レイジーなガキ

小説、コミカルミステリー?下品なので要注意。カミサン伝説研究中。真面目に読んでも考えてもまして怒ってはいけません。

続エスカレーター改「借金地獄のサツコ一派、シャトーブリアンで、もうひと地獄?」

2012-10-01 00:13:42 | 小説

続エスカレーター改「借金地獄のサツコ一派、シャトーブリアンで、もうひと地獄?」


 「サツコ様、
 たかが高校生ですの無知とはいえ、
 その嗤い方、失礼ですよ。
 あー、
 店長、
 では、
 お肉の方は、
 どのくらい買ってきたらよろしいでしょうか?」
 クー! 
 ちゃら子のまきこの癖に!
 たかが高校生の無知だと!
 うーん! むかつくなあ!
 人がせっかく助けてやろうと思ったのに、そのダメ出し!
 これからは、
 タベちゃん以外は、
 借金地獄のサツコ一派だ!
 もう助けん!
 クソガキもバカ店員ども、
 も勝手にしろ!
 「僕は300グラムくらいだすかな」
 「僕も!
 にいちゃんもそのくらいだよねえ」
 「だば、
 大体1キロくらいでいいんじゃないだすかな?」
 「はー...
 シャトーブリアンを1キロもですか?」
 「僕らは食べ盛りだすからな」
 「だよね。タマちゃーん!
 にいちゃんも初めてみたいだから、
 たくさん食べたいよね」
 シャトーなんて肉はな!
 初めてだよ! 悪かったな!
 名前だけだろ! どうせ!
 「店長、お金どうします?」
 「1キロだとかなりするなあ?
 2万じゃ足りないかなあ?」
 「ふーん、
 なんとなく、
 相場観のないニオイがします」
 タベちゃん、
 1キロで2万じゃ足りない?
 「それじゃあ、
 普通のフィレ肉ですよ。
 多分あるとしたらこの辺りでは、
 デパートですかねえ。
 まあ、
 松阪牛の普通のフィレでも、
 100グラム3000円以上はすると思いますけどね」
 ふーん。
 フィレ?って特別タカーなのか?
 「店長、今、携帯で検索しましたら、
 100グラム1万する肉が出てきましたよ!」
 100グラムで1万の肉?
 何だあ?
 「なにー...」
 「店長! だったら、
 10万以上お金用意しないといけませんねえ」
 「お土産も頼むだすよ」
 「タマちゃーん、
 そうだよねえ」
 「お土産もですか?」
 「パパの大好物だすからな。
 きちんと土産用の包装してもらって、
 くれだすよ」
 「タマちゃんは気がきくね。
 にいちゃんもいるよね」
 「では、2キロですか?」
 「店長さん、頭悪いねえ。 
 当たり前でしょ」
 ケチガキめ!
 まあ、
 簡単な計算だからそうだけどな。
 だが、
 ガキども、また、はめたな!
 でも、
 それにしてもタカーだな。
 シャトーだからフランス産なのか?
 なワケないか?
 「まいったなあ。
 俺、
 今、
 手持ちそんなにないんだよ。
 みんな、
 今いくらある?」
 雁首揃えて金策かあ!
 借金地獄の分際で、
 人をバカにするから、
 こういうハメになるんだ!
 たかが肉ごときでサツコ一派!
 ザマーだ!



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