第3弾リメイク「ひさめと永久の大目玉編13」
「大丈夫かなあ?」
ふうたはたまおの後から声をかける。
「大丈夫も何も笑ってただすよ」
「えっ?」
「だすから、ひさめちゃん」
「いつ?」
「だから、
僕がトイレに行かせてくれだすと言ったときだすよ」
「じゃあ、作戦だったのか?」
「そうかもしれないだす。
ふうたが俺もなんて言うからだすよ」
「人のせいにすんなって」
ふうたが少しむっとした顔をする。
「悪かっただす。
でも、もしかしたらだすなあ」
たまおはふうたを自分の部屋に連れていった。
「あの二人!」
ケンタが
勝手に教室を出ていった二人に憤慨したような言い方をすると、
「あの二人がいないと話しは進められないので、
先生、少し、休憩しましょうか?」と、
ひさめがそう言った。
(続く)