Yukoの日記

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本を楽しむ

2014-11-22 08:31:03 | 日記
理由

著者    宮部 みゆき      1999年 直木賞受賞作

 事件はなぜ起こった5か。殺されたのは「誰」で、いったい「誰」が殺人者であったのか・・・。
東京荒川区の超高層マンションで凄惨な殺人事件が起きた。室内には中年男女と老女の惨殺体。そして、ベランダから転落した若い男。ところが、四人の死者は、そこに住んでいるはずの家族ではなかった・・・。
ドキュメンタリー的手法で現代社会ならではの悲劇を浮き彫りにする、直木賞受賞作。

★複雑な人間模様を展開していくテクニック。現状の打破、逃げ出したくて、気ままにやりたくて、それにお金も欲しくて、と言う考えさせられる深い作品です。

ようこそ、わが家へ

著者    池井戸 潤         27万部突破!

 真面目なだけが取り柄の会社員・倉田太一は、ある夏の日、駅のホームで割り込み男を注意した。すると、その日から倉田家に対する嫌がらせが相次ぐようになる。花壇は踏み荒らされ、郵便ポストには瀕死のネコが投げ込まれた。
さらに、車は傷つけられ、部屋からは盗聴器まで見つかった。執拗に続く攻撃から穏やかな日常を取り戻すべく、一家はストーカーとの対決を決意する。
一方、出向先のナカノ電子部品でも、倉田は営業部長に不正の疑惑を抱いたことから窮地へと追い込まれて行く。
直木賞作家が、「身近に潜む恐怖」を描く文庫オリジナル長編。(解説・村上貴史)

★主人公は、半沢直樹ののようにガツンと言えない冴えない銀行員。つい言ったら逆恨みされて付け回されるという社会の悩みもあり、出世競争に参加すらせず、ただ家庭は円満。
問題解決して良かった~。家庭に入って来る怖さを感じました。

ロスジェネの逆襲

著者    池井戸 潤

 ときは2004年。
銀行の系列子会社東京セントラル証券の業績は鳴かず飛ばず。そこにIT企業の雄、電波雑技集団社長から、ライバルの東京スパイラルを買収したいと相談を受ける。
アドバイザーの座に就けば、巨額の手数料が転がり込んでくるとビッグチャンスだ。
ところが、そこに親会社である東京中央銀行から理不尽な横槍が入る。責任を問われて窮地に陥った主人公の半沢直樹は、部下の森山雅弘とともに、周囲をアッといわせる秘策に出た・・・。
新たな敵にも倍返し!!

★半沢直樹第3弾。人事が怖くてサラリーマンが務まるか!
親会社から受けた嫌がらせ人事での圧力は、知恵と勇気で倍返し。部下とともに周囲をあっと言わせる秘策に出る。とにかくもっともっと読みたい、味わいたいという読後感です。

不祥事

著者    池井戸 潤

 ベテラン女子行員はコストだよ・・・そう、うそぶく石頭の幹部をメッタ斬るのは、若手ホープの「狂咲」くるいざきこと花咲舞。トラブルを抱えた支店を回って業務改善を指導する花咲は、事務と人間観察の名手。歯に衣着せぬ言動で、歪んだモラルと因習に支配されたメガバンクを蹴り上げる!
新ヒロインの活躍が痛快なオフィス名編集。

★花咲舞はただの一銀行員。でも、上司に対して間違っていることは、「間違ってる」とはっきり言う性格。自己保身しか考えぬダメ行員を叱り飛ばし張り飛ばす。女性版半沢直樹、スカッと爽やか~。