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自律神経中枢を休めるには?

2016年04月14日 | 春ネタ

誰もが感じる「疲労」だが、そのまま蓄積すると不眠や慢性疲労に陥り、生活習慣病の要因にもなる。大阪市立大学大学院医学研究科疲労医学講座特任教授で東京疲労・睡眠クリニック院長として“疲労”を専門に診察、研究を行う梶本修身さんは、「体で最も疲れているのは、脳にある“自律神経中枢”」だと言う。

「自律神経は体の司令塔。呼吸や消化吸収、血液循環などの機能をすべてコントロールしているため、24時間休む暇がありません。私たちが運動をした後も、仕事で頭を使った後も、同様に“疲れた”と感じるのは、体を休ませるための脳の防御反応なのです」(梶本さん)

 また、女性は更年期を迎えると自律神経の機能が低下するので、昔に比べて特に疲れやすくなるとも。では、疲労回復の秘策は?

「日中は疲れたらストレッチで血流をアップさせ、体内の老廃物を流すと効果的。ですが、いちばんの回復法は、何といっても質の良い睡眠です。むやみに眠る量を増やすよりも、ぐっすり深く眠ることが大切です」(梶本さん)

 ちなみに疲労回復に効果大なのが鶏肉だという。

「アミノ酸の結合体“イミダペプチド”は、鶏の胸肉に多く含まれる成分です。約2週間、毎日200mg以上摂ると自律神経の乱れを改善し、運動後の疲労回復が早いと実証されています」(梶本さん)

 さらに、サングラスをかけることで全身の疲れを軽減できる。

「目から紫外線が入ると、角膜で活性酸素が発生して炎症が起きます。また、大敵の紫外線に対抗すべく自律神経の働きが高まるので、サングラスで紫外線を防げば、疲れを軽減できますよ」(梶本さん)

 また、お風呂に入って疲れを取るという人もいるかもしれないが、実は逆効果だという。

「熱い湯に入ると汗が出て体温調節するため、自律神経が活発になり余計に疲れてしまいます。38~40℃のぬるめの湯に浸かれば血流がよくなり、自律神経も休まるので、疲労回復に効果的です」(梶本さん)

 そして、就寝中のいびきや寝息は体に対する大きな負担となっている。

「女性は更年期を迎えると喉の筋肉の制御が乱れ、いびきや寝息が大きくなる人も。空気を肺に送るのは通常でも大変な作業。気道が狭くなるとさらに負荷がかかり、就寝中も充分休めません。自分のいびきで起きてしまう日が続いた場合は医師に相談を」



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