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人間繁盛

2013-07-30 14:20:23 | ためになる話
人間繁盛の法則
 
著者  井本 全海      勝光寺住職

「人間貧乏」から「人間繁盛」へと導く9つの法則

序章
  ☆人間繁盛学の誕生
宝石卸業の丸善を創業した当初は好況の波に乗り順調でしたが、バブルが弾けその上右腕の造反もあり、自信喪失と人間不信でどん底でもがいていました。
私にはトップとして人間的魅力が欠如していたということに気づいたからです。私にはそのような人間力に欠ける人を人間貧乏と呼んでいます。
人間繁盛するにはこの不可解な人間をよく知ることから始まります。この人間洞察がテーマでもあります私の生涯の、敵を知り己を知ればこの厄介な人間関係もスムーズにいくようになります。
  ☆動物性と人間性に分けると人間がよくわかる。  
人間とは、本音と建て前を使い分け、カモフラージュし、理性より気分を優先し、自分の中に存在するもう一人の自分と葛藤しながら生きている不可解な動物です。
自分も含めたこの人間たちと約半世紀の間、経営者として、またお寺を手伝う宗教者として現場で色々な人と関わり、向き合いぶつかってきました。
その中でヒトとして最大のテーマは、「人間」であり、「自分」であり、「人間としての生き方」だと考えるようになりました。
   ・人間とは何か。
   ・自分は何者で、何のために生きているのか。 
   ・本物の生き方とは何か。
母から受け継いだ人間繁盛寺の実現に向けて、私がいま住職を務める松尾山勝光寺は、私の母にご降臨された不動尊をお祀りするために、母や父が全身全霊を捧げ、ほとんど手づくりで建立した寺です。集会所の裏には行をする滝としては最高に条件が揃っている霊滝行場があります。その不動尊は、世にも珍しく、腕に青年を抱いておられるため、「抱き不動」とも呼ばれ、若者をはじめとする多くの信者さま、地域の方々に親しまれております。

A.摩訶不思議の人間を知る
  ☆敵を知り己を知ることが人間繁盛への近道
私は長い間、喜怒哀楽の極みの中で人間探究に挑戦してきました。その集大成が人間繁盛の法則であります。
  ☆動物性もデカく、人間性もデカい、魅力的な人間
私は人間の状態を三段階に分けています。人間立派、人間繁盛、人間貧乏の三層構造です。
私の人間繁盛学は本能である「動物性」を肯定することが大前提です。
欲望、興味、関心は、人間が生きている証です。欲望や本能を否定するのは死を意味します。問題はこの本能、欲望といかに付き合い、どう活かしていくかです。
  ☆与える喜びの実感こそ人生の醍醐味、それが人間立派
人間繁盛することで、自分を満たし、さらに他人を満たすことができます。この順序は大切です。人間には仏心、仏性、使命、天命が宿っています。まずそれを叶えないと満たされないように人の心はなっています。
求める心は淋しく与える心は豊かなのです。
  ☆人間繁盛している人はどんな人、こんな人
1.生命力(動物性)が旺盛で元気な人
2.人間力を強く持っている人
3.自分が好きで、自信と誇りと夢を持っている人
4.自分らしく生きて、人生を楽しんでいる人
5.人間好きで、同姓にも異性にも人気のある人
6.人間関係づくりの上手な人
7.人事が楽しくて、燃えている人
8.どん底を乗り越えてきた人
9.貯金型人間
お金のことだけではありません。資産には人的なものと金銭的なものがあります。
10.まわりの人によい影響を与える人
11.使命、天命、役目、志、天職に邁進し、生きがいを持っている人
12.人生の師を持っている人
13.運やツキに好かれ、それをうまく活かす人

B.コストゼロで、効果抜群の「無財の九施」こそ最高の貯金  
1.眼施(がんせ)・・・眼の施し
思いやりのある、温かく優しい眼差しで、相手を見つめることです。
2.和顔悦色施(わがんえっしきせ)・・・笑顔の施し
笑顔こそ、人間関係の潤滑油です。
3.言辞施(ごんじせ)・・・言葉による施し
褒める、認める、理解する、感謝する、愛する、そういった温かくて優しい言葉です。
4.身施(しんせ)・・・身体を使った施し
あらゆる人間関係の中で、身体を使ってお手伝いやお世話、困っていることを助けてあげることです。
5.心施(しんせ)・・・心の施し
思いやり、いたわり、優しさに満ちた心のことです。
6.床座施(しょうざせ)・・・床や座席、場所、縁側、駐車場などを貸すことによる施し
7.房舎施(ぼうしゃせ)・・・部屋や会場、馬舎、宿を貸すことによる施し
8.耳施(じせ)・・・耳による施し
しっかりと話を聞くことです。
9.頭施(とうせ)・・・頭を使った施し
適切な知恵やノウハウ、情報を惜しみなく与えることです。

生きるとは
人間において生きるとは、ただ単に生き永らえる事ではない。
人間において生きるとは、何の為にこの命を使うか、
この命をどう生かすかという事である。
命を生かすとは、何かに命をかけるということである。
だから、生きるとは、命をかけるという事だ。
命の最高のよろこびは、
命をかけても惜しくない程の対象と出合う事にある。
その時こそ、命は最も充実した生のよろこびを味わい、
激しくも美しく燃え上がるのである。
君は何に命をかけるか。君は何の為になら死ぬ事が出来るか。
この問いに答える事が、生きるという事であり、
この問いに答える事が、人生である。
 
 

         (著者の人生の師である 芳村思風先生の言葉)

 ★「子は親の背中を見て育つ」と昔からよく言われています。
著者のお母様は勝光寺(河内長野市日野)の開山開祖であり、事業家として、また宗教家として、親として、その生きざま90年間丸ごとが模範であり、師匠だったと言われます。
果たして、私はというと、お盆に帰って来る娘に問うてみることにしよう。
胸に「グサッ」と突き刺さるような言葉がかえってきそうです。自信を持って娘を迎える事にしましょう。
 
 




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6 コメント

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生きるとは (rokuemon)
2013-07-31 15:24:13
勝光寺と言えば、河内長野の南花台を抜けて行ったところのお寺ですね。
「ささゆり」が有名で一度行ったことがあります。
しかし今ではイノシシに荒らされすっかり見られなくなったと聞いています。

この7月28日(日)「人間繁盛寺子屋塾」が開催されていたようですね。

「生きるとは、この問いに答えることが人生」。禅問答ではないですか。
答えが答えでなく、次の問いになっているのが悩ましいですね。
この問い、この秘密を解く鍵を見つけるのは簡単ではなさそうです。
永遠に続くらせん階段を行くようなものですね。
「人生は自分に与えられた問題集」という言葉をよく思い起こします。
簡単な問題で終わらせるか、複雑な問題に挑戦するか、
一瞬一瞬目の前の課題にどのような心持ちでどんな答えを出すか?
ある歌謡曲の歌詞を思い出します。「迷い道、くねくね」
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Unknown (gion_hatada)
2013-07-31 23:25:02
ママさんの日頃の行動をいつも子供達は、観ていますよ。大丈夫!私たちが、観ても、わかるぐらい、ママさんは、人間性繁盛に生きているから。子供さんも良くできていますよ。今が一番幸せだと思います。いい子に育てましたね。
返信する
Unknown (たが)
2013-07-31 23:55:37
つい先ごろまで旅行や盆踊りで忙しかった
あなたが、今回のブログではかなり堅い
テーマの書物を取り上げられたのですね。
僕のような軟弱の怠け者にとっては
まったく そぐわないテーマですわ。
目下池波正太郎の「鬼平犯科帳」12巻を
寝転んで読んでいるところです。

勝光寺といえば日野の奥にあるお寺ですね。
rokuemon さんがコメントのなかで書いて
おられるささゆりは一時猪に荒らされて
ダメになったようにいわれていましたが、
お寺と有志の努力で猪が近寄らない工夫を
しつつ、ささゆりを育てる努力をされた結果、
再び毎年6月初めには10輪20輪の花を
咲かすようになったとのことです。


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禅問答ですね (yukomama)
2013-08-01 09:54:22
rokuemonさんへ
そうですね。
真言宗、勝負宰不動尊・松尾山、勝光寺です。
時々「人間繁盛寺小屋塾」が開かれるようですね。
真意がとらえにくい問答ですが、大切な心構えを
身近な行為で書かれているのが、少しは分かります。
この本は、友人の家に月まいりに来られている
関係で、手に入った本だそうです。
コメント有難うございました。
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幸せとは! (yukomama)
2013-08-01 10:22:05
gion_hatadaさんへ
いつも有難うございます。
嬉しい言葉、涙が出る位嬉しいです。
人間貧乏ではなく「人間繁盛」になれる
よう、少しは努力しなくてはいけませんね。
また、自分の人生の答えを考えながら
日々を楽しみます。
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勝光寺のささゆり (yukomama)
2013-08-01 11:23:56
たがさんへ
たまには、堅いテーマの本もいいですね。
「鬼平犯科帳」12巻凄~い。用語が原作者の
造語というのも面白いですよね。
ごゆっくり、読書をお楽しみください。

ささゆりの件ですが、そうでしたか。
工夫と努力、簡単ではないですが最も必要な
ことですね。来年の6月初旬楽しみにしています。

ここしばらく、勝光寺に行ってませんが、時々
足を運びたい気持ちになりました。
いつもコメント感謝します。
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