春が近づき汗ばむ陽気になると、汗と衣類などの刺激であせもが生じやすくなる。職場だけでなく、花見やゴルフなどの外出先でも、かゆみは襲ってくる。放置すれば、かき壊して肌に血がにじむことも。
そんな人々に注目されているのが、今月発売された「アセモアパウダージェル」(第2類医薬品)。
かゆみを抑えるリドカインやジフェンヒドラミンなどを配合し、クリームの多い市場では珍しく、ジェルタイプというのが特徴だ。効能効果は、あせもだけでなく、虫さされやかゆみなどもある。
「当社の調べでは、大人の約20%、子どもの約40%で、あせもを発症しています。しかし、あせもの薬に対し、手が汚れてベタつくといった不満を持っている方が多かったのです。そこで、ベタベタせずに使えるジェルタイプの薬を発売しました」(小林製薬)
同社は、1998年にあせも薬の「アセモアパウダースプレー」を発売し、市場に一石を投じた。子どもだけでなく大人のニーズにも応えたことで、「アセモア」ブランドの認知度はうなぎ上りに。次の段階としてジェルタイプを発売し、さらなる市場拡大を目指す。
「パウダーやジェルタイプは、ニーズが高いといえます。あせも薬市場は、まだ熟成していませんので、市場の拡大にも寄与できればと思っています」(同)
諸兄は、あせもにどう対処していますか。