真END「永久」
「だば、正直に言うだす。
永久さんはドアの向こうにいるだすよ、
永久さんもう出てくるだすよ」と
フォフォフォあおむが大声で言うと、
扉が開き、
照れくさそうに永久が頭を掻きながら、
部屋に入ってきた。
「永久、オタク本物か」
いつきが言うと、
永久はいつきに何か耳元で囁く。
「本物だ、こいつ」
いつきはそう言うと、
永久と握手をする。
「動くなだすよ。偽あおむ」と
そのとき、剣をとろうとした髪のあるあおむを
フォフォフォあおむが剣を突きつけて、
やめさせる。
「じゃあ、こいつが偽物のあおむなのか」と
エイタが呟くと、
「違うだす。僕は本物だす。
これからのために剣をとろうとしただけだす」と
髪のあるあおむはなおも自分があおむだと言い張る。
「永久、どっちが本物のあおむなんだ」と
いつきが永久に訊くと、
「本物がどちらかそれは俺にもわからない。
ただ、木太郎の前にいるあおむは悪い奴ではないと思う。
ここまで連れてきてくれたのは、そこのあおむだから」
と永久は答えた。
(続く)
「だば、正直に言うだす。
永久さんはドアの向こうにいるだすよ、
永久さんもう出てくるだすよ」と
フォフォフォあおむが大声で言うと、
扉が開き、
照れくさそうに永久が頭を掻きながら、
部屋に入ってきた。
「永久、オタク本物か」
いつきが言うと、
永久はいつきに何か耳元で囁く。
「本物だ、こいつ」
いつきはそう言うと、
永久と握手をする。
「動くなだすよ。偽あおむ」と
そのとき、剣をとろうとした髪のあるあおむを
フォフォフォあおむが剣を突きつけて、
やめさせる。
「じゃあ、こいつが偽物のあおむなのか」と
エイタが呟くと、
「違うだす。僕は本物だす。
これからのために剣をとろうとしただけだす」と
髪のあるあおむはなおも自分があおむだと言い張る。
「永久、どっちが本物のあおむなんだ」と
いつきが永久に訊くと、
「本物がどちらかそれは俺にもわからない。
ただ、木太郎の前にいるあおむは悪い奴ではないと思う。
ここまで連れてきてくれたのは、そこのあおむだから」
と永久は答えた。
(続く)