

(但馬ふるさとづくり協会転載許可済)
平成27年 第10回但馬検定(2級)問題より
【31】新温泉町にあり、境内に1912年(明治45)の山陰線
工事の犠牲者を供養した「招魂碑」が建てられているのは、
次のうちどの神社でしょうか。
(a)宇都野神社 (b)久谷八幡神社
(c)為世永神社 (d)郡主神社
正解は、(b)の久谷八幡(くたにはちまん)神社です。
明治45年(1912)に開通する山陰線です。最後に残った
のは、山陰線随一の難工事の長鉄道橋とトンネルでした。
余部の鉄橋も難工事でした。それを上回る難工事が、余部駅と
久谷駅間にある桃観トンネル(1992m)工事でした。
100年前の技術で、それはそれは大変な工事でした。
4年間の厳しい工事の間に、27名の尊い犠牲者を出してしまい
ます。明治45年山陰線の全線開通とともに、工事の犠牲者を
供養する「招魂碑」が地元・久谷の久谷八幡神社に建てられま
した。
明治期の供養碑としては珍しい、朝鮮人工事犠牲者の名前も記
され供養されている碑です。
また、この神社で奉納されるざんざか踊りは、「久谷のざんざ
か踊り」として、県の無形民俗文化財に指定されている有名な
ものです。
ちなみに、
(a)宇都野(うつの)神社(新温泉町浜坂)は、「鮑(あわ
び)之霊水」の伝説で有名な神社、(c)為世永(いよなが)
神社(新温泉町諸寄)は、北前船の風待ち港の諸寄港を見下ろ
す高台にあり、全国の船主から寄進された玉垣が残っています。
また、航海の安全を祈願して奉納された多くの船絵馬は、同じ
諸寄にある八坂神社に保管されています。
(d)郡主(ぐんしゅ)神社は、新温泉町ではありません。香
美町村岡区にある神社です。
『ふたかわめ』
但馬弁の「ふたかわめ」は、「二重瞼(ふたえまぶた)」のこ
とです。
「ミオちゃん。ミオちゃんはまぶたが一重(ひとえ)だね。ふた
かわめでなかったね。ふたかわめだったらよかったかな。
アメリカのお人形さんみたいに、ふたかわめがよかったな。日本
人形のように可愛いミオちゃんは、一重まぶたで良かったね」な
んて言う時に使います。