Oregon on The Breeze ~ サトリの森

Yaplog時代のブログをこちらへ引っ越ししました。

新刊 “ファームドッグ” ゲット!

2016-10-14 16:15:21 | 私が応援している人たち
ペーハとサトリがいなくなってから、鶏が立て続けに野生動物にやられたし、それまではうちの敷地内で安住に暮らしていたのかもしれないスカンク<参考写真>が無残な姿でサトレラパパに発見されたり、今まであまり見かけなかった鹿や七面鳥やてん、更には熊までもがどうも敷地内を散策しているみたいだし。

そんなんで5月にターニャを迎え、彼女は今7ヶ月目に突入しようとしているところ。それなりに大きくなって、吠え声も『犬らしく』なりました。
家の周りに新たにフェンスを作ったせいもあるでしょうけれど、最近はたちに被害もなく平和に虫をついばんでます。

ターニャがどのくらいに大きくなるのかわかりませんが、とりあえず彼女は「山羊の花ちゃんのお友達犬」で、サトリの後を無事に継いでくれる感じです。何より、花ちゃんがターニャを認めてるようなのでいいことです。
そして、今、もう1頭迎えるべく準備中。ペーハの跡継ぎ。と言っても家畜を守る、と言うより、ニワトリ、ヤギ、人間、他の犬を含む『家族』とここの土地を守ってくれる犬です。

前に、ドイツ原産の”Hovawart(ホファバルト)”と言う犬種を探すと書いたのを読んだ方もいらっしゃるかもしれませんが、これがまた、アメリカではすっごく貴重な犬種みたいで、なかなか子犬がいないし、ポピュラーな犬種と比べるとお値段もかなりです。ヨーロッパのブリーダーにもコンタクトしましたが、段々無理かなぁ、と弱気になってました。秋に、うちのような野生動物も出没する郊外に住んでいる家にふさわしい犬種を紹介する本が出版されると聞いていたのでそれも待っていました。
その本がこれその名も“Farm Dogs”
これを書いたのは、アメリカのカンガルドッグクラブの副会長でもあり、護畜犬に関してのコラムやブログも多々書いているJan Dohnerさん。
何がファームドッグどれがファームドッグかってあまり意識をして飼っていないと思いますが、意外な犬種が意外な仕事をするのだと教えてくれる本です。
(猟犬は入っていないのですが)大きく4つの仕事にわけてあってそれぞれの犬種の写真や歴史や特徴が書かれていてなかなか興味深い本です。

ざっと紹介します。
まず、【Livestock Guardian Dogs】(家畜や所有地を守る護畜犬たち)
広い土地が必要な犬種がほとんどで日本ではあまりお目にかからない犬たちですが、懐かしいペーハの・・・いやカンガル犬は勿論、アメリカでよく見る、マレンマ、アナトリアン・シェパード、アクバシュから珍しい犬種もいます。
次が【Herding Dogs】(家畜を囲いへ追い込んだりまとめたりする犬たち)ハーディング系の犬たちは日本で結構見る犬種が多いですね。特に、多いと思われるのが、ボーダーコリー、ジャーマン・シェパード、ホワイト・シェパード、コーギー、シェルティー。サモエドはソリを引く犬種だと思ってましたが、小さな農場ではハーディングをしたり、飼い主のお手伝いもするそうです。この辺りでよく見かけるのは、ボーダー、ジャーマン、キャトルドッグですね。
3番目に登場するのは【Terriers & Earth Dogs】(テリア種と土中にいる動物を狩る犬たち)ここにも、日本で出会ったワンコを思い出させる犬種が沢山ありました。テリアの多くは、農場では大事な働き手なんですよね。小型犬だから飼いやすいだろう、子供の遊び相手にいいだろう、と言う思いで飼うと大変なことにもなりかねない犬種ですね。何しろ、「作業犬」の血を濃く引いているわけだから、その本能を満たしてあげるようにしてあげないとね。日本の保健所にも放棄されたジャックラッセルが結構いると前に聞いた事があります。

最後は【Traditional & Multipurpose Dogs】(伝統的で色々な目的で働く犬たち)これらの犬種は中型以上が多いですけれど、最近、日本でもお馴染みの犬種いますね。
バーニーズ、ベルジャン・シェパード、スタンダード・シュナウザー、ニューファウンドランド等々。ここには、私が考えていたホファヴァルトも入っています。
残念ながら今のところ日本語版はないのですけれど、写真を見ているだけでも結構楽しいです。

うちに来る犬?実はこの本が届く前に、大体決まってしまったのですが、まだ交配が上手くいくかどうかもわからない状態なので、ブリーダーさんから妊娠確認のお知らせが入ってからまたブログで紹介させて頂く事にしますね。

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無責任なのか、調子いいのか?

2016-10-10 13:50:28 | USA事情
月に入って期待のが降り、結構寒くてストーブを焚き始めたら、また日中は半袖Tシャツじゃないと熱く感じられる日が続いてるしかも、この週末は28℃くらいにもなってびっくり
サトレラパパは、お兄さんと夜明け前から、狩りに出かけて行っていなかったし・・・。
空は青空、おてんとうさまもにっこにこ・・・。
なんだけど
どうしても、今年は気分になかなかなれないし、何かしたい事はあるかと聞かれても
「別に・・・・」の答えしか出て来ない。

だって、2016年は、人生初! 私の前から去っていた人、犬、数にして3人と2頭。 
サトリのアルバムを作るからとチョビチョビ昔の写真をピックアップしていたのだけど、久しぶりに数日前、サトレラパパが仕事でいない夜に続きをやり始めた。
突然サトリがいない現実を改めて感じ、落ち込んでしまってたら、もう、笑い話にしちゃってもいいんじゃないの?と言わんばかりに後から後から、いなくなった人や犬たちと楽しそうに写っている写真が出て来て、が乾く間がなくなったので、あの日は9:30pm頃には寝ちゃった

そんな夜は、気の置けない友人と他愛もないおしゃべりをしてみるのもいいのだけど、正直なところこっちにはそう言う話をする相手はいない。
町に住んでる訳でもないし、自分の車があるでもないし、お店が近くにあるわけでもない、郵便受けまで歩いて片道20分。途中に人が住んでいない訳じゃないのだけど、滅多にご近所さんにも会わないし。
でも、不思議と「友人」と呼べる人がいなくても寂しいと思わないんだよね。
なぜ?
こっちに来て、もうすぐまる4年が過ぎようとしているけれど、「アメリカ人」について今まで勝手に思い描いていた事が違ったんだ!と言う事実を知ったせいもあるかな?
と言うと大袈裟だけど。

アメリカ人」って言うと、明るくて、友好的で、ジョークが好きで、日本人のように本音と建前って言うのがあまりなくて、自分の気持ちに素直・・・と言うポジティブなイメージだったのね。
でも、こっちに来て気づいたのは・・・。

(【私が知り合った中の】と言った方が失礼がないですけど)
アメリカ人って口が上手ってこと。
よく言えば社交上手調子がいい
自分の家族を褒める事も、相手を褒める事もてらうことなく上手だし、初めて会っても前から知ってたみたいにカジュアルにおしゃべりしてるし・・。

悪く言えば自分の言った事に対して無責任!
「あなたの旦那もアメリカ人じゃなかったっけ?」
って言われそうだけど、彼は日本での生活も長いし、小さい頃から武道の稽古に励み、日本に来た理由もそもそも、武道を習うんであっさりと勤めを辞めた、って言う経歴。
武道仲間からも、
「日本人より日本人っぽい」
なんて言われてたくらいの人で、だから、10数年ぶりにアメリカへ戻った彼も実は私と同じ事を感じていたと言う。

どんなところが無責任と感じたか?
例えば、私が経験した事で、よくあるのが、

「今度遊びに行くから。」
「うちの犬に会いにいつでも来て!」
「今度、どこそこで会いましょう。」
「今度連絡します。」

で、その『今度』ってアメリカ人にとってはいつの事なのか、実現した事がほとんどと言っていいくらいない!
いつも受け身になっているわけじゃないけど、相手がそう言ったんだからやっぱりいつか都合がよくなれば連絡くれるんだろうな、とそのつもりで待っていても音沙汰なしなので遠慮がちに聞く事もある。
「ああ、その時うちにこれこれの用事があって○○日まで駄目だからそれ以降って事になるわね」
と言われたからその○○日後に連絡したのに、何も返事が来ない。
だから、
「ああ、また例のことか・・」
と大きなため息をつき、口をついてつい出ちゃった言葉だったんだ、と私なりに納得するようにする。
私が固すぎるのか?

サトレラパパの場合は、今年自分が出版した本、”The Unbound Soul (解き放たれた心)” の宣伝を一生懸命やっていて、読み終えたらサイトにレビューを書いて欲しいと言うメールも送ったりしている。
例えば1,000人にレビューをお願いすると、30%位の人が
「是非レビューさせてもらいます。」
と返事に書いて来る。
でも、実際にレビューを書いてくれるのは、またまたその中の数%だけ
こう言う事は第三者のみならず、彼のアメリカ人の友人達にも言える事だと言うのでこれまたびっくり。

フト私も自分の友人たちはどうだったっけと思い出してみる・・・
もちろん、私自身も、自分の口から出た事は、(ここが大事なんだけど)時間がたっても忘れない限り遂行するように心がけてるつもり(何かやり忘れてる事があるよ!と私に言いたい人がいたらメール下さい)
それと、すでに出来ないだろうとわかる事、出来そうもない事は口にしないようにしているし。

その場の雰囲気を乱したくなかったり、相手に自分の印象をよくしたかったり、自分がいつも相手の事を気遣っているような言葉を口にしたり・・・。
そう言う人たちはやっぱりそう言う人たちに囲まれているんだろうけど、中には、私のように純粋で生真面目な人もいて、相手が言った事を素直にそのまま受け取っているんだと言う事もわかって欲しいけど、お国がらも違うからやっぱりみんなに合わせるのが楽でいいのかな?
でも、私はやっぱり口先美人にはなれないと思う。
私はこれからも、
「武士に二言はない!」
の精神でいくつもりです。

ドライブの途中立ち寄った川べりで会ったおばあちゃん犬とターニャ
レイラも唸る事なく臭いをかいでもらってました



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シャイロ・シェパード(Shiloh Shphered)だらけ

2016-10-02 16:13:56 | シャイロ・シェパード/Shiloh Shepherd
毎年、9月第3週末はカリフォルニアで、某シャイロ・シェパードクラブの“Play day”があるらしいのですが、今年は参加すると言うシャイロオーナーに誘われて、サトレラパパとターニャとレイラを連れて行って来ました!

サトリを6月に亡くしてシャイロ・シェパードのグループに会うのもどうなのかな?と思ったりしましたが、誘って下さった方は、日本で多分初めてシャイロ・シェパードを紹介された方・・・Baalママさん以前Baalママさんのお友達に頂いたBaal君の写真でしたので彼女にも是非会いたいと思い決意しました。サトレラパパも時間が空いていてその気になってくれたので、久々の泊まりがけのお出かけと言うになりワクワクでした。
ひとつ気になるのは、ターニャがひどい車酔いをする、と言う事。でも、誰も面倒を看てくる人もなく、まだ5ヶ月で置いていくわけにもいかず、ノンストップだと6時間余りかかるけど、途中泊まるからいいか!と言う事でお供させました。
それまで、クレートに長時間入るトレーニングはしていなかったので、行くと決めた時から、クレートトレーニングしました。ターニャはあまり物おじをしないせいか、特に苦労もなくすんなり慣れてくれたのでよかったです。
まあ、やっぱり思った通り、かなり酔ってヨダレだらだらでしたが、出発の早朝にちょっとフードをあげただけだったので、ほとんどその日はヨダレだけで済みました。

人間は、久しぶりのカリフォルニアの空気を吸い、景色を楽しみながら行った訳です。
オレゴンでは、通称私が【オレゴン富士】と呼んでいる Mount McLoughlin があります。
カリフォルニアには、Mt. Shasta(シャスタ山)
しかし、カリフォルニアって本当に砂漠みたいなのでびっくりです。右の写真の緑色は果物の木です。日本にいると、「カリフォルニア=フルーツ」ってイメージだったんだけど、実際のところ、カリフォルニアには水がないので、あちこちの州から水を買ってるそうです。勿論オレゴンからも。
なので、カリフォルニアの果物はお高い?かな?

一晩途中のモーテルに泊まって(このモーテルの隣りがトラックのパーキングだったので、エンジンをふかして停車しているトラックの音でよく寝られなかった)翌日、会場に向かいました。
ところが、途中迷ってしまって、着いたのは開場1時間後。
広い公園でしたが、ちょっと道を教えてもらって車で走ったら、すぐ目にとまりましたよ、
シャイロ・シェパード

いるいる
わさわさいる




サトリ以外のシャイロ・シェパードを間近に見た記念すべき一瞬でした。
子犬もいてサトリが日本へ来た日を思い出しました。

最終的には21頭のシャイロ・シェパードが集まりに参加したそうです。シャイロのオーナーさんたちは皆さんとてもフレンドリーで、これだけの大型犬が集まったのに争いらしい争いは一度もありませんでした。
シャイロだけでなく、ジャーマン・シェパードも4頭いました。ジャーマン・シェパードって子供の頃にみた時には大きくてびっくりした記憶がありましたが、シャイロに囲まれてるジャーマンたちはまるで子犬のようでした。
(実際、Baalママに聞くまでジャーマンの子犬だと思ってましたから。)手前がジャーマン・シェパードの成犬
やっぱり全体的にジャーマン・シェパードは小型化されてきているんだと言う印象を受けました。でも、この子たちは神経質なところもなく、どの子とも仲良く遊んでいました。
うちのターニュですが・・・飼い主は誰だ?と言われるほど、あちこちに顔を出し、みんなに可愛がられていました。サトレラパパは、

「何て可愛くていい子なの?まさに理想の子犬だわ。」
とまで言われたそうですけど、私はそのコメントにはでしたけど、みていると確かに人に(それほど)しつこくくっついていた風でもなく、食べ物をせがむ訳でもなく、犬たちとももめることなく犬社会を満喫していました。この写真にいるみんなは(人間も含めて)同い年らしいですが、この大きさの違い!!)
何よりも、そこにいた子たちがみんなよく社会化出来ているのにびっくりしました。
日本に限らず、こちらもなかなかこれだけ、よく社会化された犬たちのグループを見つけて子犬の社会化トレーニングをする事が出来ないです。
問題は、うちのレイラ・・・ こちらに来てから、ペーハのおかげもあって、だいぶ犬にも慣れていたのですが、やっぱりこれだけの犬たちがいると警戒と恐怖心が出るのか、鼻に皺をよせ、歯ぐきまで見せる位に唸るので、『恐怖心からくる攻撃性』 の態勢にになっていると言う事です。みんなのいい雰囲気を乱しては申し訳ないので自主的に外につないでおきました。
レイラもその方がストレスもなくよかったみたいです。時々会いに来るサトレラパパを歓迎

そんな訳で私はレイラが気になってあまりシャイロ・シェパードたちと交流は出来なかったのが本当のところですが、2頭気になった子がいました。
1頭はこの子何かサトリに似てませんか?これは正真正銘のサトリですが・・・その子を撫でた時、サトリと同じ毛の感触を思い出し、思わず胸が一杯になりましたけど・・・

もう1頭はケイデンと言う名前の男の子
この子はサトレラパパが気になってた子なんですが、新しく人や犬が来ると必ずチェック!何かみんな(犬たち)が集まってるとそこへ遠くにいても走って行って視察。その姿がサトリを思い出すと言う事でサトレラパパは「サトリの男の子バージョンだ」と言って最後まで気になってたみたいです。

帰りは、現地から我が家まで、ちょっと夕食にレストランと休憩で休憩所に立ち寄っただけでストレート帰り。
そうそう、途中の休憩所、日本ではサービスエリアと言ってますけれど、こっちは売店なんてなくて、本当にトイレと息抜きするだけのところ。でも、カリフォルニアで立ち寄った休憩所にはこんな木が一杯生えてました。これはユーカリの木です。ユーカリって、コアラの食料でもあるわけだけど、知ってましたか?ユーカリは多量の水を必要とし、また、他の木には毒になるものを持っているのでユーカリのそばにはなかなか木が育たないそうです。
日本にいる時、東京の小金井公園で大きなユーカリの木を見ましたが1本だったからいいのでしょうけど、ここは確かにユーカリの木しか見なかったような・・・。一見見事なんですけどね。

帰りは私が運転するつもりでいましたけれど、結局サトレラパパがほとんどしてくれました。
結局、私たちはサトリを偲ぶためにシャイロたちに会ったような気もしますが、楽しかった
ターニャも帰りは、だいぶに慣れたみたいで、またお泊り旅行に行けそうだね


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