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精華よもやま話   佐々木まさひこ議員のつぶやき

京都・精華町会議員佐々木まさひこのローカル日記

図書の宅配サービス

2009年04月18日 22時07分06秒 | 議会・地方自治
 まだあまり知られていないが、この4月から精華町立図書館で、本の宅配サービスがスタートした。主に、障害者・要介護高齢者など向きのサービスである。このサービスは、私が何度か議会でも取り上げ提案してきたものなので、実現できてうれしいものがある。
 何度も言うが、精華町は「関西文化学術研究都市」の中心地と言われている。確かに、松下や島津、京セラになど大手企業の研究所は沢山立地した。でも、学術の前に「文化」がついていることを忘れがちである。
 私は、人はどんなに年老いても「成長発達」すると考えている。背が伸びるとか外見的なものではなく、あくなき知的欲求が絶えることがないと思うのである。もちろん、20代の読書能力やスピードに比べれば遅々たるものかも知れない。知的欲求の具体的なものは図書館である。国会図書館のように全ての資料が揃ってはいないが、ある程度の知的欲求を満たしてくれる。でも、自分で図書館に行けない者は、その実現が困難になる。これは、おかしなことなのだ。私は議員になってから「バリアフリー」を声高に求めてきた。今では、役場や駅周辺をはじめかなりの施設がバリアフリーとなっている。しかし、物理的なものだけではなく、ソフト面のバリアフリーも求められている。
 今回スタートして宅配サービスは、利用するに当たって若干の手続きや制約があるが、まずは始めることが肝心なので、喜び合いたい。実践しながら不都合があれば修正すればいい。
 多分、このサービスの対象者はさほど多くないだろう。多くの議員諸氏は、多くの住民に喜ばれる「派手な」テーマを取り上げたがる傾向がある。それが悪いとは思わないが、困難な住民に焦点を合わせたシステムを考えると、たいがいは全ての人にとってやさしいシステムになるものだ。
 住民の皆さんも、「派手な」動きをする者たちの本質を鋭く見極めて欲しい。
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