Oregon on The Breeze ~ サトリの森

Yaplog時代のブログをこちらへ引っ越ししました。

悲しみはこらえるべからず・・・・

2013-09-22 23:38:35 | 犬・猫・犬友・動物たち
色々なニュースがあって、書き溜めていたんで、次々にアップしようと思ってた矢先・・・・・すごくショックな事があって、しばらくお休みしようかと思ってました。
でも、タイトルにあるように、人生の中から学んだことの一つ・・・。

「悲しくて泣きたいときは、嗚咽をこらえずに泣けばいい」
・・・・って。
悲しみだけじゃなく、憎しみも、苦しみもそうかもしれないと思ってます。
心に秘めている時間が長ければ長いほど、その思いが強くなっていくばかりで、癒されることはないと思います。
信頼する人にぶちまけるのもいい、そう言うのを聞いてくれる専門家の所へいくのもいい・・・。
一人で悶々としてるのは一番精神衛生上よくない・・・。

と、思ってブログを読んで下さってる方、私を知ってる方にも、知らない方にもお話させてもらってからちょっと心の整理させてもらおうと思いました。

おとといの金曜日・・・。
私がとても大事にして、可愛がっていたニワトリのブリジットが、殺され食べられました。
実際に現場を見たわけではないけれど、サトレペパパと推測するには99%、ペーハだと言うこと・・・。

雨だったのでいつもよりちょっと早めに夕方、鶏小屋にみんなを入れたら、7羽いるはずのバードロックが6羽しかいない。
嫌な予感がして、一度入れたニワトリたちをもう一度外に出したらやっぱりブリジットがいない!!
呼んで確認したけど、いつも真っ先に跳んで走ってくるブリジットの姿がない!
なかなか戻ってこない私を心配してサトレペパパが出てきたので
ブリジットがいないの・」
と普通に言おうと思ったのに、声がふるえてしまってた。

「いつもどの辺にいるの?」
と言うから、ブリジットが行きそうな場所まで一緒に歩いて行ったけど、いつも私のそばに来る彼女が呼んでも出てこないと言うことは、絶対にあってほしくないことが起きたんだと、確信している自分がいた。
その時、木の根元を指差して
「いたよ・・・・・。」
と暗い声でサトレペパパが言ったのを聞いた途端、声をあげて泣き出す自分がいた。

ブリジットは、他のニワトリと違ってた。最初は、用心深く近寄ってきたけれど、日を追う毎に私のそばに来て、コーンをあげると「ククク・・」と控えめに鳴く。
そのうち、サトレペパパにつかまって抱かれる事にも慣れてきた。

以前、犬のトレーナー養成のセミナーに参加してたとき、ニワトリがクリッカートレーニングでアジリティーの真似事みたいのを教えられると聞いて以来、ニワトリにも興味を持ってたのだけど、日本では家を借りている身でニワトリは飼えなかった。
だから、こっちに来て、ニワトリを飼うことになったときは、ちょっとワクワクものだった。
でも、Mama Susanの所である程度育った子たちだったので、そんなに懐かないだろうと思ってた。
そんなある日、ブリジットがそんな私の気持ちを汲んでくれたのか、懐いてくれて、とっても嬉しかった。
それがついこの間のような、もっと前のような・・・。

クリッカーで、「ブリジット」と言う名前を教え、名前を呼ぶと来るようになり、抱かれることも平気になり、つい10日位前から「ターン」と言って、時計回りに回ることを教えはじめていた所だったのに・・・・。
もう少しで、トリーツのコーンがなくても回れそうだったから、サトレペパパに披露しようと思っていたのに・・。

今朝、庭を歩いていたら、羽が沢山散っている場所を見つけた。
ここで、つかまってあそこの木の根元へ連れていかれて、食べられてしまったんだ、と思ったらまた泣けてきた。
泣きながら、散らかった羽をきれいに片付けておいた。また、泣かないように・・・。

4月末にうちに来たから、ちょうと5ヶ月・・・。思えばたったの5ヶ月だったんだね?
一緒に楽しく過ごしたのはもっと短かったって事だね。ブリジットがお婆ちゃんになるまで一緒に生きていきたかったのに・・・。1年も生きられなくて・・・ごめんね。

サトリと挨拶しているブリジット
ブリジットはうちの犬たちを信頼していたのにね・・・。
守ってあげられなくてごめんね。

ところで、現場を抑えてなくても何故ペーハだと言いきれるか?どこにも、血もついてませんでした。
その1 
まさに、ブリジットの事件を発見したその当日の午後、サトレペパパが仕事から戻って来たとき、嬉しくて興奮したペーハがパパの前で、ニワトリをくわえようとしたのを目撃した。

その2
ブリジットの悲劇を発見した後、ペーハを現場へ連れていこうとしたら、いつも先にどんどん行くくせに、私たちの後からしぶしぶついてきて、サトレペパパが羽が残っていた現場に立って呼んだのにペーハは私の後ろに隠れようとしたり、その場から逃げたいそぶりを見せたり・・・・。

結局ペーハは、私たちが好まないことをした事はわかっていた。と言うことだと思います。
私の大事なブリジットを殺して食べたペーハ(のはず)ですが、犬は、自然界では『捕食者』です。ニワトリの動きが、大人になりかけの子犬のそんな本能を刺激してしまうのも仕方ないのかもしれない・・・・。まだ子犬だから教え込むことは出来るはず。と信じて、命をなくしたブリジットの為にも、りっぱな護衛犬になるようトレーニングを強化していきたいと思ってます。

しかし、こっちに来て、何度色々な生き物たちの命を見送ったことか・・・。
東京に住んでいたら、こんな辛い思いを何回もしないで済んだかもしれないのにね。
食べられる為に生まれてくる者、捕食者に狙われて命を落とす者・・・・。
これが、田舎生活?農場、牧場で生きていく事なんだよねぇ。いつか慣れていくのかなぁ。
やっぱり、『覚悟』はいつもしてなくちゃいけないよねぇ。



ブリジットが走って来る思い出の動画になっちゃいました。
クリック



Rest in Peace, my girl Bridget

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無知は怖い!

2013-09-13 00:40:50 | USA事情
ここ数日、色々ありすぎてブログのアップが間に合わず、下書きがたまってきているのだけど、今日は最新情報をお伝えする事にします。

2日前、ペーハがスカンクにスプレーかけられ、洗濯(?)をしようと思ってた昨日の朝 (ペーハの件はまた後日に・・)山羊の花ちゃんをサトリと一緒に牧草地に放したら、また以前聞いたアブラゼミの鳴き声のような音。いやぁ~な予感がして、フト藪の中をみたら・・・・チラッと見えた蛇の体!
サトレペパパはいつも、見たいって言ってるのに、何故かいつも蛇と会うのは私。
でも、今日は部屋にサトレペパパいるから、と思って急いで家に戻って

「でかいゴーファースネークがいたよぉ~!」
って声かけたら、どれどれ、と嬉しそうに出てきたサトレペパパ・・・・・でした。が、蛇をみたとたん
顔つきが変わって、
「これはゴーファースネークじゃない。ガラガラ蛇だ!!
って!
工工エエェェ(´Д`)ェェエエ工工
「サトリがまたちょっかいを出したらいけないので、すぐにつなげ!」
と言われ
「近づくな!」
と言われ
「以前に見たのもホントにゴーファースネークなのか?」
とか言われ(´・ω・`) (絶対ゴーファーだ!!)

「写真を撮って、ガラガラ蛇をよく覚えておけ!」
と言われ。

段ボールと、レーキ(畑なんかで使う熊手)を持ってきたサトレペパパは、私がちょっと場を離れたすきに蛇を箱に入れました。前にサトリがゴーファースネークと戦ってた時、蛇がサトリに飛びかかってたの見てたから私は怖かったけど、自分の体の半分の高さしかジャンプ出来ないらしい。

これが今回私が初めて遭遇したガラガラ蛇<画像をクリックすると動画が見られます>

ガラガラ蛇も沢山種類があって、これはPacific rattle snakeと言う種類のひとつじゃないかって、サトレペパパが言ってた。もちろん出血毒(血管系の細胞を破壊し出血させる毒)を持つ毒蛇(マムシも同じ仲間)なんだけど、致命的まではいかないらしい。
しかもまだ子供だって。

一番危ないのは、ダイヤモンドのような模様のある、ダイヤガラガラ蛇。大きいので毒の量も多い。
幸い、ここらへんまでは来ていないらしいけれど、出くわしたらびっくりだよねぇ。
暑い所にいるらしく、生息地では血清があるそうなので、噛まれて死ぬ人はほとんどないそうです。

さてさて、つかまえた蛇は、トラックに摘まれて人里離れた郊外で放しました。

彼らも、ネズミとか取ってくれるわけだしむやみに殺すべきじゃない、と言うのがサトレペパパの考え。
私一人だったら、きっと殺す方向でいってたな。だって、その時見逃しちゃったら、次にはうっかり踏んでかまれるかもしれないもん。私と凸凹凸たち・・・・。
でも、どうやって殺すのか・・・。

自由になった蛇さんはどちらへ行かれたのでしょうか?
サトレペパパのおかげで殺されずに新しい地で暮らしていくのだから、『蛇の恩返し』って言うのを期待してもいいんじゃないかしら。

しかし、私もまさかガラガラ蛇にお目にかかるとは思ってなかったので、「ゴーファースネーク」と思ってサトリがちょっかい出しても
「あ、またか・・・」
なんて、思ってたかと思うと、身震いしてしまう・・・。
こう言う所に住むと言う事は、危険と向かい合わせ。
ちゃんと知識を得ておかないと大変な事になる、と実感でした!

長い物が苦手な方にはちょっと強烈な写真ばかりでしたね。
じゃ、最後に気分直しにドド~ンとでっかい写真を・・・。

おうちに入りたくてちゃんとお座りして待っているのに入れてもらえないペーハです。
そのわけは?ヒントはこのブログの最初に・・・。
今度、お話しま~す!


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我が家初、日本からの訪問者!

2013-09-04 23:29:28 | 友人
9月2日は”Labour Day”(旗)日でした。
サトレペパパとの共通の友人、日本では武道仲間だった、通称『大将』が我が家に遊びに来てくれました。
彼女は、毎年サンフランシスコの友人に会うために夏休みを利用して渡米をしています。
大学に勤務しているので、夏休みも結構自分の希望に沿って取りやすそうです。

それが、今年はわざわざサンフランシスコからここまで足を延ばしてくれたんです。
しかも、でおよそ7時間から8時間もかけて・・・。

着いてすぐに広げてくれたのが、私が持って来て欲しいとお願いしていた日本からの品々・・・・

と、思ったら

なんと

それだけじゃなくて、沢山の日本食材料が!

彼女は、以前、サンフランシスコに住んでいたので地元事情には詳しく、シスコで評判のいい日本食材を売っているマーケットで沢山仕入れて来てくれたんです。

なんと言う心遣い!

2泊3日、大将は、田舎生活を堪能してくれてました。
道はあらかじめ教えておいたものの、海外の、しかも初めての土地へ来てくれたのに到着時間が早かったもんだから、お約束の門でのお迎えが出来ませんでした。私が、野菜を煮ていたら、突然レイラが吠えだして、何事かと思ったら、ドライブウェイを見慣れぬ赤いが・・・・・。
そんな彼女の第一印象は、

「林間学校へ来たみたい。で、本当にここであっているんだろうか?」



そして、お迎えしたのは私でもサトレペパパでもなく、サトリとペーハと山羊の花ちゃん・・。

「車を追いかける犬に交じって、山羊までが迎えてくれるとは思ってもいなかった!」


だそうです。(うちの花ちゃん、犬化してますから・・(~_~;))

ま、そんなこんなで、短期間を楽しんでくれたようです。
私は、日本語だけで話せる人が来てくれて、本当に嬉しいひとときでした!

サトレペパパは、私が「読むのに時間がかかる」を言い訳に先延ばししていた、古い日本語でかかれた剣術書を読んでもらって、説明してもらって上機嫌でしたよ。




歴史の街、Jacksonvilleは、Labour Day で星条旗が沢山ありました。
オレゴンにはブドウ園が結構あって、ワインの試飲が安く出来ます。
2軒寄りました。そのうちの1軒では、すでに日本人が来たらしく、
「一日にこんなに日本人が来るなんてびっくり!」
と奥さんが言ってました。(私はオレゴンに住んでいるのでカウントされませんでしたが)
そこのブドウ園では、アルパカも飼っていたので記念撮影して来ました。

最後の日のランチは、私たちお気に入りのレストラン ”Station”で、御馳走したかったのに、何故かこの日はお休みでした!!!
仕方ないので、おいしいと評判のイタリアンにしました。初めてだったけど、注文したピザはおいしかった。(注文から食べるまで結構時間がかかったけど・・・)
レストランの前で記念撮影!

そして、大将は、サンフランシスコに向かってオレゴンを後にしました。
また、遊びに来てね!!!

”大将、帰って淋しい”のレイラ?


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