レイジーなガキ

小説、コミカルミステリー?下品なので要注意。カミサン伝説研究中。真面目に読んでも考えてもまして怒ってはいけません。

「そして3人しかいなくなった?」228-2

2013-05-20 08:06:42 | 小説

「そして3人しかいなくなった?」228-2



 たけるは、
 リカの真剣な表情での話しを聞いて、
 どこかの階で、
 自分そっくりの顔が逆さだったことを思い出し、
 その作戦なら、
 最初はいけるような気がしたが、
 リカの作戦にはある弱点もあることに気づいた。
 しかし、
 それを話したらリカに止められてしまうので、
 たけるは
 「さすが、リカさん!
 それなら、大丈夫だよ。
 じゃあ、
 僕がエレベータから降りてきたら、
 時計を受け取ってくれるね。
 くれぐれも他のみんなには内緒でね」と、
 わざと笑顔で言ったのだった。
 そして、
 たけるは、
 「じゃあ、僕は上に行くから、
 リカさんはみんなに適当に話して、
 1階のエレベータ前で待っていてね」と言うと、
 停止していたエレベータのボタンを押すと、
 すぐに開いたエレベータの中に入っていったのだった。
(続く)







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