レイジーなガキ

小説、コミカルミステリー?下品なので要注意。カミサン伝説研究中。真面目に読んでも考えてもまして怒ってはいけません。

新「ミケーレの蒼き仮面」第五章249

2016-06-02 07:05:34 | 小説

新「ミケーレの蒼き仮面」第五章249


 肺女ハイジにそのでかい頭をぶったたかれたギョウザは、
 「なんとなく、アンコウが頭によぎりまして...」
と、 
 また、余計なことを言いかけたので、
 「頭悪いねえ。
 黙ってなよ。
 ハイジにまた怒られるよ」
 パティが笑いながら言うと、 
 「それより、
 ポー、目の前においしいものたくさんあるのに、
なんで、カマキリ鳥にアンコウなんて、獲りに行かせたのかなあ? 
 そっちも頭悪いよねえ」
 ウトーもそんなことを言うと、
 「えー、
 あのー、
 いいですか」
 「大丈夫、話しなよ。
 その代わり、頭を使うんだよ」
 ポーの言葉に、
 あのパティがそんなことを言うと、
 「頭をどう使うんですか?」
 「パティ、
 わらかせないでよ」
 ポーが、パティの言った意味がわからず、真面目に訊いたポーを見て、
ウトーが腹をかかえて笑いだすと、
 「何で、笑うんですか?」
と、
 今度はギョウザがそんなことを言ってしまったので、
 「あたし、
 信じられない。
 妖精でこんなアホどもは。
 ラーメン、
 こいつら、
 昇天させられない?」
 「パティが天才に見えてきたよ。
 肺女。そう思え!
 早く、食いてえなあ」
 怒る肺女に、
 ラーメンは呆れはてたのか、話しをそらすように、
 アンコウをさばいて、
何か、料理を作り始めたカマキリ鳥とチンパン姿の小判女の方を見たのだった。


(続く)




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