
楽(たの)しみは 読み名が長い 地区名や 一文字地名 わんさあるとき
以前に、「豊岡は一文字地名が凄いです」の記事を書きました。
『ふふ~ん』と思い出して、
『うんこれだ、10月号のふるさとの話に書いてみよう』と思い付き、もう一度詳しく調べてみようといたします。
もちろん、唯その地名を書き並べるだけではありません。
何か一文字の地名に、命名のおもしろい歴史がないかも調べます。
とりあえず、豊岡市の一文字地名を調べてみます。
豊岡市のホームページに載ってる「行政区一覧表」を開きます。
豊岡市に360ヶ所の行政区がありますが、その中の一文字地名を数えます。
123区の旧豊岡市には、「庄(しょう)」「滝(たき)」「辻(つじ)」「伏(ふし)」「森(もり」「新(しん)」「旭(あさひ)」「本(ほん)」「寺(てら)」「中(なか)」「寿(ことぶき)」の11ヵ所あります。
さらに「〇町」と一文字で町と読むところが、「幸(さいわい)町」「泉(いずみ)町」「内(うち)町」「京(きょう)町」「栄(さかえ)町」「桜(さくら)町」「船(ふな)町」「元(もと)町」と8ヵ所あります。
70区の旧日高町には、「芝(しば)」「谷(たに)」「殿(との)」「中(なか)」「野(の)」「堀(ほり)」の6ヵ所です。
31区あります旧城崎町は、「元(もと)」「柳(やなぎ)」「旭(あさひ)」「結(むすぶ)」の4ヵ所あります。
43区あります旧竹野町には、「段(だん)」「轟(とどろき)」「林(はやし)」の3ヵ所、
51区あります旧出石町には、「嶋(しま)」「柳(やなぎ)」の2ヵ所、
42区あります旧但東町には、「後(うしろ)」「畑(はた)」の2ヵ所です。
合計360区で旧豊岡市の「〇町」も含めますと、36ヵ所も一文字地名の行政区があるのです。
ふるさと但馬の養父市は「畑」「森」「中」「筏」「轟」、
朝来市は「澤」「柴」「森」「岡」「殿」「中」「宮」、
香美町は「境」「畑」「藤」「森」「鎧」「境」「原」「宿」、
新温泉町は「前」「湯」「境」です。
養父市から新温泉町の合計は358区で、
一文字地区名は23カ所なのです。
豊岡市の方が少し多いと言う感じです。
ところで、逆に字数が長い地区名ってあるのでしょうか。
地区名は、ほとんどが2文字か3文字なのです。
4文字のところはとても少ない、さらに5文字となるとほんのわずかとなりますね。
豊岡市には「小田井町(おだいちょう)」「千代田町(ちよだちょう)」「出合市場(であいいちば)」が4文字です。
養父市はありません。
朝来市は「伊由市場(いゆういちば)」「多々良木(たたらぎ)」「矢名瀬町(やなせまち)」「弥生が丘(やよいがおか)」が4文字です。
香美町、新温泉町には4文字地名はありません。
最後に5文字地名です。
豊岡市には「九日市上町(ここのかいちかみのちょう)」「九日市中町(ここのかいちなかのちょう)」「九日市下町(ここのかいちしものちょう)」の3つの区が5文字です。
ふるさと但馬にはここの3区だけが5文字です。
さらに驚くことに、その読み名が「ここのかいち〇〇〇ちょう」と、なんとなんと12字で読みます。長い長い読み名の珍しい地名です。