8月に入ってすぐくらいから、
妙なメールが入り始めました。
未知の女性からのもので、文面は以下の通りです。
件名「メールもらったので返信します」
私のパソコンに件名も本文も書いていないメールが来たので
とりあえず返信してみました。
私は 女性で渡辺と申します。間違いだったらごめんなさい
これは、今となっては、あまりにも有名な
「渡辺春香メール」の受信の始まりでした。
このメールに対して、好意的な返信を行うと、
それから長い、彼女の「人生相談様ストーリー」が開始され、
最終的には出会い系サイトの登録に持っていくというものです。
全く同文で使われる名前には、「渡辺春香」の他に、
「山本茅乃」という人物が出現していることも、
今となっては、有名な話になりました。
わたしが「渡辺春香」を受信したのは
このメールが大量発信された初期だったようで、
この「渡辺春香」の第一通目を受信したときは、
はっきり言って、この相手に対して、
あまり疑いというものを持ちませんでした。
ただ、これだけの短文で、安易に返信をしてもと思いつつ、
そこまで疑うのも、ネット社会の「防衛」に、
人への信頼感が毒されているのではないかとさえ思いもしました。
とりあえず、そのメールを
「後で返信を入れよう」と思っているメールを入れるフォルダに突っこみ、
時間が経過していく間に
「返信もしていないのに、
こちらが返信をしたことが前提の不思議なストーリー」
が連打で始まっていきました。
おや?と思い始めたのは、やっとここからです。
検索にかけようと思いつくのにも、少し時間がかかりました。
そのくらい、この展開に唖然としていたと言えると思います。
そしてやっと「渡辺春香」で検索すると、数件の情報が出てきました。
8月頭時点では、まだ検索でも数件で、
その大半が、「返信をしてしまった」というものでした。
そして、全く同文の「山本茅乃」が、
わたしの使用するアドレス宛に送信され始めました。
この頃は、まだまだ、検索では情報が少なかった。
そして、情報提供と自分の考察のために、
このブログを開設していった展開です。
不思議な女性からのメールは、
その内容も徐々に多様化しつつ、増え続けていきました。
そのひとつひとつを列挙しつつ、
それと併行して考察を重ねていったのが、
「迷惑メールに対してのお勉強」というカテゴリーです。
8月、「渡辺春香」メール大量発信の開始、
この頃から、出会い系サイトの広告は
爆発的に量が増えていったような気がします。
人の善意を引き出して、途中からスケベ心を引き出す。
そうした、「善意をスタートに開始する」悪質なものは
直接的な「出会い系サイト広告」に変わっていったようです。
自分が受信した迷惑メールの情報というものは、
ネット上に「晒して終わる」ことは、主目的にするべきではないと思います。
その対応、そして個人の受ける迷惑の「その先」を考えた対策、
そうした方向に、受信した本人自身が向かうかどうか。
そのことこそが、大切なのではないかというのが、
わたしの一連の経験の結論です。
今でももちろん、迷惑メールが入り込んできますが、
今では常に、
迷惑メール撲滅私的調査会
というサイトを指針にしています。
また、このブログを開設して、
いろいろな方に、考察することを助けていただいたと感謝しています。
「晒すこと」だけを主目的にするような個人のページが増えてきた現在、
わたし自身は、一連の迷惑メールに関して
自分に結論が出たということで、
「晒すこと」、その傾向をあおる一つになる可能性のある記事は
ここで、全て、下げることにしました。
迷惑メールの情報を検索するために、
わたし個人は、ヘッダ解析で出てくる情報を検索にかけるという方法を取っていたので、
そうした情報も表示させていましたが、
個人情報の漏洩という意味で、
どんな風に、誰に影響がいくかわからないという危険性を
再考する必要性も感じました。
そこで、表示を残したこの種の記事から、
該当する部分を全て削除しました。
インターネットというものは、
小さな発端から
誰かにとっての大きな加害者になるかもしれないという、
そうした危険に富んでいる部分があると思います。
そのことに対しての感性というものが、
いつも必要とされているのかもしれません。
*えっけんさんの「スパム晒しの是非」にトラックバックです。
妙なメールが入り始めました。
未知の女性からのもので、文面は以下の通りです。
件名「メールもらったので返信します」
私のパソコンに件名も本文も書いていないメールが来たので
とりあえず返信してみました。
私は 女性で渡辺と申します。間違いだったらごめんなさい
これは、今となっては、あまりにも有名な
「渡辺春香メール」の受信の始まりでした。
このメールに対して、好意的な返信を行うと、
それから長い、彼女の「人生相談様ストーリー」が開始され、
最終的には出会い系サイトの登録に持っていくというものです。
全く同文で使われる名前には、「渡辺春香」の他に、
「山本茅乃」という人物が出現していることも、
今となっては、有名な話になりました。
わたしが「渡辺春香」を受信したのは
このメールが大量発信された初期だったようで、
この「渡辺春香」の第一通目を受信したときは、
はっきり言って、この相手に対して、
あまり疑いというものを持ちませんでした。
ただ、これだけの短文で、安易に返信をしてもと思いつつ、
そこまで疑うのも、ネット社会の「防衛」に、
人への信頼感が毒されているのではないかとさえ思いもしました。
とりあえず、そのメールを
「後で返信を入れよう」と思っているメールを入れるフォルダに突っこみ、
時間が経過していく間に
「返信もしていないのに、
こちらが返信をしたことが前提の不思議なストーリー」
が連打で始まっていきました。
おや?と思い始めたのは、やっとここからです。
検索にかけようと思いつくのにも、少し時間がかかりました。
そのくらい、この展開に唖然としていたと言えると思います。
そしてやっと「渡辺春香」で検索すると、数件の情報が出てきました。
8月頭時点では、まだ検索でも数件で、
その大半が、「返信をしてしまった」というものでした。
そして、全く同文の「山本茅乃」が、
わたしの使用するアドレス宛に送信され始めました。
この頃は、まだまだ、検索では情報が少なかった。
そして、情報提供と自分の考察のために、
このブログを開設していった展開です。
不思議な女性からのメールは、
その内容も徐々に多様化しつつ、増え続けていきました。
そのひとつひとつを列挙しつつ、
それと併行して考察を重ねていったのが、
「迷惑メールに対してのお勉強」というカテゴリーです。
8月、「渡辺春香」メール大量発信の開始、
この頃から、出会い系サイトの広告は
爆発的に量が増えていったような気がします。
人の善意を引き出して、途中からスケベ心を引き出す。
そうした、「善意をスタートに開始する」悪質なものは
直接的な「出会い系サイト広告」に変わっていったようです。
自分が受信した迷惑メールの情報というものは、
ネット上に「晒して終わる」ことは、主目的にするべきではないと思います。
その対応、そして個人の受ける迷惑の「その先」を考えた対策、
そうした方向に、受信した本人自身が向かうかどうか。
そのことこそが、大切なのではないかというのが、
わたしの一連の経験の結論です。
今でももちろん、迷惑メールが入り込んできますが、
今では常に、
迷惑メール撲滅私的調査会
というサイトを指針にしています。
また、このブログを開設して、
いろいろな方に、考察することを助けていただいたと感謝しています。
「晒すこと」だけを主目的にするような個人のページが増えてきた現在、
わたし自身は、一連の迷惑メールに関して
自分に結論が出たということで、
「晒すこと」、その傾向をあおる一つになる可能性のある記事は
ここで、全て、下げることにしました。
迷惑メールの情報を検索するために、
わたし個人は、ヘッダ解析で出てくる情報を検索にかけるという方法を取っていたので、
そうした情報も表示させていましたが、
個人情報の漏洩という意味で、
どんな風に、誰に影響がいくかわからないという危険性を
再考する必要性も感じました。
そこで、表示を残したこの種の記事から、
該当する部分を全て削除しました。
インターネットというものは、
小さな発端から
誰かにとっての大きな加害者になるかもしれないという、
そうした危険に富んでいる部分があると思います。
そのことに対しての感性というものが、
いつも必要とされているのかもしれません。
*えっけんさんの「スパム晒しの是非」にトラックバックです。