レイジーなガキ

小説、コミカルミステリー?下品なので要注意。カミサン伝説研究中。真面目に読んでも考えてもまして怒ってはいけません。

レイジー編「パズルのカケラ4」

2008-09-19 01:42:58 | Weblog
レイジー編「パズルのカケラ4」

S「また、また、またメールですよ」
 O「優しくしてくれたかな」
 二人はメールを見る。
 S「件名なしだけど、「優しくしたけど」の一行あるぞ。」
 O「わかったよ。なんだ。」
 S「これで?」 
 O「また、わかった。「オームなら」の意味もね?」
 S「教えてくれよ」
 O「だめ!龍之介様のことならまだまだヒントくると思うから、自分で考えてね」
 S「意地悪いね。」
 O「どうせ、極悪ですから」
 S「ヒントだけでもいいよ」
 O「うーん、そうだな。ヒントは復元それだけです
 S「なんだ?」
 Sは考え込む。
 O「龍之介様、もしかしたら、グラフィックソフトかレタッチソフト使えるかもしれませんよ。最初の2枚はからかいかもしれませんよ」
 S「また、メールくるかな」
 O「多分、次もまた細工してくると思うよ」
 Sの携帯が先に鳴る。
(続く) 
 

「露天風呂」

2008-09-19 01:40:43 | Weblog
「露天風呂」 

 「これから屋敷の外周をご案内します。私が外周の一番外側、次にいつきがとおりますから、皆様はその内側をお歩きください。」永久はそういうと先頭になり、リビングを出て、屋敷の玄関を出て振り返る。
 「皆様から見て右手に露天風呂がありますので、そちらから案内します。では、後ろからついてきてください。いつきは私の右側を歩いて」永久は歩き出す。 「まず、壁添えにまっすぐ奥へ行きます」永久は話しながら、歩く。「右手をご覧ください。2階建てから平屋へと移行しているのがわかると思いますが、平屋の部分が露天風呂です。壁の部分が更衣室になっています。今、鉄柵に変わりましたが、中に樹木が見えるかと思いますがここからが露天風呂です。ご覧のとおり、一切中は見えませんのでご安心ください。鉄柵の上をごらんください。ガラスの天井になっていまして、空が見えるようになっています。鉄柵にはいわゆる泥棒返しがついていますので、ここを上ることは不可能です。」永久は鉄柵の角にたどりついた。「ここが露天風呂の入り口から見て右端に当たります。ここから右へ曲がりますが、下は特種な砂利道になっています。お聞きのとおり、じゃりじゃりと大きな音がするような設計になっています。砂利道をもうしばらく行きますと、鉄柵の中の樹木の間隔があいており、一見外から見えるかのようですが、ご覧いただければわかりますが、特殊なガラスが使われていて、外からは見えませんのでご安心ください。また、外から覗こうと勘違いする輩のために砂利道にしてそういう輩が来た場合、音でわかるようになっています。この先の右を曲がりますと、また、下は石畳になっており、今来た道と反対の構造になっております。」といって永久は砂利道沿いを右手に曲がりながら、「あとは真っ直ぐ突き当たった角が屋敷の正面から見て右端に当たります。左手に花壇が見えますが、最後の事件以来手入れをしていないので、今は残念ながら花はありません」永久は石畳を右手に曲がると「後は壁に沿い右手に曲がり、真っ直ぐ行きますと、先ほどの玄関に戻ります。なお、敷地内の左手先も小さな小屋には庭を手入れする器具などが入っております。それから、屋敷の周りを周回した際、お気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、敷地の外周には高さ約3メートル近い鉄柵があり、いわゆるどろぼう返しもついていますので、門の鍵を閉めれば敷地内への進入は不可能ですので、この点でも安心してください」と永久が言うと、ヒトミが「さっきは門の鍵も、玄関の鍵も開いてましたよ。不用心ですわよ」というと、「すいません。来たばかりでしたので、気がつきませんでした、今後は気をつけます」と永久は頭を下げた。
 「ふー、こうして一周しただけだけどなんか、おなかすいちゃった」とアスカがいう。
 「同意」木太郎が股間を掻きなが偉そうに言う。
 「じゃあ、軽くデザートでも出しますから、皆様はリビングでお待ちください」とのキタジマの言葉に
 「やった」「うれしい」と女性陣が声をあげた。
(続く)