あとがきに、執筆後の原題は「抽象思考の庭」だった…と書いてありました。
そして最後に、
こんな抽象的な文章をながながと読んでくれた人は、
これが読み切れたというだけで、
抽象的思考の要素は充分。
既に、庭付きの頭に住んでいるのです。
最後の文章にほっとして、この本を閉じることにしました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/95/11e15addc9d9fda2936c450b77684853.jpg?1665988085)
重要なのは、決めつけないこと。これは、「型」を決めてしまって、そのあとは考えない、では駄目だという意味だ。抽象的にぼんやりと捉えることで、決めつけない、限定しない、という基本的な姿勢を忘れないように。
・なにげない普通のことを疑う。
・なにげない普通のことをすこし変えてみる。
・なるほどな、となにかで感じたら、似たようなものに触れる機会を持つ。
・ジャンルや目的に拘らず、なるべく創造的なものに触れる機会を持つ。
・できれば、自分でも創作してみる。
なにごともぱっと決めないで、焦らずに、ゆっくりと考え直すようにした方が良いと思う。・・・よくよく考えて、自分の頭をほぐしてみてはいかがか。
「そうか、ストレスの主原因は、自分の思い込みだな」という考えに至った。そこから、「できるだけ拘らないようにしよう」という抽象的な目標を、自分の一番高いところに掲げることにしたのだ。
大事なことは、「もうちょっと考えよう」の一言に尽きる。
特に、こういう本は大切だと分かっているんだけど…読めないです。
HIROさんは流石ですね!
この頃、若い人達の思考の柔軟さに感心させられますが…
人生の終焉を前にして、若い時にこんな考え方が出来ていたら…なんて反省です!
ありがとうございます。
これらの本を読み通せたhiroさんは、知的探求心が旺盛なのでしょう。
良い本と良い山友達に出会って、最近本を読むようになりました。
okabeの思考は若い人と同じで柔らかいと思います。いつも見習わなくては、と思っています。
頭の中の庭の手入れを怠らないように、もっと考えようと思っています。
森博嗣氏の本は、自分の常識と違う考え方が書かれているので、興味が尽きません。
まだまだ読もうと思っています。