レイジーなガキ

小説、コミカルミステリー?下品なので要注意。カミサン伝説研究中。真面目に読んでも考えてもまして怒ってはいけません。

本編リメイク「想定外」

2012-07-30 23:32:41 | 小説

本編リメイク「想定外」


 「あー...
 俺たち生きているのかあ」
 「エイタさーん」
 あおむは自分の頬をつねって
自分が生きているのを確認してから、
エイタに抱きついた。
 「もう。気持ち悪いな。
 でも、
 何故、
 あっちの木が爆発したんだ。
 うん...
 あそこ」
 エイタは自分たちのそばの木ではなく、
 その反対方向にある木が爆発して、
 いまだ炎を上げ続けているのを確認して
自分たちが助かったことを知ったのだった。
 そして、
 その少し手前で倒れている人物を見つけて、
 指さしたのだった。
 「さっきの奴じゃないだすな。
 木太郎さんの服ではないだすからな」
 「ああ、俺の予想どおり、本物のミカエルは、
 あっちの木じゃなく、
 木太郎の服を着たミカエルがいる方の木の上に隠れていたんだな。
 うん?
 あそこにあるのは」
 あおむとエイタが倒れているミカエルの方を見て、
そんな話しをしていると、
そのミカエルとあおむ、エイタのいる場所に落ちている何かを見つけたのだった。


 「いつき、
 俺の得意技だ!」
 木太郎は足を痛めているいつきを抜いて、
走り始めると、持っていたスコップを逃げるミカエルの仮面
を被った人物の足もとに投げつけたのだった。
 「木太郎、武器を渡すみたいなもんで、危険だぞ」
 驚くいつきに、
 「ほら、決まった!」
と、
 木太郎は笑いながら言った。
(続く) 



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