レイジーなガキ

小説、コミカルミステリー?下品なので要注意。カミサン伝説研究中。真面目に読んでも考えてもまして怒ってはいけません。

セリフサービス「セリフとメニュー」

2011-01-17 22:53:03 | 小説
セリフサービス「セリフとメニュー」

  直哉と龍之介は目で合図し合うと、
直哉が、
「わかりました。
でも、封筒は絶対に見せませんよ。
それから、
1文字でも言い間違えたら、
諦めてくださいよ。
それが条件です」
と言うと、
女が男の耳元で何か囁いた。
「1文字でも?
そっちが間違えた
と言っても信用はできないからな」
と、 
男が、直哉に向かって言うと、
「そんときは、
そこだけ見せてやるよ!」
と、
龍之介が偉そうに言い返したのだった。
また、
女が、
男の耳元で何か囁いた。
「そこだけじゃダメだ!」
男がさらに言い返すと、
「何故ですか?」

直哉が訊くと、 
「違う箇所
を示すかもしれないからな」
と、
男が言ったので、
「うるせえ、おっさんだな。
なら、2行見せてやる。
イヤならとっととうせろ!」
龍之介が強気で言うと、
男は、
女に相談することもなく、
「わかった。
それで手を打とう」
と言ったのだった。
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