タイトルの演劇を昨日上演した。出演していただいたのは、大阪の「劇団きゅう」。学校の卒業式をめぐってリアルタイムで1時間半進行するものだ。
文化センター用に作られていないかしのき苑の舞台で、演じていただいた。反省会では、台詞のとちりも告白されたが、観客としては自然につながっていたので気がつかなかった。ラストシーンをめぐっては、意味を尋ねる観客もあったが、どちらにしても考えさらせれ、感動する演劇だった。
テレビドラマも映画もいいが、生の舞台はまた違う趣がある。舞台と客席の空間の共有・息遣いの共有などなど。役者の方に聞くと、観客の反応によって、演技にも力が入ったり、演じ方が変化するらしい。その意味では、今回の観客は優秀だった?とか。
精華町という都会ではないところでの上演にも関わらず、大阪など遠方からも観に来ていただいた。テレビ文化が蔓延して、どちらかというと受身的な国民が増えたが、1つの題材で、複数の人が自分でも考える「受身的ではない」体験の1つとして大切なものを感じた。文化学術研究都市なのだから、もっと文化活動が活性化することを願っている。