レイジーなガキ

小説、コミカルミステリー?下品なので要注意。カミサン伝説研究中。真面目に読んでも考えてもまして怒ってはいけません。

カミサン伝説20「ハッピー編」 309

2012-10-15 00:34:09 | 小説

カミサン伝説20「ハッピー編」 309


 「あんたは、いえ、先生の方は信じてくれるのか、
いえ、信じてくれるんですか」
 龍之介はエイタの方だけが自分の話しを信じてくれたものだ
と思って、丁寧な言葉に直しつつ、
エイタの目を見つめながら強面の顔から少し柔和な表情になって言うと、
 「私の方も信じていないわけではないんですよ」
と、
 龍之介の様子から自分の方は彼の話を信用していないと思い込まれた
と感じとって弁解するようにシゲタが話すと、 
 「そうか?
 じゃあ、先生たちを呼ばないでもいいな」
と、
 エイタに対する言葉遣いとは違い、
ぶっきらぼうに言うと、
 「あなた!
 ちゃんと丁寧にお話ししなさい。
 普通は誰も信用しない話なんですからね。
 私は今でもみんなで偶然同じ夢を見たのではないか
と思ってるくらいですから」
と、
 マジメが龍之介をちらっと睨みつけてから言うと、
 「おー、いや、失礼しました。
 じゃあ、いえ、では、やはり、生きかえった先生を呼びますか?」
と、
 龍之介が言い直すと、
 エイタとシゲタは顔を見合わせると、
 「私はお願いしたいです」
 「なら、私も。別の事情もあるかもしれませんから念のため」
と、
 シゲタ、エイタの順で言ったので、
  龍之介は直哉と共に生きかえった恩師夫妻に電話連絡し、
すぐにでも、今いる寿司屋に来られるか携帯電話で連絡したのだった。
(続く)
  


続エスカレーター改「フラチン屋での悲劇とサツコの機転」 

2012-10-15 00:19:10 | 小説

続エスカレーター改「フラチン屋での悲劇とサツコの機転」 


 *汚い話しですいません。


 「ふん、ふん、ふん。 
 えーとですねえ。
 そうでした。
 彼女が、
 そこの包丁をサツコさんに、
 見せたところからでしたね」
 「そうそこまで聞きました。
 その後、
 そこの女の人が、
 安い肉をやわらかくして
 シャトーブリアンに、
 見せかけるために、
 そこに落ちている包丁で叩いて
 筋を切ったってことを、
 サツコさんに話したんですよね?」
  「ふん、ふん、ふーーーーーん。
 なんとなく、
 臭いだけじゃなく、
 お邪魔虫なニオイがします。
 が、 
 続けます」
 俺のことかあ?
 「えー、
 それでですね。
 サツコさんが
 そこの包丁を使ったのが食中毒の原因だ、
 大変だとか大騒ぎして、
 いきなり、
 こちらのお子さんの頭をつつかむと、
喉に指を入れたんです」
 「あー、
 あのときは凄く気持ち悪かったよ
 エーン、エーン」
 ケチガキ、
 そのせいで後は楽になったんだろう。
 泣き真似するな!
 「ごめんね。
 僕。
 ちょっと静かにしていてくれる」
 「エーン、エーン。
 わかったよ」
 「いい子ですねね」
 どこがだ?
 「で、サツコの機転で、
 そちらのガキ、いや、子どもは、
 アレを吐いたんだな」
 チャラ男、わかってるよ。
 そんなこと。
 「うん。
 吐いた瞬間はウェーとして、
 気持ち悪かったけど後は楽になったよ」
 で、泣き真似か? ケチガキ!





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