レイジーなガキ

小説、コミカルミステリー?下品なので要注意。カミサン伝説研究中。真面目に読んでも考えてもまして怒ってはいけません。

「そして3人しかいなくなった?」68

2012-12-09 08:02:14 | 小説


「そして3人しかいなくなった?」68


 地下に階段で下りると、
 管理人室はすぐ見つかった。
 管理人室のドアに
 鍵はかかってはいなかったが、
 ガラス越し見える鍵の保管庫には、
鍵がかかっていた。
 「ああ」
 たけるが思わず、ため息をついた。
 「このガラス壊すか?」
 みつるがそう言うと、
 「あのー、
 ここの部屋のドアの鍵は何で開いていたんでしょう」
と、
 タケがみつるとたけるに質問した。
 「そう言えば、そうだな?」
 たけるが同じ疑問を持つと、
 「ひとつは、
 鍵をかけ忘れたか?
 もうひとつは、
 ここに管理人さんがいるときに消えてしまったか?
 多分、
 後者じゃないかな」
と、
 みつるは答えた。
 「うーん、そういうことになるか?」
 たけるがそう言うと、
 「あのー、
 もし、
 そうなら、
 屋上に誰かいたのなら、
 同じ理屈で、
 屋上のドアの鍵も開いてる可能性はありませんか?」
と、
 タケが同じ理屈でそう言ったので、
 たけるが慌てて、
 ガラス越しに
 屋上の鍵がないかを探し始めたのだった。

(続く)



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