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ワニと読むミステリ(日曜哲学クラブ)

読むと、ほんの小さなきっかけです。
 
(アレグザンダー・マコール・スミス著)
 これは、ボツワナ共和国の私立探偵マ・ラモツエのシリーズとは違います。女性哲学者のイザベルが主人公の新しいシリーズです。場所も、イギリスのエディンバラです。
 静かにお話は進んでいき、イザベルとその姪や姪の恋人・元恋人、イザベルの家政婦の辛辣な意見など、とりとめもない日常がつづられているのですが、ついついイザベルの生活に引き込まれていつの間にか一緒に窓辺に座ってお茶をいただいている気分になります。
 ある晩にイザベルはコンサートにでかけ、コンサートが終わって友人と話しているときに天井桟敷から若い男性が転落していくのを目撃します。最後にこの男性の目に映ったのは自分かも知れないと思うと、まったく面識のない人だったのに見えないつながりを感じて、イザベルは男性の周辺に興味を抱きます。
 転落した男性のフラットメイトは、もう一人の男性とちょっと肉感的な女性の2人。この3人の関係はどういうものだったのだろうと、イザベルは考えてしまいます。大きなお世話ですね。
 姪のキャットの恋人の不実なところに気がついてしまうイザベルは、家政婦のグレースにキャットに知らせるべきかどうか相談します。グレースはいつでもゆるぎない信念があり、意見に揺れがありません。
 そしてキャットの元恋人ジェイミーはイザベルのお気に入り。草食系ジェイミーは、キャットには物足りない感じですね。若い女性には草食系男子の良さが理解できないのでしょうか。
 どこにでもあるような出来事が語られていくのですが、自分もエディンバラに住んで一緒に買い物に行っているような気分になります。
 少しずつ若者の死の真相に近づいていくイザベルですが、ほかの犯罪も見つけてしまいそうです。

 イザベルの庭には、キツネが出没し、イザベルはひそかにブラザー・フォックスと呼んでいます。

■№1レディース探偵社
 アレグザンダー・マコール・スミスのもう一つのミステリ・シリーズです。
マ・ラモツエは、ボツワナ共和国ハボローネのボツワナ唯一の女性探偵です。探偵助手マ・マクチとともに数々の事件を解決していきます。
キリンの涙
No.1レディーズ探偵社、引っ越しす

主人公: イザベル・ダルハウジー(〈応用倫理学レビュー〉誌の編集長)  
場所:  イギリス、エディンバラ
グルメ: なし
動物:  キツネ: ブラザー・フォックス
ユーモア: 小


日曜哲学クラブ (創元推理文庫)
アレグザンダー・マコール・スミス
東京創元社

エディンバラに行きましょう
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