ワニと読むミステリ(新参探偵、ボツワナを騒がす)

読むと、事件解決には思いやりが不可欠。
 
(アレグザンダー・マコール・スミス)
 「日曜哲学クラブ」を読んだばっかりですが、今度はエディンバラでなくボツワナ共和国の私立探偵マ・ラモツエのシリーズです。
 のんびりほんわかのミステリです。平和なハボローネでは大きな事件もなく、No.1レディーズ探偵社に舞い込む依頼は、
  死にそうな目にあった男性からの、若いころにおかした過ちを正したいので関係者を探して欲しい
  仕事場の近くにアパートを借りている夫が浮気しているらしいので調査して欲しい
といった内容です。
 いつものんびりお茶を飲んでいたマ・ラモツエと探偵助手のマ・マクチですが、大変なことが起こります。
 近くに探偵社が開業して、積極的な営業を展開しはじめます。
 元犯罪捜査部、元ニューヨーク在住の経験豊富な男性の経営する「100%満足保証探偵社」は、大きな宣伝記事を出したりして、マ・ラモツエたちの最大のライバルになりそうです。
この土地に探偵社が2社も必要か!
 マ・マクチは、新しい事業を立ち上げます。
 いろいろ人たちの助けを借りて開始した事業で、マ・マクチに素敵な出会いがあります。ま、素敵だったのは最初だけですが。
 マ・ラモツエと婚約者のL・J・B・マテコニとの仲も少しも動きがありません。
 甘いお茶を飲みながら、通りかかる人たちをのんびり眺めながら、とりとめのないおしゃべりはどうでしょう。
 話すことを忘れたら、黙っているのも可。

 これはもうシリーズ4冊目です。その他は、
1. No.1レディーズ探偵社、本日開業
2. キリンの涙
3. No.1レディーズ探偵社、引っ越しす


■エディンバラのシリーズ
こちらの主人公は、〈応用倫理学レビュー〉誌の編集長のイザベル・ダルハウジーです。
 ボツワナと違って都会のミステリですが、エディンバラの歴史と文化があふれています。
   日曜哲学クラブ

主人公: マ(プレシャス)・ラモツエ(私立探偵) 
場所:  ボツワナ共和国、ハボローネ
グルメ: なし
動物:  なし
ユーモア: 中

新参探偵、ボツワナを騒がす ミス・ラモツエの事件簿4 (ヴィレッジブックス F ス 5-4 ミス・ラモツエの事件簿 4)
アレグザンダー・マコール・スミス
ヴィレッジブックス

甘いお茶を飲みながら
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