾「もとめに話しかけるサヤとのんきなあおむ」

2009-04-12 18:43:01 | 小説
第?弾「もとめに話しかけるサヤとのんきなあおむ」

 いざ一人になると寂しくてしょうがなかったので、
最初は不気味に思えたが、
サヤはもとめの部屋に行き、
生きているか死んでいるかわからない
もとめに話しかけることで少し気を紛らわした。
 ほとんど愚痴ばかりだが、
そのうち、もとめが笑ったように
感じたりするようになってきた。
    
 あおむはもとえが授業をしている間に
生徒達が書いた答案を採点するというより
楽しそうに読んでいた。
そして、答案を読むことで
生徒の本当の能力や性格がわかるようになってきて、
嬉しくなっていた。

 この日のもとえの授業はかなりハイレベルで、
かつ、すごくわかりやすいものだった。
正直、生徒がもとえの授業を受けるのは初めてだった。
いつも、変な商品を売りつけて
ばかりで授業はしたことなかったのだ。
 生徒の中には、
もし、今日から地下室送りになったら、
とても最後の日の試験で
勝てる訳がないと感じ始めているものが何人かいた。
また、もとえの合宿に
何か裏があると思っていた生徒も
今日の授業でそれは思い過ごしかもしれないと、
思うようになっていた。
(続く)



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。