Oregon on The Breeze ~ サトリの森

Yaplog時代のブログをこちらへ引っ越ししました。

事件だ!

2018-04-29 21:56:37 | Farmer life
町がピンクや白い花が咲く木で彩りを添えてくれる春が来て、ストーブに薪をくべるのもそろそろ終わりだと喜ぶのもつかのま、突然の真夏日のような30℃超えにをかきかき、伸びてきた草を刈る毎日。
草刈機と言うよりもっぱら刈り払い機で、充電が終わるたびにあちこち刈りまくってます。
サトレラパパからは「中毒だ!」と言われますが、悠長な事を言ってるとあっと言う間に草ぼうぼうになってしまいますから。

先日は、朝から事件がありました。

何がって、ママスーザンが育ててる子羊が何者かに襲われて、4頭も殺されてしまいました。
サトレラパパが忙しいので、私が代わりにママスーザンの所へ行って、一緒に子羊の亡骸を手押し車に載せて、とりあえず納屋に置いておきました。
4頭とも、身体は血で汚れてはいるものの、一口も食べられた跡はなく、勿論内臓は食べられていない。
あきらかに犬が、遊びで追いかけまわして喉に食いつき、又は肺のあたりを噛みついてダメージを与えて殺したのだとうと言うのは一目瞭然
野生動物だと、自分が食べる分だけ殺し、まず内臓から食べていくのです。

ママスーザンの所は、180cmくらいの高さのフェンスで土地を囲っています。何故かと言うと、鹿が入らないようにするためです。ピューマはこの高さは何事もないように飛び越せますが(あ、うちにいたペーハもですが、大抵はを追って敷地に入ってくるので、が入れなければ危険をおかしてまで、わざわざ人がいる土地には入らないそうです。
じゃ、も入れないところにどうやって犬が入ったのか・・。
まずは、穴を掘る
でも、フェンスまわりをぐるっとチェックしたけれど、穴が掘られた形跡はなかったし・・。
そうなると、フェンスをよじ登った
そう考えると、1ヶ所、ちょっとフェンスの上の方が変になってるところがあったけれど・・・。

子羊が殺された夜、うちのターニャとキャスが結構吠えまくっていたのは、夢うつつに聞こえていたのだけど、夜には森に出没する野生動物🦌🐻🐇の気配に吠える事が多いので「うるさいな」くらいにしか考えず気にもしていなかったからなぁ。
死んだ子羊たちは、発見されてから時間がたっていたので、残念ながら人間は食べられませんでしたが、野生動物は、喜んで食べます。人家のない森の中へサトレラパパが捨てに行きました。特に、ハゲワシがすぐに見つけると思います。後日、興味本位で、子羊を捨てた場所へ行ってみたんですが、やっぱりいました。ハゲワシが、勢ぞろいで。


拡大してみると、決して可愛くありません。


サトレラパパとママスーザンと3人で、午後は羊が休む納屋を厳重に戸締り出来るように少し調整しました。
実はその日が、私たちの結婚記念日だったので、ママスーザンが折角の大事な日を、駄目にしてしまって申し訳ないとあやまってくれたのですが、ママスーザンのせいじゃないし、こう言う所で生活していれば、想定外の事も起こり得るので私はぜ~んぜん気にしてないんですけどね
それに、今サトレラパパは特別食事療法をしていて、肉と野菜以外何も食べないのでレストランへ行くのも難しいしね。
あ、だけど、お気に入りの地元のイタリアンキッチンでディナー🍝しましたよ。
今は、時間帯が変わったので夜の8時過ぎまで明るいし、昨日はお天気も良かったからそれなりに楽しみましたよ。

話しは戻るけれど、ママスーザンには、ボーダーコリーが3頭いるんです。
だけど、みんな夜は家の中にいて、外の出来事には気づかなかったようです。
だから、ガードドッグを飼った方がいいとサトレラパパに言われてました。
私もそう思うのだけど、ママスーザンは、護畜犬は好きでないそうなのです。
なぜって、自分の護畜犬に、他の犬が殺されるかもしれないと言う不安があるからです。

う・・・・んそうかな・・。
でも、仕方ないんです。ハーディング仲間やアジリティ仲間から、護畜犬の良くない話を色々聞かされて洗脳されちゃってますから。
実際、お友達の護畜犬が人に噛みついたり、他の犬を傷つけたりしてるのも見たり聞いたりしてるんです。
私も、日本で、コーカシアン・シェパードと言う護畜犬種を飼ってる人が、散歩はいつも人が少ない夜しか行かないとか、マレンマを飼ってた方と会った時にも「犬にも私にも触らないで下さい。噛みつきますから」と言われそんなものなのかと思ってたくらいですから。
あ、護畜犬の話はまた別の機会に改めてさせて頂くとして・・・。

サトレラパパがママスーザンに「2頭飼わないと、ピューマやコヨーテの群れには対応出来ないよ」と言ってたのを聞いた私が何を考えたか・・・わかりますよね。
うちも護畜犬2頭いた方がいいな!
です。
実は、殺羊事件は、これで終わりませんでした
ママスーザンのうっかりミスでその2日後、更に3頭の仔羊がやられました
しかも、今度は1頭を引きずり回して、頭を食い切り、一部の内臓を引き出すと言うエスカレートした結果となってしまいました。
7頭の羊が殺されたら、大損害です。
郡のアニマルコントロールセンター(動物管理局)に連絡をして、ママスーザンが話をしたそうです。
今回は、子羊の遺体はそのセンターの人が引き取ったようです。

うっかりは許されないここでの生活。
センターの人のアドバイスで、カメラを備え付けました。
はっきりと、証拠がない限り、センターも何も出来ないのですからね。ごもっとも・・・。

ハーディングの練習に出かけようとしていた、ママスーザン。とても心残りではあるようですがキャンセルしました。

犯人ならぬ、犯犬が見つかった場合はどうなるんでしょうかね。
飼い主が損害賠償を払うのは当然だと思うけれど、犬は殺処分にはして欲しくない。
家畜を襲ったのも確かに悪いけれど、まずは飼い主が自分の犬をコントロール出来ないところが問題だから、私としては犬を手放す処置でにして欲しいと密かに思ってます。
甘いですか?


最近、色気が出てきたキャス。お気に入りのレイラと一緒に。





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コケコッコー、春が来た?

2018-04-05 19:41:17 | うちの動物たち
我が家の桜、アケボノ、が3月末に満開になりました。
まだ、4年目ですが、うちに来た当初よりは背が高くなって花付きもよくなりました。この桜の下でお花見・・と言うのはまだ先の話になりそうですが、この時期、寒さが戻ったりするので今年も、外でのお花見はちょっと望めませんでした。一度止めた薪ストーブが、今日は再開の状態です。

今年は、イースターがエイプリルフールと重なりました。こう言うのは珍しいそうですが、私には「ああ、そうだね。」くらいの感動でした
毎年、ちょっと高級なレストランに予約を入れて、一家でブランチするのですが、パパゴードンの具合もそれほどよくないし、サトレラパパのお姉さん夫婦も来られないと言う事で、両親の所に集合!
と、思ったら、お兄さんとガールフレンドも来られなくなり結局、4人だけのイースターブランチでした。
でも、いつもしゃべりまくるお兄さんがいなかったせいか、とても充実したイースターになりましたよ
ブランチプレートに乗ってる卵の色がきれいでしょ?ママスーザンの所のの卵です。
放し飼いのオーガニック飼料育ちなので、見た目も健康そのものの卵です。

放し飼いと言えばうちも放し飼い・・。
今、15羽の雌鶏がいます。暖かくなり日照時間も延びたので、みんな卵を次々産みはじめました。
ニワトリが卵を産むには12時間の日照時間が必要なので、冬場は、タイマーで電気を鶏小屋につけます。
それでも、やっぱり自然光が12時間近くなると卵の数も増えますね。
15羽いるニワトリたちは数種類違うのがいます。だから、卵も色々です。
日本では、グリーンの卵や茶色の卵は栄養価が高いとか言われてますが、実際の所はほとんど差はないそうです。
要するに、食べる飼料によるんですね。日本でビタミンEが多く含まれてる卵は確かに黄身は黄色っぽいかもしれないけれど、それには黄身を黄色にするものが飼料に含まれてると言う話も聞いたことがあります。
そう言うことをしなくても、放し飼いにされてるニワトリの卵の黄身は黄色を超えてオレンジ色です。特に春からですが・・。これは、何故かと言うと、虫を食べだすからだそうです。

アメリカで、オーガニックの卵を買うと、確かに大きくて黄身もプルンプルンしてるのですが、卵の殻の硬さ、卵殻膜の強さ、黄身の色が我が家のニワトリとははるかに違うのがわかります。
日本にいる時に、『卵』だと言って食べていたのは本当に栄養があったのだろうかと、今になって考えさせられます。

青っぽい卵を産む代表が、アローカナ
アメリカには、他にアメロウカナイースターエッガーと言う似たようなニワトリの種類があります。
今まで、何がなにやらよくわからなかったのですが、疑問に思ってたのがアメロウカナと言われて連れて帰った子たちがどうも見た目が違うんです。しかも、産む卵が青っぽいのだけじゃなくて、オリーブ色のもある!
それで、今年になって、真面目に調べてみました。
最初にうちに来た、アメロウカナ。チビティー(2羽でチビティーズ)です。
頬の辺りと首の周りに房毛があります。これが結構可愛く見えます。そして、その翌年に来たアメロウカナ右が、前述のアメロウカナ左上がその翌年のアメロウカナアメロウカナは頬と首の周りの毛があってこそ、可愛いと思ってたのが、成鳥になっても全然出てこないし、産む卵の色も何か違う。

しばらくの間、なんだかよくわからないままでいましたが、卵を集めにいくたびに「なんで、なんでと思うんで、ついに本腰を入れて調べたわけです。
結局、最初のチビティーズが本当のアメロウカナでブルーや緑の卵を産むニワトリで、次に来たのはイースターエッガーで色々な色の卵を産むニワトリなんだと納得しました。
アメリカでは、バラエティーに富んだニワトリの卵を収集するのが面白いので、色んな種類のニワトリを飼ってる人も多いようですが、私もその一人になりつつあるのかなぁ?

今日の写真いつも仲良しキャスとレイラ





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