本編リメイク「木太郎活躍か」
木太郎は
先ほどの同じようにプレートの数字を
何回か押した後、♯を押した。
あの時と同じ、カチッと音がする。
「なんだ、また同じことを」
ヒラメが言うと、
「うるさい、ハナクソ王女、黙って見てろ」
木太郎が怒鳴りつける。
木太郎は、ヒラメを怒鳴りつけた後、
壁の右上の窪みに右手を入れてゆっくり引いた。
開かないはずの厚い扉が今度はゆっくりと開きかけた。
「ほーら、みろ、このハナクソ王女」
木太郎は、自慢げにそういうと、
鼻をほじってハナクソをヒラメにぶつける。
「汚いって言ってるでしょ。
まだ、扉が開いただけでしょう。
永久さんを助けてから、言いなさいよ」
ヒラメが睨みつける。
「けんかして場合じゃないでしょ、
このおバカたち」
ヒトミが二人の頭を叩く。
「木太郎です、今、助けにまいりました」
木太郎はそう言うと、
右上の窪みに入れた右手を一気に引いた。
「あっ、人が倒れている。」
いつきがヒトミの持つ懐中電灯の先に
人影を見つけてそう言った。
(続く)
木太郎は
先ほどの同じようにプレートの数字を
何回か押した後、♯を押した。
あの時と同じ、カチッと音がする。
「なんだ、また同じことを」
ヒラメが言うと、
「うるさい、ハナクソ王女、黙って見てろ」
木太郎が怒鳴りつける。
木太郎は、ヒラメを怒鳴りつけた後、
壁の右上の窪みに右手を入れてゆっくり引いた。
開かないはずの厚い扉が今度はゆっくりと開きかけた。
「ほーら、みろ、このハナクソ王女」
木太郎は、自慢げにそういうと、
鼻をほじってハナクソをヒラメにぶつける。
「汚いって言ってるでしょ。
まだ、扉が開いただけでしょう。
永久さんを助けてから、言いなさいよ」
ヒラメが睨みつける。
「けんかして場合じゃないでしょ、
このおバカたち」
ヒトミが二人の頭を叩く。
「木太郎です、今、助けにまいりました」
木太郎はそう言うと、
右上の窪みに入れた右手を一気に引いた。
「あっ、人が倒れている。」
いつきがヒトミの持つ懐中電灯の先に
人影を見つけてそう言った。
(続く)