レイジーなガキ

小説、コミカルミステリー?下品なので要注意。カミサン伝説研究中。真面目に読んでも考えてもまして怒ってはいけません。

第3弾リメイク「隣の部屋に通じる扉と再び暗証番号10」

2011-07-19 01:09:45 | 小説

第3弾リメイク「隣の部屋に通じる扉と再び暗証番号10」

 しばらく沈黙が続いた後、
 「普通のパソコンのテンキーの配列は、
 上から、
 789
 456
 123
だすよな。
 だすが、
 このボードだけ、
 上から、
 123
 456
 789
と並んでいるだすよな。
 まさに、
 逆だすよな。
 それに、
 天井のLのような文字も、
 実は、
 逆から書かれているんだすよな。
 もしもだすよ。
 もとめ先生が、
 僕たちに示した文字は、
 Lで、
 ボードの数字は逆だというヒントを与えるために、
 反対から、
 Lを書いたとは考えられないだすかな?
 暗証番号は決まっていたはずだすからな」
 たまおが
自分だけわかったような言い方をしたので、
 賢明が、
 少しイライラした感じで、
 「話していることがわからないぞ。
 結論だけでいいから、
 暗証番号は何番だと思ってるんだ」
と言うと、
 「7412だすよ。
 ボードの逆の配列、
 つまり、
 だすな。
 通常のテンキーの配列、
 789
 456
 123
を、
 Lの字で読むということだすよ」
 「おー、そうか!」
 「さすが、たまおくん」
 ふうたとキミカがそれこそ正解であるように、
 たまおを見て褒めるように言うと、 
 サヤが、
 「わかったようで、
 わからないけど、
 ふうたくん、早く押してよ」
と言ったのだった。
(続く)



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