レイジーなガキ

小説、コミカルミステリー?下品なので要注意。カミサン伝説研究中。真面目に読んでも考えてもまして怒ってはいけません。

本編リメイク「木太郎活躍か」

2009-04-20 06:58:31 | 小説
本編リメイク「木太郎活躍か」

 木太郎は
先ほどの同じようにプレートの数字を
何回か押した後、♯を押した。
あの時と同じ、カチッと音がする。
 「なんだ、また同じことを」
ヒラメが言うと、
 「うるさい、ハナクソ王女、黙って見てろ」
 木太郎が怒鳴りつける。
 木太郎は、ヒラメを怒鳴りつけた後、
壁の右上の窪みに右手を入れてゆっくり引いた。
開かないはずの厚い扉が今度はゆっくりと開きかけた。
 「ほーら、みろ、このハナクソ王女」
 木太郎は、自慢げにそういうと、
鼻をほじってハナクソをヒラメにぶつける。
 「汚いって言ってるでしょ。
まだ、扉が開いただけでしょう。
永久さんを助けてから、言いなさいよ」
ヒラメが睨みつける。
 「けんかして場合じゃないでしょ、
このおバカたち」
 ヒトミが二人の頭を叩く。
 「木太郎です、今、助けにまいりました」
木太郎はそう言うと、
右上の窪みに入れた右手を一気に引いた。
 「あっ、人が倒れている。」
いつきがヒトミの持つ懐中電灯の先に
人影を見つけてそう言った。
(続く)



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