Oregon on The Breeze ~ サトリの森

Yaplog時代のブログをこちらへ引っ越ししました。

犬を選ぶ 最終回

2016-01-08 21:51:51 | Cesar's Way
前回からの続きになりますが
シャイロ・シェパードカンガル犬チャイニーズ・クレステッド今度迎えるのリストからはずされるとなると、どうしたらいいのか・・・。
また、一から色々な本やネットでニーズに合う犬種を探す事になるのか・・・・。
いえ、いえ・・・実は、サトリを迎える前に一度、考えていた犬種があったのです。
もちろん、人気犬種ではなかったので、海外にブリーダーを探しました。
前にもブログにもチラッと書いた気がしますが、日本でこの犬種を知る人はあまりいないと思います。
ゴールデンレトリーバーを迎えたかった私が偶然見つけた犬種Hovawart<ホファヴァルト>と言うドイツ原産の犬です。
この犬種の毛色はこのブロンドだけでなく、ブラックブラックタンの3種類あります。ゴールデンレトリーバー希望だった私としては、出来ればブロンドの子がいいのですが、色々な写真を見ているとブロンドは少ないように思えました。
以前はスコットランドにいたブリーダーにコンタクトをしたのですが、英国でも少ない犬種だったので、順番待ちでした。結局、シャイロ・シェパードの子犬の方が先に生まれたのでサトリになったわけですが・・・。

日本でこの犬種がいいと思った時は、『ニーズ』ではなく『欲しい』でした。
でも、改めてこの犬種の事を調べると、ドイツ語でホファヴァルトとは<an estate guard dog>つまり『家を守る犬』と言うような意味があるそうで、昔は飼い主とその家族、農場を守ると言う役目を持っていたそうです。
幸いな事に、アメリカの某ホファヴァルトクラブにコンタクトしたら親切に色々と教えてくれました。
ブロンドはゴールデン・レトリーバーに似てると言ったら、性格は全く違う・・・・とゴールデンの飼い主さんが聞いたらちょっと気を悪くすんじゃないかと言うような回答を何人かの方からもらいました
確かに、性格的にはサトリみたいな印象です( ̄▽ ̄;)!!ガーン

日本にいる時、そして今回も子犬を探す話しが出始めてからネットや本で色々調べましたけど、そこに書いてある事ってどこまで本気でとらえていいのかわからないところがありますね。
だって、レイラを迎える時、本屋に駆け込んで調べたチャイニーズ・クレステッドのページには
「散歩は15分程度でいい」って書いてありましたけど、あれだけハイパーな小型犬を15分の散歩だけで家でおとなしくさせられるわけがないと思いますけどね。サトリ同様、で走り回ってました!
誰が書いたのか知らないけれど、日本語のWikipediaに書いてある<ホファヴァルト>の『特徴』は、クラブの人たちから聞いた話とは大違いで、Wikipediaに書いてある事を鵜呑みにして迎えると大変な事になりかねない犬種だと思うからね。
だから、犬を迎えるには、やはり実際に飼っている人たちに聞くべきだと思う。もちろん、個体で違うけどアウトラインは理解出来ます。
そして、出来れば子犬の親に会うのがいいと思います。
犬の場合は、母犬を見るのがいいらしいですね。

と、言う事でいつになるかはわからないけれど、今現在の我が家のニーズに合った犬は、ホファヴァルトになりそうです。
南オレゴンの山々



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「犬」を選ぶ(2)

2015-12-28 23:13:59 | Cesar's Way
ここの生活にはチームワークが必須!
日常の稼ぎ手と家の力仕事はサトレペパパ。
生き物の世話(サトレペパパを含む動植物)は主に私。だから、どんな動物を迎えようか何の木を選ぶのかも大体私。色々と調べてサトレペパパにリサーチした情報を伝え、家族会議(と、言っても二人だけど)で最終的に決まる、と言う流れ。

なので、今回、新しい子を迎えるを考えるのも私がリサーチをするわけです。
ペーハがなので、やはり今度はの方がいいかな?と言う所はサトレペパパと考えが一致しています。
ただ、の方が気も優しくて扱いやすい、と言うのは神話であって実際は女の子ってサトリの経験から、避妊しようがしまいが、きつい性格の子だと扱いも一筋縄ではいかないと言う実感もあるし。
K9ゲームや友人達の話等々ででも見て聞いて思います。だけど、多分性別はになるだろうな。

次はどんな犬を迎えるか
犬を迎える為の始めの一歩は、「自分が欲しい犬ではなくて、必要な犬を探す」これは大事だと思います。
自分のそばにいて、癒してくれる子がいいのか、子供と一緒に遊んでくれる子がいいのか、自分と一緒にアウトドアを楽しみたいのかなどなど・・・・。欲しい犬種とニーズが合えば言う事なしですね。
例えば、あまり散歩をしたくない人がボーダーコリーやジャックラッセルやダルメシアンのようなハイパーな犬種を飼うのは犬にも人間にもハッピーライフが期待されるはずはありませんからね。

今回のうちの場合は、『ペット』を迎える、と言うよりまさに環境とニーズに合った子を探す、と言う事に焦点がおかれます。
そう言う意味でサトリは、理想的な子です。でも、かなりのドミナント(支配性が強い)犬です。 「ドミナント」は「攻撃性」とは違います。
つまり何でもコントロールしたがる性質と言う事。だから、和を乱していると感じるとすぐに鼻を突っ込みにいきます。
日本にいる時は、ドッグランへ行っても自分は特定の子としかあまり遊ばず、他の犬たちの動向をいつも気にしているタイプだった。
そんな彼女もこちらに来てから山羊の花ちゃん、今年生まれた花ちゃんの子供たち、を一度も脅かしたり攻撃した事はない。そう言えば日本にいる時子猫を保護した時も子猫の入っているクレートにビタっと寄り添ってたな。
それに私たちが庭仕事をしている時はいつもそばにいる。人が来れば吠えて知らせてくれる。相手が怪しげな行動をしなければ、ただ相手の臭いをかいで、あわよくばおやつでももらえるかと周りをウロウロしてる
(アメリカは犬を放し飼いで庭に飼ってる家が多いからか、FedexやUPSの配達人さんたちはみんな犬のおやつを持って来てる。おやつで手強い相手をなつけようと言う事なんでしょうね。)

そんなにいいなら、又シャイロ・シェパードがいいんじゃないか・・と思うのだけど・・・・・。
そうなんです。私たちもシャイロ・シェパード気に入ってるし。本当にいい家庭犬です。子供にも優しいし、番犬にもなるし、家畜の面倒も看てくれるし・・・。
でも、残念ながら、うちにはしばらくはシェパード系は飼えない事情があるのです。
多分保険会社によってでしょうが、今世話になっている保険屋の規則に<Bully breed(弱い者や小さい物を傷つけたいいじめたりする犬種)>・・・ブルドッグ、ボクサー、ピットブル、マスチフ、ロットワイラー等々やドーベルマン、シェパード系を敷地内で飼っているとある種類の保険をかける事が出来ないと言う規則があるからです。
犬種云々の偏見じゃなくて個体で見て欲しいと思うんだけど規則じゃしょうがない。サトレペパパはいずれピットブルを家族に迎えたいと思ってたようだけどあきらめました。
そんな訳で、すご~く残念だけどシャイロ・シェパードも小柄なベルジャンマリノワも駄目らしくシェパード系は諦めました。

ペーハは、ご存じ家畜護衛犬 カンガル犬。彼はサブミッシブ(服従的)タイプなので超大型犬だけどサトリよりずっとコントロールしやすく、観察力が鋭いし、理解力もすごい!
子犬の頃1ヶ月だけ子犬トレーニングクラスへ連れて行ったくらいで特にしつけをしてないのに、サトリやレイラを見てお座りも、伏せもバックも覚えてしまった。一番のびっくりは2ヶ月でうちに来てから一度も家の中で粗相をした事がない!!
それじゃ、カンガル犬
この選択もないではなかったのだけど、この犬種の特徴は、パトロールをして異常がないかをチェックするらしいのでサトリのようにいつも飼い主のそばにおとなしくいるわけじゃない。しかも、大きいくせに走るのが速く、かなり機敏でペーハの場合、サトレペパパが何ヶ月かかけて広いサトリの森を180cmの高さのフェンスで囲ったのに、それをなんなく跳び越す。跳び越すペーハを目撃したサトレペパパは一気にフェンスを作る意欲を失ってしまったそうで。
ま、わかりますけど。
私も見ましたから。隣りの敷地に何かを見つけたペーハが180cmのフェンスを目前で軽々跳び越えてあっと言う間にいなくなったのを。
それからは、私たちが一緒でない時はいつも長いワイヤーリードにつないであります。朝のサトリの森偵察時には(ノーリードなので)ショックカラーをつけるか、シーザー流に必ず私たちの後ろか横を歩かせて目を光らせてます。
なので、カンガル犬はやっぱりリストからはずれそうです。

レイラ?チャイニーズ・クレステッドはこの際論外・・・愛玩犬タイプの小型犬はコヨテや猛禽類に捕まる立場になりかねないのでね。
それに、もしペットとして迎えるなら今度こそはシェルターから子犬を迎えようと思ってるから。
つづく・・・・・・




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「犬」を選ぶ(1)

2015-12-18 23:29:55 | Cesar's Way
犬を飼い始めた人たちが、数週間、又は数ヶ月してから犬たちの問題行動に悩んでいる話を耳にしたり、記事で読んだりするたび、
「犬を新しく家族に迎えようと思った時、みんなはまず何を考えるんだろう。」とよく思う。参考写真すぐ、ペットショップへ行くのか、レスキューをチェックするのか、それともシェルターへ行くんだろうか。
そして、可愛い、とか目が合って連れて帰らずにいられなくなった、とか・・・・。
この界隈では、圧倒的にシェルター!又、特にこの犬種が欲しいとなればレスキュー団体にコンタクトをするみたいだけど。
我が家はサトリもペーハもブリーダー探しから始まった。いや、その前にどの犬種がいいのかをリサーチするのが先だったな。私にとって、『自分たちの犬』を迎えるのは初めてだったし、当時の私は保健所やレスキューで犬種のわからない犬や、成犬になってる犬を探す事に関してはちょっと不安があったので純血種を考えてた。勿論、まず自分が興味ある犬種を見たけれど犬経歴の長いサトレペパパからの条件として
1.遺伝的疾患で名前があがってる犬種
2.特性に攻撃的な要素を持ってる犬種
は避けたいと言われてたので、自分が興味のあった犬種、数種は却下!

そんな条件の元、私の好みで見つけたのが、シャイロ・シェパード(Shiloh Shepherd Dog)サトリ7歳早速、ネットで調べて何人かのブリーダーにメールを送ったけど、日本の検疫規定である地域以外(狂犬病が発症してない国)からは4ヶ月にならないと子犬を輸入出来なかった。そんなんで、通常2ヶ月で子犬を新しい飼い主に譲るアメリカでは、2ヶ月余計に預かるのは難しかったのだと思う。それでも、1人だけ、すぐにメールの返事をくれたのがカナダ・プリンスエドワード島Miracle Shilohsだった。
カナダから日本までかかる輸送時間と4ヶ月の預かりを考慮したうえで、OKのサインが出た時は感激だった。シャイロ・シェパードの子犬は、写真を見て気に入ったからこの子がいいと言える訳じゃなくて、それぞれの飼い主がショー用に飼いたいのか、繁殖したいのか、ペットとして迎えるのかと言う希望を聞いたブリーダーが子犬を新しい飼い主の元へ出す前にプロによるpuppy evaluation test (子犬の性格テスト) によって決めるわけです。

レイラは私の実家近くにある子犬販売店(ペットショップじゃなくて、ブリーダーの仲買い店って言うのかな?)にサトレペパパを連れて行った時に、ほとんど衝動買い!彼のインスピレーションでもう4ヶ月近くになって売れ残ってた子犬がレイラだったわけ。でも、私としてはチャイニーズ・クレステッドが可愛いのは、ドッグショーで以前偶然見かけた時にわかってたけど、性質がどうなのかとか、散歩とかどうなのかとかわかってなかったから、お店の人にちょっと時間を下さいって言って本屋にかけこんで犬の本を立ち読みしてから又戻って家に連れ帰った・・・と言うかお祭りで実家に遊びに来てたので実家へ戻った。
母は子犬を連れて帰って来た私たちに目を丸くしてびっくりしてたけど・・・。
サトレペパパのインスピレーションは当たってた。私がK9ゲームを始めて、サトリよりも向いていたのはレイラだったから・・・。シャイなレイラが渡米前の最後のK9ゲームの”ドギーダッシュ”で初めて全速力で走った記念の写真です。

ペーハは、渡米してクーガーや大型の鷹や鷲、コヨテや熊がいる地域に住むことになったので、や山羊を捕食者から守る為に多くのLivestock Guardian Dogの中から選んだトルコ原産の超大型犬です。
カンガル犬のブリーダーはアメリカにそんなに沢山いるわけではないので、意外と早く決まりました。
しかも、サトリの時と違って、写真を送ってくれ、その中から私たちがいいと思う子を選んでもいい、と言うチョイスでした。ペットで飼う訳ではなく、一応仕事をしてもらうので、親犬たちが家畜の番に従事しているブリーダーを希望しました。
カンガル犬は、身体的成長が早くて、1年たたないうちにもう、サトリを追い越してました。
(牡の場合)体高が77cm~86cm, 体重が50kg~66kgにもなる超大型犬にしては、とても運動機能も優れていて、たまに1m80cmものフェンスを越えられる個体もあるとかでフェンスは必須!
実は、その「たまに・・・」のカンガル犬にうちのペーハが入ってましたサトレペパパも低かったフェンスを高めに途中までやり直していたのだけど、ペーハが鹿を追いかけて結構軽々と越えて行ったのを見て、もう力が抜けたそうですΣ( ̄Д ̄;)がーんっ!信じられますか?180cmのフェンスを越えて行っちゃうんですからね。
でも、サトリが高齢になった今は、”サトリの森”をペーハと一緒に歩くと何か心強いですよ。

サトリ・・・来年の2月に13歳になる予定です。足腰が弱って、耳もちょっと遠くなったかな?と思えるけれどまだまだ食欲もあるし、遊びに誘うペーハに応えようとしてるのでスピリッツは若い時のままです。
年はとっても、サトリの大きさの犬がウロウロしていると捕食者たちもそう簡単には家畜を襲いに来ないとサトレペパパは言います。
と言うものの、犬が年を取るのは早い!来年はどのくらい元気でいてくれるのかは本犬にもわからないわけで。
ここの環境を考えると、捕食者の心配もあるけれど、サトレペパパが家を留守にしてる時に、そばにいてくれる犬がレイラだけではちょっと不安もある。(ってゴメンね、レイラ!) レイラは音や動きに敏感なのでいい監視犬ではあるけれどいざと言う時にはやっぱりある程度の大きな犬がいてくれないと落ち着かない気がする。
ペーハは夜はいつもニワトリと花ちゃんのそばだし・・・。

そんな事で、我が家では新しい子を迎える準備を始める事にしました。どうやって今回は私たちが犬を選ぶのかは、また後日・・・・・。、

つづく・・・・・・ 


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’Cesar's way'から学んだもの

2015-12-06 22:02:23 | Cesar's Way
昔、日本での訓練と言うと、「警察犬訓練士の資格を持った人たちのスパルタ訓練」と言う印象が強く、私はサトリを迎えるにあたって当時日本にもじわじわ浸透してきていた陽性強化トレーニングを学んだ。
だから、特に「リーダーシップを取る」とか「悪い事をしたら転がしてお腹を出させる」、とか言うやり方には興味なかった。

勿論サトリが我が家に来た時から、おやつや彼女の好きなおもちゃを使った【陽性強化訓練】
サトレペパパは牧場育ち。だもんだからは勿論だのを筆頭に色々な動物と生活を共にして来たわけだから当然都会育ちの私よりは動物の事はわかってる。最初は黙ってみてたけど、サトリがなかなかの手強い相手だと悟ってたので陽性強化だけでは難しそうだと思ってたんだよねぇ。でも、私は受講料を払ってに乗って遥々横浜の方の郊外の某所で開講されてたセミナーを数ヶ月かかって勉強したもんだから、サトリは陽性強化でしつけるんだ!ってはりきってた。

私たち二人にとっての初めてのシェパード(正しくは、シャイロ・シェパードだけど)サトリはとても支配的性格・・・当時はそう言う見方はしなかったけど、今思えばドッグランでは自分が遊ぶより、どんな犬が入ってくるかどんな性格の犬か、ドッグランで和を乱さずにおとなしく振舞ってるかと見張ってないと気が済まないタイプ。だから、当然自分のやり方に反して遊んでる子や弱そうな個体が彼らなりに楽しんでいるのをみると小競り合いが起きる(ドッグランのおまわりさん、なんてニックネームももらってた)
よっぽどガウガウやり合わない限りは私は、サトリを放っておいたけれど、今思えばそのサトリをコントロールするのが飼い主の私の役目だったと反省している。
散歩中もリードは引っ張って歩く、いい子だからと褒めておやつをあげると、おやつはしっかり食べてまた、自分のやりたい事をやっている。早く言えば、こっちの言う事をきくのは、彼女が聞きたい時だけ・・・って言うのかな。
【陽性強化訓練】は、ご褒美をあげるタイミングが実に難しいのです。それを間違うと、犬に間違った事を強化する結果になる。(後に出てくるシーザーを知ってそれを私がサトリにして来たことかもしれない、と反省するところが多い)     そんな性格が顔に現われてる写真1歳4ヶ月
サトレペパパとサトリの扱い方に頭を悩ましてたそんな時、フト耳にした”シーザー・ミラン(Cesar Millan)”の名前。
彼は『ドッグトレーナー』ではなく、(ここが大事)問題行動を持った犬をリハビリする『リハビリテイター』
日本でもここアメリカでも、彼を『ドッグトレーナー』と誤解しているけれど、彼のやっている事の多くをみていればドッグトレーナーと呼ぶのはなんか違う気がすると思う。
サトレペパパは彼のやり方を見て
「これが(自分が)言ってたやり方だ。」
とやっと私を説得出来る事が出来そうだ・・・と言う喜びようでした。

色々と彼の事を調べたり、動画で見たりしているうちに賛否両論・・・日本や英国のトレーナーの間では結構否定的な人が多いのがわかってきたけれど、英国の某動物行動学者でもありドッグトレーナーだと言う人にサトリの話をした事があるのだけれど、なぁんだかはぐらかされて終わってしまった時があって、もう誰に相談していいのかわからなかったので私も、今回はサトレペパパの考えに沿う事にしました。

映像を見て学んだシーザーのやり方で自分が出来そうだったのは、
・散歩の時は犬に散歩されない(犬が先を歩かない)
・散歩の主導権は飼い主だからやたらめたらに犬に臭いを嗅がせない。(犬に散歩されない)
・ドアの外に出る時は飼い主が先に出る。(犬が散歩に行くのじゃない)

でも、サトリは力が強いし、押しが強い。だから、散歩の時はサトレペパパがリードを持って徹底的に前を歩かせないようにしてました。臭い嗅ぎも
「Sniff, sniff」(嗅いでいいよ)
と言ってから臭い嗅ぎをさせました。
を見るとそちらに気を取られ、他の犬を見るとそちらに注目するので、その時はサトレペパパは乗馬の時、馬に注意を与えるのと同じ様に足で軽くサトリの身体を叩きました。つまり猫や犬に向いた脳を身体に刺激を与える事によって我に返すわけです。

試行錯誤しながら、数ヶ月。サトリはすでに7歳か8歳くらいになってたのかな?でも、明らかに落ち着いてきたのは目に見えて来た。問題行動を直すのに年齢は関係ない。多少根気はいるけれど。

子犬の頃からサトリが理解出来るやり方(リーダーシップ)でしつけをしていれば私たちももっと彼女の支配的な性格をコントロール出来て、ピーチとの諍いもなかったのかもしれないけれど・・・・。
渡米4年目の今、サトリ、レイラ、ペーハの中で一番信頼出来るのはサトリだと思う。

シーザーの賛否両論の話に戻るけれど、会った事も、一緒にトレーニングをした事もない人やドッグトレーナーがシーザーの事に限らず、他の人を中傷したり、非難するのを見たり聞いたりするのはとても不愉快な事。
何かの歌じゃないけれど、じゃぁ、あなたならどうする?
あるドッグトレーナーが説いてるように、「攻撃的な犬は安楽死」なんですか?
まぁ、とりあえず我が家はサトリの問題行動が緩和された事実から、シーザーのやり方を基本に、それぞれの犬に合ったトレーニングをしている。
犬に対しての攻撃性、分離不安がひどかったピーチも、うちを去る頃は他の犬を見ても無視して歩けるようになったのを見てから更に”Cesar's Way”への信頼感は・・・・。

おどおどしていた犬が自信を持つようになった姿、どのトレーナーも見放した犬が穏やかに安定した顔つきになった姿、なんであっても犬たちが犬同士楽しくコミュニケーションを持ち、人間を信頼し、『犬』として飼い主と幸せに暮らせるようになればそれが一番いいことだと思うのですけれど。





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