新サクラナ外伝第2章「ウメナの料理?2」
第一話は下記から始まります。
新「サクラナ外伝」「プロローグ」
「あら、そうなの?」
ユリカがあおむの言葉を聞いて、
ウメナの方を向くと、
ウメナは黙って頷いた。
「明日、作ってくれるだすよ。
ユリカも一緒にどうだすか?」
あおむは無意識で聞くと、
ユリカは少し考えて、
「残念ねえ。
明日はサクラナさんとタマキさんが
午前から仕事の日だから、
今回は遠慮しておきます。
今度またね」
と言うと、
ウメナは少しほっとした顔で頷いた。
そして、
翌日の昼、
ユリカが弁当を食べながら、
サクラナとタマキに
ウメナの手料理のことを話していた。
「大丈夫なの?
だいたいのことはできるけど、
ウメナが包丁を使っているのは見たことないわよ」
「ユリカさんに対するライバル心だったりして」
「そんなあ」
「でも、一緒に食べなくて正解よ。
まずかったら、かわいそうだから」
「ユリカさんも賢いわね」
「いえ、別にそういうわけじゃなく」
「後で、あおくんにこっそり聞いてみよう」
「あたしも」
「聞いたら、こっそりメールくださいね」
「なんか、みんなまずいと思ってるみたいね」
サクラナたちはそんな話しをしながら、
楽しそうに笑っていた。
「うーん...
料理って、目玉焼きだけだすかあ?」
「あほ!」
「まあ、
二つあるからごはんがあれば、
どうにか腹はおさまるだすなあ。
だすが、
ちょっと焼きすぎじゃないだすかあ。
まあ、いただくだすよ」
「あほ!」
「うん。
僕は黄身が半熟の方が好きだすが、
ソースをかければ、いけるだすな。
だすが、
朝ご飯の方にぴったりかもしれないだすなあ」
「あほ!」
「あと、野菜も欲しいだすな」
「あほ...」
「おー、
野菜ジュースがあっただすな。
これで充分だすよ」
「あほ!」
ウメナが初めて作ったのは、
黄身まで焼けた目玉焼き4コだったが、
あおむが全部食べたので、
ウメナは自信をつけたのか、
また、カレンダーを指差した。
(続く)
第一話は下記から始まります。
新「サクラナ外伝」「プロローグ」
「あら、そうなの?」
ユリカがあおむの言葉を聞いて、
ウメナの方を向くと、
ウメナは黙って頷いた。
「明日、作ってくれるだすよ。
ユリカも一緒にどうだすか?」
あおむは無意識で聞くと、
ユリカは少し考えて、
「残念ねえ。
明日はサクラナさんとタマキさんが
午前から仕事の日だから、
今回は遠慮しておきます。
今度またね」
と言うと、
ウメナは少しほっとした顔で頷いた。
そして、
翌日の昼、
ユリカが弁当を食べながら、
サクラナとタマキに
ウメナの手料理のことを話していた。
「大丈夫なの?
だいたいのことはできるけど、
ウメナが包丁を使っているのは見たことないわよ」
「ユリカさんに対するライバル心だったりして」
「そんなあ」
「でも、一緒に食べなくて正解よ。
まずかったら、かわいそうだから」
「ユリカさんも賢いわね」
「いえ、別にそういうわけじゃなく」
「後で、あおくんにこっそり聞いてみよう」
「あたしも」
「聞いたら、こっそりメールくださいね」
「なんか、みんなまずいと思ってるみたいね」
サクラナたちはそんな話しをしながら、
楽しそうに笑っていた。
「うーん...
料理って、目玉焼きだけだすかあ?」
「あほ!」
「まあ、
二つあるからごはんがあれば、
どうにか腹はおさまるだすなあ。
だすが、
ちょっと焼きすぎじゃないだすかあ。
まあ、いただくだすよ」
「あほ!」
「うん。
僕は黄身が半熟の方が好きだすが、
ソースをかければ、いけるだすな。
だすが、
朝ご飯の方にぴったりかもしれないだすなあ」
「あほ!」
「あと、野菜も欲しいだすな」
「あほ...」
「おー、
野菜ジュースがあっただすな。
これで充分だすよ」
「あほ!」
ウメナが初めて作ったのは、
黄身まで焼けた目玉焼き4コだったが、
あおむが全部食べたので、
ウメナは自信をつけたのか、
また、カレンダーを指差した。
(続く)