goo blog サービス終了のお知らせ 

Oregon on The Breeze ~ サトリの森

Yaplog時代のブログをこちらへ引っ越ししました。

サトリ3回忌

2018-06-12 14:32:00 | シャイロ・シェパード/Shiloh Shepherd
ここ数日の南オレゴンはで肌寒く、冬の上着をはおってました。
今日から、又の日が続き、今日は30℃超えになる予報です。クレイジーです
9日は本気で雨でした。関連付けるつもりはなかったのだけど、サトリがこの世を去った日だからかな?なんて一人感傷にひたってました。
サトレラパパは浸ってなかった
実は、パパゴードンがここ数ヶ月の間に病院滞在の回数が増え、先日、呼吸不全の為、二酸化炭素、CO2を上手く身体から排出出来なくなってしまったのが明らかになりました。
でも、色々やってはみたけれどCO2の数値があまり変わらなかったそうです。
半年は、多分大丈夫だろうと言う事ですが・・・。
癌の為に、自分の寿命があとどのくらいだ、と医師に言われる例は多々あるけれど、癌じゃなくても、そう言った宣告されることがあるんだ、と改めて知った感じです。
家族みんな、きっと覚悟はしていると思います。サトレラパパのお姉さん夫婦もこの間、サトレラパパが開催したメディテイションセミナー来たばかりでしたが、その事態を知って、今週末・・・『父の日』に合わせて再度、オレゴンへ来るようです。
勿論、私もサトリを思ってセンチになっているだけではなく、元気だった頃のパパゴードンとの思い出にも浸ってもいるんですが・・。

それでもやっぱり、サトリがその生涯を終えた日を無視することは出来ません。私とサトレラパパの初めての犬であり、初めてのシェパードで、しかも難しい気性のお嬢さんでしたから

ブログにも書いたのですが、去年、私の古いお友達のYukoさんが、サトリのフェルトフィギュアを作ってプレゼントしてくれたんです。
「サトリの1周忌に間に合うように、と思ったけど間に合わなかった。」と言ってましたがステキなクリスマスのになりました。
いつでも見られるように何かいいケースみたいなのがないかと思っていたのですが、なかなかそれらしき物を売っているところが近所になくて飾れなかったのです。
何とか、命日までにはと思っていたら、見つかりました。ぴったりなのが・・。

ぴったりなんですけれど、ケースの中がまだまだ出来上がってません
がないのは勿論のことちょっと大きい街に出るも1日に何本あるのか、と言う不便な処なので、ブラッとウィンドーショッピングする事もなく、正直言って今になっても欲しいものがどこへ行けば手に入るかよくわかってないくらいなので、困ったことです
大体・・・うちのドアを出て郵便受けまで1.6kmもあるのを知ったのもついこの間ですから

話を戻しますが、サトリ・・・そっくりでしょ?
Yukoさんは、私を驚かそうと?ただひたすら、私がFBに投稿したサトリの写真を探し、色々な角度から見て作ってくれたんです。もう、本当に泣かせてくれました
この顔は、サトリが枝を持ってきて、「投げて!」と言っているのを思い出させてくれます。
ボールよりもそこらに落ちてる棒切れが好きだったサトリ
3回忌を記念して、『虹の橋』編 で動画を作成しようかと思ったのだけど、どうしてもイメージに合うのが作れなくて駄目でした。楽しみにしていてくれた方たちごめんなさい!
でも、何かひらめいたら作成するかもしれないのでその時はまたブログに載せますね


サッサフラスも(サトリから栄養をもらって?)とても元気です。花はうちに咲いてたワイルドフラワーです。







おかえり

2017-12-20 23:49:04 | シャイロ・シェパード/Shiloh Shepherd
ずっとブログを読んで下さっている方はおわかりかと思いますが、うちは南オレゴンの田舎町の更に山の方にあります。
うちのドアを出てから郵便受けまで行くのに、歩いたら20分くらいかかるので、ほとんど外出するときにしか郵便をチェックしてません。
郵便局も、うちにはサインの必要なEMSのような郵便物は届けてくれずに、郵便受けに「日本から何か来てるよぉ~と誰からとも何が来てるのかもわからないような簡単な通知が入ってるだけです。郵便局まではうちからで20分。
だから、これも町まで出る時に郵便局へ立ち寄る感じなので、通知を受けてから2,3日後に行くことになるのが多い気がします。時間がたつと、「後○日以内に取りに来ないと、送り主に返しちゃうよぉ~」の警告通知が再度入るからその前には行くようにしているのだけどね。

先週末に、「日本から何か来てるよぉ~の通知が入ってたのだけど、なんだかんだと用事があったし、外出の予定もなかったのだけど、今日、取りに行きました。
友人が、いずれ何かを送ると先日メールに書いてあったので、その友人からかと思ったら、なんと思いもかけない日本の友人からの小包でした。
彼女の名前はYukoさん。1985年の科学万博の仕事に携わったことで知り合ったのだけど、関西に住んでいて、万博後はそんなに会うチャンスもないまま、年賀状のやりとりだけでした。
そうそう、立川にいる時に用事で上京した彼女と会いましたっけ。相変わらずのきれいな長い黒髪がよく似合う目鼻立ちのはっきりした美人さんのままでした。
こっちに来てから、年賀状は当然、出していないけれど、Facebookで繋がってます。

そのYukoさんからの小包は本当におもいがけないものでした。「きっと京都のおいしいものが入ってるんだ。」と妄想に胸を膨らませました。が、内容物には「フェルトの人形」と書いてあって、「????」の思いで家につくやいなや箱を開きました。更にブラスチックの入れ物に大事に入れられたもの。
わかりますか?ブラスチックの入れ物を開けた時、すぐにわかりました。
おかえり!サトリ!
サトリが永遠の眠りにつくのを見た時も、うちの聖地に埋めた時も私は泣かなかったのに、このサトリを見た時、不覚にも涙がどっと溢れてしまいました。鼻もつまってしまいました。
まさか、立体のサトリに又会えるとは夢にも思ってなかったし、Yukoさんがフェルトアートを習い始めて、サトリを作ってくれているなんて、これも夢にも思っていなかったし・・・。
サトリの人形と共に、彼女の達筆の手紙が入っていて、数年前から勉強を始め、猫を作った後、犬を作ろうと思った時、サトリの事を思い出してくれたそうです。彼女は残念ながら立川に来た時にもサトリには会っていません。今更ながら会ってもらえばよかったとつくづく思いました。でも、Facebookに私が投稿したサトリの写真を色々と見て、作ってくれたのです。
難しいのですね。今年の6月のサトリの1周忌に間に合うようにと考えてくれていたそうですが、出来上がらなかったみたいで・・・。
でも、素晴らしい、最高のクリスマスプレゼントになりました。 ちょっと見上げた仕草が生前のサトリを余計思い出させるので、胸がつまります。
頭のマークも目のところも細かく再現されていますよね。

サトリがいなくなってから、彼女はいつも私の心にいて、いつでもどこへでも一緒に行っていると感じていましたが、今長い旅から帰ってきてくれた気がします。
「人形じゃないか」と言われればまさにその通りだけれど、作ってくれた友人の思いがこれに命をふきこんでくれたのを感じます。
いずれ、入れ物を買って、その中に飾っておこうと思います。
彼女の注意点の中に、飼っている犬や猫にかじられたりする恐れもあるから・・・とありました。
うちでやりそうなのは、キャスです。
キャスが入らない部屋に置いておこうと思います。

今日は、郵便局の帰りに、橋にはなってなかったけど、すっごく大きくて太い虹をみたし、きっといい夢をみられるな!




シャイロ・シェパード まとめ2 完結編(家族に迎えるための心構え)

2017-10-16 22:33:35 | シャイロ・シェパード/Shiloh Shepherd
長らくお待たせしてしまいましたが、ついにここまで来ました!
今まで色々書いてきましたが、それでも、やっぱりシャイロを飼いたい!と言う方には是非読んで頂きたい!
とは言うものの、「これが全て!」ではないので、あくまでも参考までに、と言う事で読んで頂きたいと思います。

日本では、今もまだペットショップから犬や猫を購入する方がほとんどだと思いますが、私の住んでいるここ南オレゴンでは、ペットショップに子犬はいません。なので、ペットを求める人たちは地元のシェルターへ行くか、自分の欲しい犬種のブリーダーさんにコンタクトをとって犬を迎えます。
今回、シャイロを家族に迎えたいと考えている方は、海外のブリーダーさんと直に交渉するか、又は数年待って、以前紹介したクリムゾンの子犬を日本から(って言うのか)迎えるか・・・になりますね。
「ブリーダーさんとなんてどうやってコンタクトしていいのかわからない。
と言う方もいるかと思いますが、とにかくまずコンタクトしましょう。待っているだけでは駄目です。
天は、神は、仏は努力する者に力を貸してくれるのです!

努力しないのに、願いが叶った!
と言う時は、邪悪な力が裏で何かしたのかもしれません (ヾ(--;)ぉぃぉぃ 私は、宗教家ではありません)
冗談はさておき・・・
をしても返事がなかったら、2回、3回、としてみましょう。メールがスパムボックスに入ってる可能性もありますしね 3回やっても返事がなかったら、あきらめる?そんなでは、相手にシャイロを迎えて絶対に幸せにしてみせる!と言う意気ごみは伝わりません。
ラッキーに、返事が来たら、色々な質問をされます。家族構成がどうなのか賃貸か持ち家か庭があるかどうか・・・とか。条件によっては、断られる可能性もあります。
でも、そのブリーダーさんはお金儲けでシャイロを繁殖しているのではない、と言う証拠でもあります。
信頼できるブリーダーさんであれば、情熱を持って、健康な子犬をお譲りすることに力を注いています。だから、
当然のことです。悪気はありません。どの子も幸せになってもらいたいのが、願いです。
だから、ブリーダーさんの仕事は大変です。
愛犬が繁殖可能かどうか、色々な健康チェックをします。

シャイロ・シェパードに関しての健康チェックは早ければ生後4~6ヶ月から始まります。
主だった検査はどんなものかと言うのは、下記の通りです。

 PennHip(ペンヒップ)テスト: 犬の股関節形成不全を評価する科学的な方法
   肘関節、甲状腺、眼、
   心臓検査:4ヶ月過ぎ〜2歳に、心臓の24時間holter monitorします。これは、心臓リズムの問​​題をより明確にするためです。その後、超音波検査もします。
   トリプシン様免疫活性(TLI)テスト:膵臓から分泌されるトリプシノーゲンを反映する検査、
   変性性脊髄症テスト:痛みを伴わず、ゆっくりと進行する脊髄の病気、
   ブルセラ病検査、DNA検査気質テスト(LE)(ブリーダーさんによっては、この気質テストの結果でそれぞれの家庭に合うのではないかと言う子犬を選択してくれるので、子犬の写真を見て「あの子が欲しい」「この子が欲しい」と言うことは言えない場合もある。サトリはこのパターンでした。)

以上の事は、ブリーダーさんによって多少違う事もあります。
また、犬種によっては繁殖犬の血統書や検査結果等々のデータが載ってるサイトがあり、一般の人でも見られる場合もあります。
例えば、Tornjak(トルニャック)の血統書データベースはこれです。
残念なことに、シャイロのはブリーダーでないと見られないと言う話を聞きましたが。

真摯に繁殖をしているブリーダーさんたちは、これだけの手間とお金をかけて良い犬を作り出す努力をしています。
「シャイロ・シェパードとは?(その3)」で、書いた『心身ともに健全』の意味は、

「『健康』『性格』『コンフォメーション(各犬種のスタンダード<標準>に定義されているような構造と外見に適合する犬は良好なコンフォメーションをしていると言われる)。』が揃っていることですからねぇ。」
と、クリムゾンのブリーダーさんは言っています。
これだけの検査にすべて合格しても、まれに後から突発的な事が起こり、繁殖を断念せざるを得ない事もあるので、これはブリーダーさんにとってみたら、天地がひっくり返ったと同じ気持ちだと思います。だから、子犬が元気に生まれてくるまでは、気を抜けない毎日だと思います。それを思うと、ブリーダーさんたちへは感謝の気持ち以外何もないように思えませんか?

さて、それではブリーダーさんから子犬を譲り受ける側はどうしたらいいのか。
まず、
1.保証や子犬の価格はどうかを確認。(ブリーダーさんのホームページに載ってる場合もあります。)
2.子犬譲渡の申請書に記入する。これも、ホームページにある場合が多いです。
3.ブリーダーさんによっては、自分の子犬をペットとして飼うのか、繁殖やショーに出したいかによって契約書を交わすのですが、ペットとしての場合は、必ず去勢・避妊をするように指示されます。
4、申請書が受け取られたら、予約金を支払う(気持ちが変わろうが、違うブリーダーに決めようが返金は大抵してくれない)。

*補足ですが、事前にブリーダーさんを訪ねて犬を見せてもらい、色々な話を聞かせてもらうのがいいと思います。実際にその犬種を見た事がない場合は特にです。見ると聞くとは大違い!って事もあるやもしれません。特に日本で生まれるシャイロを希望しているならブリーダー訪問も可能なはずです。

そして、めでたく子犬が我が家に来たので、これで、ブリーダーさんとはお別れだ!
とはなりません。
自分の犬がショーや繁殖の為ではなかったとしても、ブリーダーさんとしては、子犬たちに股関節の問題はないかどうかをチェックして、今後の繁殖の参考にするので、飼い主さんにも、PennHip などの検査を資格のある獣医さんにしてもらう必要があります。
4ヶ月でするのか、6ヶ月でするのか、またはもっと後か、と言う時期は、ブリーダーさんと相談したらいいと思います。
ブリーダーさんは、その子犬の一生を通じて、良き相談相手にもなってくれますから、是非いい関係をつないでいったらいいと思います。(サトリのブリーダーのJanとはサトリ亡き後でも友好関係つないでます!

気質テストをされ新しい飼い主さんの希望にそい選ばれた子犬でも、飼い主さんの飼い方で良い子になるはずが悪い道を進むこともありえますから、来た子が「いい子でよかった!」と気を緩めないように。
シャイロ・シェパードは大型犬です。(特に男の子の場合、「超」がつきます。)
サトリは小柄な方でしたがそれでも、引っ張る力は重量級で、私は2,3度転んだ事もありました

アメリカでは子犬を迎えたら、子犬と一緒にトレーニングクラスに参加することをブリーダーさんから勧められることがありますし、また自主的にクラスに参加している飼い主さん、結構いらっしゃいます。
私は、日本にいる時、家庭犬しつけトレーナーの講座に通ったり、色々なドッグトレーナーのワークショップやセミナーに参加してましたが、こちらに来てから、
ペーハ(カンガル犬) ターニャ(ダッチシェパードミックス) カスティエル(トルニャック)全員子犬のトレーニングクラスに行きました。勿論、こちらとしてもすでに理解していることは多かったですが、それでも新しい発見もあるし、他の飼い主さんや子犬にも会えて自分の犬の社会化の練習にもなりましたよ
なので、お近くにそんな場所があったら是非、子犬と参加してみるといいと思います。

シャイロは大型犬にしては健康な犬種であると謳われていますが、それでも股関節に支障が出たり、シェパード独特の腸の問題も皆無と言う訳ではありません。なので、定期的な健診を行う事をお勧めします。サトリも、夏の湿気の多い立川の夏はとても辛かったのでしょう、いつも体調を崩し、下痢をしてました。食欲も落ちました。なので、夏の間は手作り中心の食事にしていましたし、冬になると鼻がピンク色になるウィンターノーズ(冬鼻)でもありました。南オレゴンに越してからは、40℃以上になる乾期の夏も、-10℃にもなる冬も日本でのように体調を崩すことなくずっと元気でした。そう言う意味で、日本の夏…特に蒸し暑い地域での飼育には注意が必要だと思います。
大型犬です。何か起こった場合の医療費はバカにならないです。そう言ったことも加味してシャイロを迎えるかどうかを考えて頂ければと思います。

長期にわたってご紹介させて頂きました「シャイロ・シェパードについて」一応、今回で終わりですが、多少なりともシャイロファンのお役に立てれば嬉しいです。

『気質テスト』補足英語では”Letter Evaluation (LE)”つまり日本語にすると『子犬たちの評価』になります。なので、気質のみならず、ショードッグや繁殖犬としての評価もされます。







シャイロ・シェパートとは?まとめ 1<サトリ>

2017-09-19 15:50:17 | シャイロ・シェパード/Shiloh Shepherd
この記事を書き始めるのに、かなりの時間がかかってしまいました。
完結は簡潔にしようと思ったけれど、やっぱり長くなるので二つに分けます。

犬を飼おうかな?と思ったらどうしますか?
ペットショップへブラッと行ってみる?
保護犬を探す?
ネットや本でチェック?

私もそうでした。運動量は?犬種の特徴は?大きさは?と色々知りたいこと出てきますよね。でも、実際に飼うのと、本やネットで調べた通りだった!と言う事は少ないのではないでしょうか?犬種としての特徴が如実な個体もあれば、そうでない個体もあるし、又は、それぞれの犬種の情報について書いた人たちは、何を根拠にして書いているのか?と疑いたくなるようなのもあります。

特にシャイロ・シェパードは、日本ではまだまだ珍しい犬種です。実際に、飼った人、出会ったことある人は少ないと言ってもいいと思います。
この記事を書くにあたって、色々なサイトを見ていたのですが、あるブログには、
『別名:シーロー・シェパード』とありましたが、『別名』はありません。
英語では
<Shiloh Shepherd>
日本人独特の”R””L”の区別がつけにくい発音だとしても、『シャイロ・シェパード』と言えばわかってくれると思います
『シーロー・シェパード』ではそんな犬種があるんですか?と質問されるかもしれません、。
また、『作出目的』の所に、『警察犬』』と言うのがありましたが、創始者のティナの記述には、『警察犬』と言うのは書いてなかったように思います。
毛のタイプについても書いてありました。
『被毛には、スムースとロングの2つの被毛のタイプがありますが、ワイアーの個体もいて、全ての被毛のタイプのシャイロ・シェパードがいます。』
これも同じく、ティナのサイトには、プラッシュ(ロング)とスムーズ(短毛)の2種類があると書いてあったはず。でも、最近のシャイロはワイアもあるのか?とびっくりして、友人のシャイロブリーダーに尋ねたら、
「突然変異なら考えられるけど、シャイロ作出にあたって、ワイアコートの犬種は入っていないはず。」
「それはスタンダードじゃない。」
と言う返事でした。プラッシュタイプのサトリ
そんな風に「犬種図鑑」みたいなのは、単にそこらの資料を基に作られているのだろうと思わざるを得ないことが多い。
実際にその犬種と暮らしている人からのアンケートみたいなのは取っていないだろうと言うのは明らかですよね。
そう言う意味で、ペットショップで子犬を求めるのではなく、信頼できる、又は評判のいいブリーダーから子犬を譲り受けるのが安全だと私は思います。ペットショップの従業員が、自分の所で置いている犬種すべてについて明るいとは思えないし。
そんなんで、たまたま見つけた犬種紹介のサイトに載っていた、『シャイロ・シェパードの特徴』を例にして、考えてみたいと思いました。

それがこれです。肉球の数が多ければ、その項目の特徴により近いと言う事だと思います。
ここではあくまでも、私がサトリとの生活の中で経験したり、感じた事を独断と偏見で書いていること、ご了承ください。
それにならって『うちのシャイロ・シェパード適性度』を作成してみました。
どうでしょうか?シャイロは飼いやすい犬種か否か・・・。項目ごとに簡単に説明させて頂きますね。
同調性: 他の者に調子を合わせるかと言う事ですよね。
はっきり言って若いころのサトリは、同調性ありませんでした当時は、正社員で働いていた私より、教職をして早く帰っていたサトレラパパが社会化を兼ねて散歩や犬仲間と会ったりしてくれてましたが、色々な場面でかなり抵抗する態度を見せていたようです。でも、10歳を過ぎてからのサトリは山羊ともニワトリとも上手くつきあってましたよ。
なつきやすさ:元々ジャーマン・シェパードは他人に愛想がいい犬種ではないそうですが、シャイロもその傾向あります。サトリは、うちのターニャのように、人を見ればバタバタちぎれそうなほどに尻尾をふるわけではない。だからと言って、キャスのように人見知りをするわけでもないです。とりあえず、そばに行くし、撫でてもらうけど媚びはうらないって言うんでしょうか?気位が高いと言うんでしょうか?
家族にはもちろん深い愛情を持ってなついてくれますが、レイラが家に来るまでのサトリは結構、クールで単独でいる方が好きだったように思います。
でも、家族は何してもOKのサトリで、とっておきの顔も見せてくれましたサトリ得意の「チャウチャウ顔」マッサージだと思ってたのか、気持ちよさそうでした
留守番可能度:よくこの意味がわかりませんが、これは飼い主さん次第ではないでしょうか?子犬の頃にちゃんとしつけをすれば、どの子も留守番は出来る、と言うのが私の考えです。サトリは何の問題もなく留守番出来ました。だから、肉球は5つです。
珍しさ:肉球5つになんの異議もありません。日本は勿論、原産国であるアメリカですら、まだまだ珍犬種ですからね。
高齢者適性度:これはいくつまでの高齢者の意味かわかりませんが、大型犬未経験者には勧めないですね。子犬の頃から、服従訓練に連れて行くとか、しつけをちゃんとするとかが必要だと思います。でないと、散歩のとき引っ張られて転んで怪我をすることになるやもしれません
自主性:頭もいいし、頑固です。少なくとも、サトリはかなり自主性のある個体だったので、それを制するのに時間を要しました。
しつけやすさ:自主性のある犬種なので、決してしつけやすい、とは思いません。飼い主側がどれだけリーダーシップを持っているかによるんじゃないでしょうか?しっかりした方向性を持って接すれば、頭がいいので物覚えもいいから、しつけやすい・・とも言えるのかもしれませんよね。
公共順応性:どの犬種にも言えることだけど、明らかに社会化がどれだけ出来ているか、ですよね。ものおじしないと言われるシャイロなので、一度、危険がないものだとわかれば順応性はある、と言ってもいいのかな?
初心者適性度:犬を飼ったことのない初心者の方にはお勧めしません。
高齢者適性度でも書きましたが、高齢者のみならず、大型犬初心者、又はシェパード初心者の方にはかなりのチャレンジになると思います。
私たちもシェパード初心者だったので、色々苦労しました。でも、その苦労も勉強になりますし、将来、また大型犬を迎える時、楽になると思います。
子供適性度:子供との相性はいいと思います。
かなり我慢強い犬種だと思うし、素晴らしい家庭犬となるはずです。勿論、子供たちにもいかに犬に接したらいいかを教えてあげてください。子供に寛大だったサトリ。サトレラパパの犬の接し方についての説明を一生懸命聞く子供たち
うちには小さい子はいませんでしたが、近所の子供たちがサトリを触りたがったので、子供がまわりにくるたびにおやつをあげてました。そのせいもあってか、子供に囲まれても、尻尾を踏まれても、歯をみせるようなことは一度もありませんでした。
そんな性格だったので、社会貢献に一役かっていました。
以上が、シャイロ・シェパード、サトリの特徴です。
多少は参考になったでしょうか?

サトリはそんなでしたが、某シャイロのオーナーさんの子たちは、とても愛想がいいそうですし、結構ずる賢いところがあると言うオーナーさんもいます。うちの子はとてもソフトな性格だと言ってた方もいました。個体で違う事がよくわかると思います。

さて、次回は、最後の最後で、シャイロ・シェパードのブリーダーさんからの話をまとめて記事にして『シャイロについて』のお話を終わりにしたいと思います。
また、時間かかるかもしれませんが、待っていてくださいね。



シャイロ・シェパートとは?(その3)シャイロの起源および特徴

2017-07-15 12:25:21 | シャイロ・シェパード/Shiloh Shepherd
この犬種の起源
 シャイロ・シェパードは、心身共に健全で、気質もよくて、健康的な古来のシェパードの姿を取り戻す為に30年余りの'type-to-type'式繁殖の結果に生まれた犬種です。

 特有のアメリカン、ジャーマン、カナディアンシェパードの系統を使った結果、この犬種の創始者(Tina Barber)が"シャイロ・ルック”に到達させたのです。
 1980年代に、マラミュート(Malamute)アメリカのジャーマン・シェパード(American German Shepherd)、そしてホワイト・シェパード(White Shepherd) が一部のシャイロの血統に投入されました。これは、骨盤の角度を少なくし、骨の強化、遺伝的傷害等々を取り除く為に行われ、その結果、今日私たちが見る シャイロ・シェパードがいるわけです。
この系統の血統のものを”MAW”と呼びます。その系統を引き継いでいるそれぞれの世代は「1G」=第一代 「2G」=第二代と言うように呼びます。(ちなみにサトリは「5G」つまりMAWの5代目と言う事になります)
 投入されていない血統のシャイロは“NON-MAW”と呼ばれます。

(私が知ってる)MAW代表もちろん、サトリ!

(私が知ってる)NON-MAW代表サトリのパパ、マック
 シャイロ・シェパードの気質は mediumと medium-soft (もちろんこの他の気質も見られるのだが) を目標に繁殖されます。概して、シャイロは穏やか、友好的、そして特に子供との相性は素晴らしいものがある。しかしながら、防衛能力にもとてもすぐれているのです。
 形態面以外にも、、服従、牧畜、セラピー、捜索救助や介助犬としても秀でているのが見られる。
 シャイロは攻撃的な仕事には薦めない。
(参考:SSBA<The Shiloh Shepherd Breed Association Registry>'Origin of the Breed'より)
容 姿
  頑強で均整の良い体格をし、自信に満ちた身のこなし、無理のないなめらかな歩行をする。
雄は体高最低71cm、標準は76cmからそれ以上。体重は、最低54kg、標準63kgから73kg.
雌は、雄より小さく最低66cm、標準71cmからそれ以上、体重は最低36kg標準45kgから55kg。

 シャイロには、二種類の毛質がある。
          <スムース>
ダブルコートで中くらいの長さの荒い短い毛が密集している。
     <プラッシュ(ブラシのような)>
柔らかなアンダーコートのある長毛。特徴的な「たてがみ」がある。毛の長さは、12cmを超えないで耳の中と後ろにある羽毛のような毛は7cmを超えない。
  シャイロの毛色に関しては、一犬種としての標準によれば、「黄褐色、金色がかった褐色、赤みがかった褐色、銀やクリームの陰影があるもの、又は豪華な金、銀、赤、ダークブラウン、ダークグレイや黒をもつセーブル。」とある。真っ黒、真っ白な毛色のものも鼻、唇、目の淵が真っ黒であれば容認される。
白いマーキングは、わずかなものであれば(つま先と胸の真中にあるもの)構わない。色が薄いもの、色あせたような色は勧められない。目の色は、濃い茶色から薄い茶色

 シャイロ・シェパードとその血統の元になったジャーマン・シェパードの違いは、1962年に「シャイロはジャーマン・シェパードに恋している人達への犬」とその犬種のオリジナルのクラブは説明している。 彼らは、シャイロがもはやジャーマン・シェパードと呼べないくらいに根本的に変わってしまったと主張する。 疑うまでもなく、シャイロはかつてのジャーマン・シェパードよりは大きくなっている。

性 格
  気性においては、精神的に勇敢で自信を持ち、優れた知能があるものをそのスタンダートとする。先輩格のシャイロのクラブ(SSDCA)はその性格に重きをおいて、
「ブリーダーは、精神的に強い犬をつくることに努力する事。但し、「ソフト」であり、しばしばジャーマン・シェパードに見られる極度な攻撃性や臆病さのない扱いやすい性格である事」
としている。

健 康
  この犬種における主な健康障害は胃腸障害、股関節形成不全症など。 いくつかの犬種クラブやブリーダーたちはその健康問題をすでに認知し、それらを最小限に納める為の効果的なプログラムを実践している。大型犬として、シャイロは恐らく間違いなく極めて健康的な犬種の例としていいだろう。
(参考:Wikipedia, フリー百科事典<シャイロ・シェパード・ドッグ>より)

 次回、完結にはシャイロと一緒に暮らした私の個人的見解、シャイロと暮らす人から聞いた話を含めて実際のシャイロについてお話ししたいと思います。
 シャイロを家族に迎えたいと思っている方には是非読んで頂きたいものにしたいと思いますので、ちょっとお時間下さいね