レイジーなガキ

小説、コミカルミステリー?下品なので要注意。カミサン伝説研究中。真面目に読んでも考えてもまして怒ってはいけません。

新第3弾ゾンビ「もとめが消えた理由?」

2011-01-28 23:26:00 | 小説
新第3弾ゾンビ「もとめが消えた理由?」

賢明、永久、ふうたの3人が
もとめを探しに教室を出ていくと、
早速、
たまおはしゃべりだす。
「何故、僕が残されたのだすかなあ」
「ほら、いきなり!
うるさいんだよ。
探しているのに、
なんかいちいち話しかけられたら、
うざいだろうが」
ケンタがそう言って、
たまおのおでこをはたく。
「でも、
ケンタくんと、
たまおくんが、
ここに残ってくれたから、
何か安心よねえ」
キミカが、
二人をおだてるように言うと、
みはる以外は一応頷く。
「僕はうるさいと思うけどな」
みはるがそう言うと、
今度は、
ひさめがみはるのおでこを叩く。
「これでいいのよ」
キミカが笑って見せると、
ネネも造り笑いをする。
「でも、事故とかじゃないとすると、
もとめ先生は逃げた
ということだすかなあ?」
たまおの意外な言葉に、
他の生徒達はたまおの顔
を見つめたのだった。
「逃げたって?」
サヤが早速たまおに訊く。
「事故じゃなければ、
それしかないだすよ。
他に可能性あるだすか?」
「でも、荷物はそのままだったわよ」
サヤがそう言うと、
「逃げたんだすから、当たり前だす」
「うーん?」
「でも、何で逃げるのよ。
もとめ先生が」
「それはよくわからんだすが、
都合が悪くなって逃げたんだすよ」
「何の都合よ」
「それは今から考えるだすよ」
サヤとたまおが話しをしていると、
キミカが横から口を出す。
「事故の可能性はないの?」
「まあ、
3人が戻ればわかることだすが、
あの先生の若さと頭で、
それはないんじゃないだすか?」
たまおはもとめが逃げたものだ、
と思いこんでいるようだった。
(続く)


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