レイジーなガキ

小説、コミカルミステリー?下品なので要注意。カミサン伝説研究中。真面目に読んでも考えてもまして怒ってはいけません。

「そして3人しかいなくなった?」491

2014-04-24 22:02:17 | 小説

「そして3人しかいなくなった?」491


 「タケさん、待って!
 変なことって何?」
 マルナがタケを追いかけながら大声をだすが、
 タケは振り返ることなく川に向かってそのまま走り続けた。
 「タケさん、考え過ぎよ」
 マルナは追いかけながら、タケに向かって大声を出したが、
 タケが振り返ることはなかった。


 その頃、
 タケルとみつるはそんなことも知らずに、
のんびりと温泉につかっていたのだった。
 それまで不機嫌だったタケルも、湯につかりながら、
みつるにタケと同じようにマルナがタケルによく意地悪なことを言うのは
タケルのことが好きだからではないか
とも言われ、機嫌もよくなっていたのだった。


 「これ!
 タケルさんのじゃないですか!」
 タケが川のちょうど手前で立ち止まると、
 その手にはタケルが常備していたゲーム機があったのだった。

(続く)





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