レイジーなガキ

小説、コミカルミステリー?下品なので要注意。カミサン伝説研究中。真面目に読んでも考えてもまして怒ってはいけません。

新「ミケーレの蒼き仮面」第四章45

2015-06-03 07:30:36 | 小説

新「ミケーレの蒼き仮面」第四章45


 「あー!
 パティじゃないか?」
 横から覗いていた、
 ウトーがいきなり、
 王の格好をしたパティそっくりの人物を見て声をあげた。
 「そう言えば...」
 アニーは何か思い出そうとすると、
 「アニー様、前に城で見た肖像画の王様を若くした感じですよ」
と、
 今まで黙っていた亀男が口を出した。
 「あー、そう言えば、あったねえ」
 「もっと老けたパティの肖像画みたいなもんだっけ?
 あれって、例の国王を倒した後に入った城の中だったかな」
 「そうですよ」
 アニーたちが勝手に話しを始めると未来の胸女ハルカは、
 「うーん...
 見たことない顔だねえ?
 やっぱり、
 歴史変わっているのかねえ。
 今見ているのが、
 アホなんとか13世のはずなのよ」
と言ったので、
 「えー?
 13世って」
 「そんなはずは...」
 アニーとウトーはお互い向き合うと、絶句した。
 「おかしいな。
 14世ならまだわかるけどな」
 「そうだねえ?
 やっぱり、歴史が変わったんだね。
 アニーどうする?」
 アニーとウトーは少し考え込むと、
 横から、
 「なら、12世見る?」
と、
 柿女が言ったので、
 「わかるの?」
 「できるの」
 ウトーの言葉に胸女ハルカが答えたので、
 「じゃあ、お願い」
と、
 ウトーが言うと、
 「わかったわよ。
 はい」
と胸女が言ったので、
 アニーとウトーがすぐ水晶の中を覗き込むと、
 そこに写っていたのは、
 サギーそっくりの王の姿だった。

(続く)



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